憲兵隊のハコザキさん

お父さんをつれて、歯医者へ再び。午前中なので、94歳の大先生いました。

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担当医を待っている間、切り出される昔話。ラグナのサンパブロで初代のグレゴリオ・リブロホ父さんが1914年から歯科医を開業していた折、1917年にドイツ製のピアノを購入して、一族全員弾けるなかで、末っ子のお嬢さんが一番クラシックに親しんでいたんだと。

日本の占領下の時代、その妹が家のピアノでショパンのノクターン8番を弾いていたときの音色に惹かれて訪ねてきたのが、後に親しくなった憲兵隊カーネル(大佐?)のハコザキ氏。マサチューセッツ工科大学出身で英語が堪能なイケメンだったそうです。

日本軍が撤退する時、戦場になる前にハコザキ氏が訪ねてきて、商売道具の歯科医道具とピアノをサンパブロ教会の隠し部屋に運んで隠したそうで。後焼け野原にのこった教会の隠し部屋を見てみると、隠した家財道具は一式そのまま無傷で残されていたそうです。

今年で100年になる件のピアノ、今も大先生の家にあって弾かれているそうです。

「あー、Facebookの端末今日持ってきてたら、写真見せてやったのに」と94歳の大先生。Facebookやってるのね。

ノクターンを弾いていた下の妹さんは3年前になくなったそう。お兄さんも98歳でなくなるなど、フィリピンの中ではかなり長寿の家系ですな。

大先生、日本に行ったときに、国会図書館で憲兵隊のハコザキさんの所在を捜したのだけれど行き当たらなかったそうです。デジタル化の進む今、インターネットで検索できるかと思って、少し試してみましたが、そんなに甘くなかったです。時間をかければ見つけることができるのかなぁ。

リゾートの食事改善に役立つかもと思って行ってみた、Romulo Cafe 。奥さんが前から気になっていたフィリピン料理レストランです。

フィリピンの政治で活躍した、Calrlos Romuloさんの一族が経営しているレストラン。おしゃれな店内に。

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どの料理も美味しいです。日本から旅行できたりしたフィリピン料理はじめての人に特にオススメ。

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山菜のパコサラダ。

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値段もそれほど高くない。マニラで和食食べるより安く抑えられます。

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違いがわかりにくいカレカレですが、コクがしっかりしてて美味しかったです。

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この記事を書いた人
オオサワヨシオ

人権関係の出版社編集部勤務、NPO事務局長としてワークキャンプ企画運営などを経て、フィリピン在住21年。国際社会開発学修士。

ダイビング宿のヴィラマグダレナを奥さんと一緒に運営すること11年目。PADIMSDTインストラクター。ほぼ毎日書いているダイビングとフィリピン生活のブログは21年目に突入。

モータクモー名義で、フィリピンの生活に役立つ電子書籍を出版中。

アニラオでのサンゴの産卵のタイミングを突き止め、今はカクレクマノミの自然環境でのハッチアウトのタイミングを調査中。

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