聖書と皇室のティラピア

日曜日ですね。マニラ首都圏防疫レベルMECQへの差し戻しがなければ、営業できていたかもしれないアニラオには行かずに、マニラデー。

マカティ人の日曜日といえば、レガスピサンデーマーケット。毎週ほぼ同じラインナップなのですが、一応散歩を兼ねて見に行くのが習慣になっています。が、本日は雨。

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先週買って美味しかったタイ式まんじゅうのカノムピア。あったら買おうと思っていってみると、ありました。塩卵が入っていて、美味しいです。

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聞くと、餡からすべて手作りで、レシピはタイに住んでいるおばあちゃんから聞いたものだそう。このサンデーマーケットに出店しているChang Thaiさん、本場タイの味で、美味しいです。

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少し立ち話をして仲良くなりました。店頭に立っているお兄さんの名前はパオロ。聖書に出てくる、由緒正しいお名前ですね。日本語もちょっと喋ります。

聖書ものといえば、仏教もキリスト教知識もわりとあると自負している私のツボに入る『聖☆お兄さん』、12巻に出てきたペテロがガリラヤ湖で釣り上げて、口の中に発見した銀貨で税金を支払ったという魚が、フィリピンでもおなじみのティラピアらしいという説をみつけて、調べることに。

講談社『聖☆お兄さん』12巻より。

講談社『聖☆お兄さん』12巻より。

結果、近似種ではあるものの、フィリピンで流通しているナイルティラピアではないらしいことがわかりましたが、タイでプラーニンという、昭仁上皇に由来(諸説あり)する名前で呼ばれていることが分かったりと、ティラピア好感度がアップした日曜日でした。

ティラピアに関する追加情報は、拙著『フィリピンの魚介 市場で迷わない80種の魚介ナビと代表レシピ』に加筆して第3版としてアップしました。

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「フィリピンでロナルドや大沢はこういう魚介を食べているのかー」と気になる方、お手にとっていただけますと幸いです。

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