面白くなってきやがった

日本活動日。84歳のお父さんの健康が心配なので、お墓参りと日程の決まっていた姉との面会も終わって一段落したので、今日は朝一番で転入届を出して保険証を申請する日と決めていました。今日も頑張ってもらいますレンタカー。トヨタのハイブリッドアクア、いい車です。散々お世話になっています。とくにカーナビ。なかったら、どこにもいけません。

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と、支度をしているうちに、お父さんの容態急変。これまで見たことのない喘息のような呼吸音で息が苦しそうに。結果、予定を変更して、最寄りの病院へまずは行くことに。診てもらいながら、並行して保険の手続きをすることに。

相模原赤十字病院に到着。電話で事前えた案内のとおりに入口横のナースさんに話しかけると、海外から入ってきた人にはコロナ陰性であることが求められるということで、地下のコロナ検査ブースへ車で移動。30分ほどで陰性結果が出て、建物に入ることができるようになって、受付しました。

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病院だから当然なのかもしれませんが、ものすごいお年寄りの数。スタッフを除いて目に入る人間の9割が60歳以上いや、70歳以上でしょうか。高齢者の高密度にびっくり。

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お医者に診てもらって、血液検査と胸部レントゲン。と後に胸部CTスキャン追加。優しい看護師さんに血を抜かれて、嬉しそうにしています。フィリピンも日本も看護師さんが優しいのは共通ですが、日本の看護師さんのほうが「ごめんねー、痛いねー」など、より下手に寄り添ってくれている感じです。今日見つけた日本の良いところ、日本の看護師さんはおもてなしの心も持った天使。

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コロナ検査を待つ際の看護師さんの指示と、駐車場担当のおじさんの指示が克ちあったときも、臨機応変に指示を出してくれる、各セクションの分業と現場での判断の的確さが維持されていることも、日本の良いところの一つです。医師と、検査技師、無保険状態で対応している旨が周知されている事務方の連携、医療ソーシャルワーカーの関わりなども、同じく部署ごとに別れつつも、患者とその家族の便宜のためにうまく回っているなと思いました。

鏡の向こうに3人揃ったので、家族の肖像。

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かなり腎臓が悪いことがわかって、腎臓内科で精密検査を受けるように紹介状を書いてもらいました。人工透析の可能性まで示唆。透析となった場合は本人はフィリピンには戻れないので、お父さんにとっても大沢家にとっても、人生の大きな転機になる可能性があります。確実に数カ月後に死ぬとわかってフィリピンで無透析暮らしをする選択肢は、日本の医療現場からは選択肢としてはなかなか出てこないです。もちろん、家族で相談の上の決断でしたら、尊重はしてくれる日本の社会ではあるのでしょうけれど。

透析となるにせよ、今後医療行為を受けるにせよ、とにかく保険がないと話にならないので、本来は今日の朝から手続きするはずだった転入届けと国民健康保険申請に。その間、日赤さんの方はとりあえず1万円だけデポジットして、保険が出たら(健康保険証の受け取りには日数がかかるけれど、申請中であるという証明書が保険として使えるという説明を親切にしてくれました)、精算をするという指示でした。

日赤の医療ソーシャルワーカーさん、イケメンの男性でいろいろと親切に教えて下さいました。お父さんの代わりに私が申請するので、委任状も1通くれたり。

市のあちこちに、総合事務所なる役場とその分署があって、病院から車で2分のところにある津久井まちづくりセンターへ。親切に色々教えてくれましたが、ここでまさかの戸籍謄本と附票が必要なことが発覚。日赤にいた奥さんにもあとからソーシャルワーカーよりそれが必要になるはずと後出し情報が得られました。

ということで、お父さんを親戚宅に預けたあと、渋谷区役所へ行くことに。駅まで車→電車→徒歩で区役所の選択をとらずに、車で直行。約50キロ。渋滞が懸念されましたが、特にあわずに約1時間で渋谷到着。朝から曇りでしたが、東京の午後の空は青かったです。

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無事戸籍ゲット。実子である奥さんがいかない場合は、面倒な委任状があれば私でも申請可。

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急ぎ戻りましたが、相模原の役場着時間が17時5から10分前で、住民課のあと、保健課で後期高齢者医療保険証の手続きと2段階必要なので、2つは今日中には終わらずにまた明日登庁することを考えて、役場には無理して寄らずに、親戚宅へ。あ、役場にはよらなかったですが、酎ハイはしっかり買いました。

一日やることが詰まっていたり、今後の生活に不確定な要素が現れたり、無事故で都内を走行したりと(今日こそワイパーマン卒業

(*^_^*))、ストレスを感じやすい一日でしたが、そんなときに思い出すようにしているのが、どこかで聞いた、ルパン三世の次元大介のセリフ「面白くなってきやがった」を思い出すと良いという意見。重要な問題を茶化すわけではないのですが、ポジティブに捉えられる、一つのマジカルワードです。

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ルパン三世の中でしばしば使われているというのですが、やっぱり有名なのは、宮崎駿監督の『ルパン三世カリオストロの城』のこのワンシーンですよね。「まくるぞー」。ついでなので、作画が最高だとされている、オープニング10分を含む尺でどうぞ。

目の前にあるできることをやっていただけなのですが、親戚のおじさんもおばさんも、ねぎらいの言葉をくださって、ビールまでくれました。ちょっと疲れても、ビールや焼酎飲めばたいていまた頑張れます。

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という、日本でのドタバタ珍道中につき、アニラオヴィラマグダレナは現在お休みを頂いております。次回営業は、11月5日の土曜日からを予定しています。しかし、お父さんの容態、どうなりますかね。。。

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