月曜日の役所は混んでいるだろうから避けようということで、本日火曜日、ケソンシティにある陸運局(LTO)の本部へ。外国人の自動車免許希望者は、各市にある支部ではなくて、本部に行く必要があります。
11月3日のブログで紹介した、免許交付までの流れのその4)、筆記試験と実技試験を受けるためです。
先週A1自動車学校で実技修了証明書を交付してもらったときに、8時30分から申請可能なこと、予約などは必要なく、先着順に事が進むことを聞いていて、早めに家を出たものの、少し遅れて9時ごろLTOに到着でした。
敷地に入って右側、2つある黄色いテントの奥の方が前回入場証をIDと引き換えでもらったテント、手前のいつ行っても人が待っている大きめのテントが、免許申請者用のものでした。
・Student Permit(仮免)
・自動車教習所のコース修了認定証
・Health certificate(前回仮免申請のときに取得した、2枚のうち最後の1枚。2ヶ月有効だったのでそのまま使えました)
の3点を提出すると、申請書と黄色い得点票がホチキスで添付されて、日時を指示されます。本日午後1時15分にまた来なさいと。4時間野外で待つのは辛いので、片道40〜50分かかろうとも、一旦マカティの家に帰ることに。想定して電子書籍を持ってきていたので、希望通りの読書デーにもなりました。
ちなみに、仮免申請時に問題になった、
い)パスポートのコピー(顔写真のメージ、1年以上有効期限の残されたVISAのページ、最終入国日のスタンプの押されたページの3ページのコピー)
う)ACRカード(もしくは、RSSVカード)のコピー
お)パスポートとACR(もしくはRSSV)カードの現物
の書類は、今回は提示を求められませんでした。
12時50分に再びLTO到着。1時15分にならないと奥に入れてもらえないということで、正面ゲート横のベンチで読書。1時10分に入れてもらいました。
突き当りが免許センターなのですが、道中横には軽食店が並んでいます。待ち時間が長いことを示唆していますね。
パブリックアシスタンスのブースで、書類一揃いを提出。引換証も何もくれずに、奥まで進むようにの指示に、前に並んでいたフィリピン人女性も不安顔。提出した書類が役所内で紛失する可能性、フィリピンでは大いに「あり」なんですよね。
奥の建物が各種窓口と待合所。最初は入り切らなかったので、外のテントで待つようにガードに言われました。見ていると少しずつ中の人は減っていっているようですが、入るなととの指示はしても、入って良いという指示はしない(実際にはしていることがあとになってわかりましたが、タイミング遅すぎ)ガードなので、空いた席にとりあえず滑り込み。室内は一応エアコンが効いています。
この後は、ひたすら待ち。割れたスピーカーから名前が呼ばれるのに耳を澄ませていなければならないのが、集中力持久テストのようで、気疲れします。聞き逃して窓口に出頭しなかった場合の救済措置に期待が持てないので、本を読みながらも、音には注意し続け。
それぞれかなり待たされるのですが、最初に窓口2〜3で、申請書類で確認すべきところの質問(試験とオートマでうけるのか、マニュアルでうけるのかなど)。
窓口7で申請料100ペソの支払い。
窓口8で指紋と、顔写真とサインの確認。仮免申請時に撮影したものがデータベースに保存されているのを確認。差し替えがしたければ、その場で撮影。前回悪人顔だったので、再撮影のチャンスがあってよかったです。タブレットになれなくて曲がったサインもここで修正。
その後クラスルームAに呼ばれて、筆記テスト。パソコンを使った3択です。全60問のたしか8割以上で合格だったと思うので、48問以上の正解が必要。私の待合席から何故かモニターが見える席で挑戦していたお兄さん、落ちました。47問正解だったので、1問足らずで、流石に頭を抱えていましたね。
こういうとき、奥さんは「あんたそれ見て(バカにして)笑っていたでしょう」というのですが、案外「明日は我が身」的思考をする自分ですので、見下すよりは、自分の将来を心配しているものなのです。
その前の挑戦者が落ちた呪いの端末が割り当てられて、更に不安に。説明がなかったのですが、申請料の領収書に記載されているID番号を入力してログイン。制限時間は60分。途中3回も「受講生が見当たらないのでログアウトします」とメッセージが出てログイン画面に戻るも、もう一度ログインすれば途中再開できたので、賽の河原状態にはならずにすみました。
54問目まで答えた後の3度めの強制ログアウト後の再ログインでは、システムが一時ハングして精神的に殺されかけましたが、Backボタンで戻れたのでなんとか再ログイン。
53問正解で、孤立無援の呪いのPCとの格闘に勝利。
この段階で午後4時30分。実技試験は今日は受けられないということで、明日に持ち越しです。LTO本部より更に車で40分ほど北にある、A1自動車学校のケソン支店で明日朝続きをすることに。日中だったらマカティから1時間30分は見ておかないといけない場所ですね。
自動車学校での模擬試験中から気になっていた、坂道で駐車するときに前輪はどの位置にすべきか問題。日本で講習を受けたときには話題になっていなかった(マニュアル・トランスミッションをファーストかローに入れておく議論はありましたが)気がするもので、なんでこんなにしつこく教官が何度も取り上げるのかと思っていましたが、60問中3問も出てきました。上り、下り、路肩のある歩道(curb)有り、無しの4条件でそれぞれどうするかの質問、昨日一応復習しておいてよかったです。
とりあえず学科は通ったので、半分お祝いということで、奥さんと一緒に寿司つむらさんへ。
一日の気疲れを美味しい寿司で溶かしきりました。
あ、ちなみに車内移動時間で本日読了したのは、中山七里『魔女は甦る』でした。Kindle Unlimitedに並んでいて、映画化もされた『護られなかった者たちへ』も良かったのでチョイス。ハッピーでない終わり方と、犯人獣のパニック映画っぽいシーンは日常とはかけ離れているので、それはそれでイマジネーション掻き立てられるというか、異世界の有り様を見せてくれたということで、良かったみたいです。
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