日本滞在も残すところあと2日。いよいよカウントダウンに入りました。つーか、普通カウントダウンは3日前からか。
昨日は箱根、美術館、埼玉への長距離のあと会食と、詰め気味だったので、朝はのんびり目のスタート。連日運転で溜まっていたPC仕事優先の午前でした。
渋谷での用事と、懐かしの町中華「ちょろり」へ
スロースタートで向かったのは渋谷区役所。ちょっとした書類ゲット。
そのあとはすぐ隣の奥さんが小学校時代に住んでいた恵比寿へ。町中華「香湯ラーメンちょろり」で遅ランチ。ここに来ると、ついついラーメンの前におつまみで一杯、という流れになるのはいつものこと。

おつまみ3点セット:コブクロ・餃子・もやし
ちょろりでの定番のおつまみといえば、コブクロ。コリコリとした食感が楽しく、フィリピンではまず食べられない一品。ものすごく美味しいかというと…まぁ、むしろ条件反射での注文。餃子と合わせて、まずはビール、もちろんエビスビールを買収したサッポロです。冷え冷えでうまし。



もう一つの定番つまみが、シャキシャキのもやし。これがまたいい。フィリピンで売っているもやしは貧弱で固くて、苦いので、こういう瑞々しいもやしは日本の誇りでしょう。
甘じょっぱい醤油系のタレは、小袋ともやしで共通。さらに、ワンタンスープを注文。ワンタン麺もあるのだけれど、ワンタン単品がミソ。いきなりお腹いっぱいになることはないです。もやしがかぶってるけど、気にしないです。このツルリン感、餃子よりワンタンのほうが実は好みかも。
短縮営業と高齢化の現実
前回来たときも目に留まっていましたが「ちょろり」は短縮営業中とのこと。理由は人手不足。見ると、お年寄りの方ばかりで運営していて、まるで家族経営のような雰囲気。

これはこの前行った上尾のラーメン屋でも同様で、営業時間を短くしても客足は途切れず、人気店はそれでもやっていけるのでしょう。
現状維持かプチ縮小で続けられる人気店は良いけれど、そうでない普通の店はただ単純に人手不足と高賃金化でジリジリと追い詰められていくのかもしれません。なかなかに商売をしていくのは、チャレンジの連続ですね。
ちょろりーん。鼻からもろこしー〽
そして今回、前回まで未食だった味噌ラーメンを注文。塩、醤油ときて、味噌ラーメンも美味しいです。ただ、味噌ラーメンと言えばコーンのトッピング。麺をすすった時にコーンのひと粒が上咽頭に入ってしまい、鼻から「ふんっ」と出てくるというハプニング。きれいなひと粒でした。噛んでないってことか。

奥さんからは「信じられない」と長めに説教されましたが…コーンが鼻から出た経験、味噌ラーメンイーターなら一度はありますよね?
東京国立博物館で「新ジャポニズム」
午後は上野の東京国立博物館へ。現在「イマーシブシアター 新ジャポニズム ~縄文から浮世絵 そしてアニメへ~」という展示が開催中とのことで行ってみました。縄文から浮世絵、アニメまで、日本文化の変遷をテーマにした映像展示だそうです。
ちなみに、国立博物館というと「シロナガスクジラのモニュメント」や「南極物語ジロのはく製」を思い出しますが、あれは「国立科学博物館」の方。今回訪れたのは東京国立博物館。通称トーハク。美術・工芸メインの施設でした。もしかしたら初めて入ったかもしれません。




展示は約20分のループ映像で、前後左右四面モニターを使った構成。映像は見応えがありましたが、字幕の位置が不親切(日本語は右端、英語は左端)で、しかもモニターが4方向に分かれて別々の映像を映しているため、すごく見づらい…。観客の9割が外国人というインバウンド向け展示としては、ちょっとおもてなしが足りないぞ、ジャパン。
日本文化の本質と、二王像への共感
印象に残ったのは、日本文化の特徴として紹介されていた「アニミズム」「余白」「繊細さ」などの概念。
選挙で「日本人ファースト」とか、当然のことをわざわざ訴えていたりするなかで、ところで「日本人」とか「日本」って何なのと考えるときの、一つの要素をもらった感じでした。
他の常設展示も、やや早足で見て回りました。やっぱり仁王像。「阿(あ)」、と「吽(うん)」。


しかし、このポーズ、誰が考えたんでしょうね。今見ると結構斬新でカッコいい。個人的にはちょっと切羽詰まったときに、このポーズで一回心を落ち着けるのもアリかもしれません。選ぶなら「吽(うん)」のほうですかね。
国宝「正宗」と、縄文の本物たち
展示ではあの「正宗(まさむね)」の刀も拝見。ファイナルファンタジーでお世話になったあれですね。そして、縄文の火焔型土器や遮光器土偶。まさか本物をここで見られるとは。



リゾートに置いてあるミニチュアのレプリカとそっくりで、ちょっと嬉しくなりました。
でもまあ、本物の土器をを家において使うにはちょっと扱いに困るアンチ収納デザイン。
現代の日本人の中にどれくらい縄文人の血が流れているかはよくわかりませんが、文字はないものの、1万年も平和に栄えた文明をルーツに持つというのは、日本人として大切にしておきたいところかもしれません。
入曽といって侮るなかれ小さなイタリア
トーハク後、所沢で奥さんと合流。リゾートスタッフのユニフォームなど物色して、夜に訪ねたいとずっと思っていた地元入曽のイタリアンへ向かいました。
行けそうで行けなかった「ろくすけ」へ
目的地は、入曽駅から徒歩7分ほど、昭和の昔は最も日本で一番汚れた河川だといわれていたらしい、不老川の横に佇むイタリアンレストラン「ろくすけ」。以前ランチで訪れたことがあり、そのときに食べたパスタがとても美味しかったんですが、ピザは「夜のみ提供」ということで先送りになっていたやつです。今回はようやく、念願の“夜ロクスケ”を食い尽くすぞ。
ピザ、想像以上
他の家族はコース料理を頼んでいましたが、私たちは“ピザ中心”で攻めることに。だって昼食べられないんですもの。まずは前菜を2品オーダー。


ともに魚介。メニューには「キス」と書かれていて、フィリピンでは「アスホース」という名で売られている魚なので、調理の参考になるかも…と思って頼んだのですが、嬉しい誤算でキスが未入荷。代わりに出てきたのが稚鮎でした。鮎、フィリピンで食べられないやつじゃないですかー。
そして、いよいよピザ。中年二人なので、前菜二皿食べたら、ピザは1枚を二人で仲良く分けるのでちょうどよいよね、と言っていた前言即撤回。


1枚目を食べ終えると、あまりの美味しさに即座にもう1枚追加注文。クラストは薄く、具材はジューシー。まるで「飲めるピザ」。
日本のトマトは甘すぎてピザには向かないのでは…と若干の不安もあったのですが、これが大正解。地元・所沢で採れたであろうフレッシュなトマトが、チーズやオイルと絶妙に調和していて、甘さと酸味のバランスが抜群でした。
もう幸せでした。美味しいって幸せです。シェフの父親と母親らしき老夫婦がホールで働いていました。
シェフは職人気質っぽいので、両親が支えている感じ。二人が引退した後の運営がちょっと心配になる、でも味は確かの入曽のイタリアン。家から歩くと駅の向こうなので徒歩17分くらい。また来ます。

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