今日のクリスマスっぽい写真は、クリスマスツツリーの上に飾られたり、フィリピンのクリスマスデコレーションのパロルとして表現される、星です。
海の中の星といえば、スターフィッシュのヒトデさんです。ヒトデは魚にはずいぶん遠いですが、スターフィッシュ。
なぜクリスマスには星がよく出てくるのかというと、聖書の記述にイエスが生まれたときに星がその位置をさしたというのがあるからです。
こんなふうに。
さて、イエスがヘロデ王の時代にユダヤのベツレヘムで生まれた時、見よ、東方からの賢者たちがエルサレムに来て、こう言った。
「ユダヤ人の王としてお生まれになった方はどこにおられますか。わたしたちは東方でその方の星を見たので、その方を拝むために来たのです」。
それを聞いてヘロデ王は動揺し、彼と共に全エルサレムも動揺した。
彼は祭司長たちと民の律法学者たちとをすべて集め寄せ、キリストがどこで生まれることになっているのかを彼らに尋ねた。
彼らは彼に言った、「ユダヤのベツレヘムです。預言者を通してこのように書かれているからです。『ユダの地のベツレヘムよ、あなたは決してユダの君主たちの間で最も小さいものではない。あなたから一人の統治者が出て、わたしの民イスラエルを牧するからだ』」。
そこで、ヘロデは賢者たちをひそかに呼んで、星が現れた時期を詳しく聞き出した。
彼らをベツレヘムに遣わして言った、「行って、その幼子のことを念入りに調べよ。見つけたら、私に報告せよ。私も行って拝むためだ」。
王の言葉を聞いてから、彼らは出かけて行った。すると見よ、東方で見た星が彼らの先を行き、ついの幼子のいる場所の上にやって来て、止まった。
その星を見て、彼らは非常に大きな喜びを持って喜んだ。
家の中に入ると、その母マリアと共にいる幼子を見、ひれ伏して彼を拝んだ。自分たちの宝箱を開いて、金と乳香と没薬(もつやく)を贈り物としてささげた。
夢でヘロデのもとに戻らないよう告げられたので、別の道を通って自分たちの国へ帰って行った。 マタイによる福音書2章より
このあと元王のヘロデは、自分の地位を脅かすかもしれないイエスを殺すために、ベツレヘムとその周辺の2歳以下の子どもを皆殺しにしますが、マリアと夫のヨセフはイエスをつれてエジプトに逃げていたので、難を逃れたとストーリーは続きます。
星はこんなふうに聖書に登場し、以後、キリストの誕生を祝うクリスマスに必須のアイテムの一つとなっていったんですね。
そういえば、アニラオのポイントの一つにベツレヘムってありますね。これから水温が下がってウミウシが増えるので、行くチャンスが増える場所です。
写真提供○すさん。ありがとうございました。
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