マニラ買い出しとガンダム元ネタ「宇宙の戦士」

例によっていつものマニラ買い出しの日。朝4時半にアニラオを出発して、マニラへ向Go。運転はマービンがしてくれているので、楽できています。

チームプレイで効率よく!

今回の買い出しは、役割分担。マリエルたちはカルティマール市場で生鮮食品の調達、私はランドマークで乾物やハウスキーピングの買い物を担当。

ランドマークで合流後は、マリエルに私が選んだものが正しいかをチェックしてもらい、車に乗せる直前に買いたい冷凍ものを購入。マービンとは一緒に防水ペイントなどの資材を購入する、という流れ。

あ、私が選んだアイテムのダメ出し聞いてなかった。大丈夫だったのかな?

移動中のお供はロバート・A・ハインライン

行き帰りの車内では、マービンが運転してくれていたので、私はずっと前から気になっていたSF小説『宇宙の戦士(Starship Troopers)』を読了。というか、聴了。

最近目が悪くなっているので、揺れる車内で活字を簡単に追えず、ちょっとずつ読み進めてきた、最後のパートは読み上げで終えることに。

この作品は、あの『機動戦士ガンダム』の元ネタの一つにもなっているものとして有名。作中では「パワードスーツ」ですが、読み替えての「モビルスーツ」。サイズも全然違いますが、ファーストガンダム監督の富野由悠季さんが影響を受けたことは、業界では有名らしい。

1960年代と私が生まれる前に書かれたSF古典。今回読んだのは新訳版だったので、古臭さは全く感じられませんでした。

戦闘だけじゃない、“民主主義”SF

最初はただの戦闘SFかと思っていたのですが、後半は政治哲学的なテーマが色濃くなり、「民主主義とは何か?」という問いに触れる展開に。

SFというと、科学技術の空想が第一義に思いますが、現代の私たちが知る民主主義とは一線を画す価値観が空想として描かれていて、政治もSFできるんだと、新鮮な感じでした。

刺激の少ない60年前には、更に強い刺激を、当時の「変わった」読者に与えていたんでしょうね。

そして最後にびっくりが、主人公がまさかのフィリピンエリア出身。

苗字が「リコ」だったので、てっきりメキシコ系かと思っていたら、まさかのフィリピン人設定。

20年以上住んでいるフィリピンが、こうやって私が生まれる前に書かれたSFに登場するのは、なんだか不思議な感じです。フィリピン=SFが繋がらないからなのかもしれませんね。

そう言えば、いつぞやの「閃光のハサウェイ」(原作は前出の富野由悠季さん)の映画でも、地球の降下先がフィリピンで、宇宙世紀105年のジョリビーが作画されていたところを見ると、昔からSFにフィリピンは絡んでいたのでしょうかね?というか、ハインラインのこの作品を富野氏が見て、ガンダムのスピンオフの舞台としてフィリピンを選んだのかもしれません。

あと、青年の成長物語でもあります。なんだか甘酸っぱさ(といっても、恋愛なし)。青年が大人になる、父と肩を並べるようになる物語でもあります。

SFをもっといくか?

ちなみに、ガンダムのもう一つの元ネタと言われている『月は無慈悲な夜の女王』もハインライン作品。こちらも気になっているし、爆笑問題・太田さんの事務所名「タイタン」の元ネタになったカート・ヴォネガットの『タイタンの妖女』も、いつかは読んでみたい(絶版かと思ったら、Kindle版がありました。飲んだ勢いでポチってしまいそう)。

最近話題のX(旧ツイッター)のAI「Grok(グロック)」の名前の由来も、実はSF小説『異星の客(Stranger in a Strange Land)』の造語だそう(こちらがKindle版がなしでした。英語版が160円くらいだったので、これはダウンロード済。AIに翻訳させて、いつか読みます)。イーロン・マスクや、アメリカのテック企業のトップは、大抵は元「(SF)オタク」。若かりし頃に読んだSFを現実にしようとしている人たちです。

今後の世の中を読んでいく上でSFは実は大事っぽいけど、それ以前に、知的好奇心として、先人がいろいろ考えた、哲学とは違う路線の人間の夢、もっと知っていっていいのかもと思いました。

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