AIの桜予測が当たったみたい?
4月1日、日本2日目です。気の利いた嘘を考えるまもなく、朝スタート。実家ご飯は、ヘルシーです。


日本人はキノコをよく食べます。えのきなんて、おサイフに優しいキノコの筆頭ですが、フィリピンでいうゴールデンマッシュルーム、あちらでは、日本の価格の5倍はします。いや、もっとか?
今回の日本行きのスケジュール、半年前から桜の開花時期を狙って組んでいたんです。フィリピンに住んでいて、春の桜の咲く時期に日本にいることはなかなかありません。去年は紅葉の時期に女子3人。今年は、桜の時期にキッチンスタッフの2人と決めていたのですが、マイエンがやめてしまったので、ジェラルディンとピンチヒッターのラッキーガール、クラリッサの2人での訪日となりました。
京都に住んでいる人でも、桜のベストはわからないということでしたが、今の桜の状況は結構良さげです。あ、ちなみに、この日程に決めたのは、AIに聞いて決めました。あのときは、確かPerplexityだったかな。AIとはいっても、ネットにあるいろいろな予測を拾ってきてくれる検索重視のAIだったからか、たまたまラッキーだったか、AI予測が当たった形です。
新幹線に乗るのは品川から。埼玉の家の周りでも桜が咲いていて、「ああ、日本の春だな」とじんわり染みます。久々に見ようと思って見る桜は、記憶よりずっと淡くて、やわらかい色をしていました。


長距離電車といえば駅弁。スタッフたちもそれぞれ好きなものを選んでいました。私はのり弁屋さんの、海苔の上にサバが乗ったもの。青魚を選んでしまうあたり、まだまだ腸活は諦めていませんよ、ということで。日本の駅弁って本当に素晴らしくて、和洋中、健康志向から地元グルメまで、好みや体調に合わせて選べる幅の広さは世界に誇れる文化だと思います。



女子二人にも駅弁文化を楽しんでもらいたかったのですが、驚きの小さなサラダをパクついていました。日本の美味しいもので、中途半端なダイエット意識は旅の間くらいは粉砕してやりたいと密かに思っています。
約2時間で京都着。のぞみは本当に早い。さらに早めようとリニア新幹線に取り掛かっていますが、そんなに急がなくていいんじゃないでしょうかね? 車内でろくに仕事もできません。

インバウンドらしく、清水寺へ
四条大宮のホテルにチェックイン後、荷物を置いたら即行動。向かったのは清水寺。
「インバウンドといえば清水寺」という観光の定番。あえて避けるという選択肢もあるのでしょうが、今回は逆に「インバウンドらしく行ってみよう」と決めていました。だって、私たちインバウンド。インバウンドはインバウンドらしい場所に行ってみてもいいですよね?



あいにくの曇り空でしたが、他の外国人観光客に混じって清水の舞台へ。江戸時代には清水の舞台から願掛けで本当に飛び降りる人もいたらしい。234人が試みて死亡率は15%ほど――つまり85%は生き延びたとか。13メートルの高さ、なかなか度胸がいりますね。

人間が一番怖いと感じる高さは11から15メートルらしいので、清水の舞台の13メートルはまさにドンピシャ。命がけの願掛けにはピッタリの高さですね。設計した人というか、言い出しっぺのセンスが光ります。

清水寺のあとは二寧坂、三年坂をぶらり散歩。外国人旅行者として割り切って、あれこれ買い食いをしながら坂を下りました。



最初は傘を差さなくていい程度の小雨でしたが、後半はしっかり降り出して、旅のお供の折りたたみ傘が活躍。前入りしてジェラルディンたちの分も買っておいてくれた奥さんの準備に感謝です。
高台寺の「竹の小道」:京都のしたたかな罠にはまる
夕食まで少し時間があったので、高台寺へ立ち寄りました。豊臣秀吉を弔うため、ねねが建てたお寺です。


嵐山の竹林は今回のルートに入れていなかったので、「高台寺の竹の道」の立て看板情報を目にして、ちょっと期待して訪れたのですが、この時期、竹を保護するために立ち入り禁止とのこと(これ、翌日京都検定1級持ちのドロンジョさんに聞きました)。「竹の道があります」という宣伝に引き寄せられて、まんまと一人800円支払って入場してしまったわけです。京都の商売上手と、それにすっかり乗せられているインバウンドの私たち(爆)。


ただ、境内に入ると、しだれ桜が美しかったです。べつにプロジェクションマッピングはなくても良かった感じですが、他の外国人はわざわざプロジェクションマッピング狙いで来ていたので、これはこれでお寺の思うツボ。でも、本当は歴史のこととかきちんと学んで、自己脳内プロジェクションマッピングで夜景を楽しんだほうが、より高尚な楽しみ方なんだと思うんですよね。
AIグラスが普及してきたら、そういうのも可能になるかも。
肉割烹で、京都の夜を締める
その日の昼に電話したら、その日の夜の予約が取れました。奥さんが以前からずっと行きたいと言っていた肉割烹のお店、その名は安参(やっさん)。





刺身、焼き物、煮物と肉祭り。どれも臭み一切なしの(そりゃ当然)異次元の肉。以前訪れた肉割烹かなえも素晴らしかったのですが、地元の常連客を引きつけてやまない、長く続く老舗のお店には、やはり別格の安定感があります。
若いウェイトレスさん、ウェイターさんの接客も、クラリッサが感心していました。曰く「ゲストが喜ぶ提案や質問をどんどんしている」と。
かなえさんのような新しいお店は、SNSや新しいマーケティングを駆使して、狙った層にアプローチするべきで、それはそれで正解だと思います。どちらが良い悪いではなく、それぞれがその立ち位置からその時の最適な方策を狙うのがマーケティング。両方行った自分としては、それぞれの良さと努力と、周りに集うお客さんたちが少しわかりました。
京都にはインバウンド向けのただ高いだけのお店も存在しますが、この安参のように、地元の人が通う良い店を見極める目が少しずつ育ってきた気がします。何度か来た甲斐があるというものです。
今日を振り返って
桜の開花に合わせてAIに相談して組んだスケジュールがズバリ当たり、京都の桜と清水寺、しだれ桜、そして思いの外の憧れだった肉割烹を一日で満喫できました。曇りと雨でも、それはそれで京都らしい趣がありました。
当日の電話で夜の予約が取れた肉割烹のお店に感謝。旅のタイミングと運が重なった、ありがたい一夜でした。奥さんの「行きたい」という長年の希望を叶えられたことも、小さな幸せです。
京都の老舗グルメは、基本予約が必要です。当日取れるのはラッキーすぎる。なる早の予約が基本です。その一方で、ワンチャンスを狙う当日予約を試みる図太さも忘れずに。
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