イチゴ狩るフィリピンスタッフ

スタッフ日本滞在8日目。レンタカーのハイエースをまだ返していないので、車でしか行けないところへ行こうプラン。

朝食後、日本人は長寿体操へ。スタッフはコインランドリーで洗濯。もう放っておいてもできるようになりました。

で、もう少しだと思うのが、日本に来ているフィリピン人スタッフの段取らせ力。

コインランドリー女子は、9時の回の体操に行けば奥さんの体操を体験させたいニーズにも合致できるし、自分たちのスケジュールを精査したわけではないけれど、過去3日分の洗濯を今しておいたほうが良い、みんなもやるみたいだから急いでやっておこうとした行動を選択したみたいで、実は洗濯後回しでもいいはずの忖度力なし(当然だが)のアウトプット。

去年から母や奥さんのホーム回である、8時の回の皆さんに声かけをして、「お願いします」といっていた「段取り」は、フィリピン人には意図して強く言いつつ、そのバックグラウンドまで説明して50%伝わるかな、くらいの文化差異だと思います。

「これを学んで欲しい」という仕掛けは、教育者や、そういう系のファシリテーター(本来自分得意なはずじゃね)の分野ですが、なかなかうまくいないものです。

で、昨日決まったいちご狩りへ。予約が必要とはいっても、前日からしかできない不思議システム。どうやら、小学校教員だった母の教え子の農園らしい。先生の親族風をふかす気は毛頭ないですけどね。

自分自身、いちご狩りって最後にいつ行ったのか覚えていないくらいのとっておきの非日常経験です。

日本のいちごの進化に驚愕したい中年一人、いざ出陣。ツヤツヤすぎですよ。なり具合が。

30分一本勝負。昭和なプロレスを彷彿とさせるシステムで、どれだけ甘酸っぱい青春の味を胃袋に落とし入れられるのか。

経験重視としたいところですが、食べた個数が気になるのは、コスパを頭の片隅で意識してしまう人の性。

鼻から出るほど食べるべしと厳命したスタッフですが、さすがにはみ出る前にオーダーストップ。

イチゴのツルってこんなに固かったっけか、とか、見た目でイチゴの甘さを見抜くスキルをインストールしてこなかったとか、思うところ多々ありの、中年にも結構楽しいイチゴ狩りでした。

昨日行けなかった、Costcoへ。フィリピンにはなくて、似たような会員制ホールセールのS&Rがありますが、こちらが元祖といった感じです。

回転寿司にどこかで連れて行きたいので、寿司大盛りプラッター(自分は食べたかったぞ)はここでは非選択。

日本産ではないけれど、フィリピンでは入手できないクオリティ・価格の韓国海苔は、スタッフのお土産用に。

肉が良さげだったので、夕食はここで買うことに決定。

スタッフのユニフォームでお世話になっているイオンにも。スタッフへの奥さんのオススメは、ここの100円お菓子。特に、チョコの入ったマシュマロはかなり美味しいらしくて、ぜひ試しておきたいものだったよう。

テレビをほぼ見ない私とは違う情報収集網を持つ奥さんが渇望した、タスマニアビーフカレー。タスマニアがビーフにかかるのか、カレーにかかるのか、一瞬わかりませんが、ライターからするとビーフにかかるのだと勝手に判断。タスマニアって、牛いたの? ぴょんぴょん跳ねるサルがいるかの島の牛。てみればわかる、ですね。

もこもこフィリピン人、レジ通過。圧倒的普通に日本語で喋りかけられていますが、なんとかなっているみたい。

ポイントカードなど、生活者であれば本来受けられる特典は、全部削ぎ落としての日本滞在ショッピングです。

フィリピンと日本のマクド(関東風でマック。フィリピンではマックド)の食べ比べもしてもらいたかったので、ここでマクドへ。

フィリピンではマクドで注文されるのは、ほとんど米と(骨付き)フライドチキンのセット。米のないマクド(フィリピン以外で、米付きメニューを提供している国がどれくらいあるのか、要調査ですな)を経験してもらいたかったのです。

基本マクドでバーガーを食べずにチキンと米の彼らなので、バンズの質だとか、パティの焼き加減なぞは純粋比較できないのですが、クルーの動きやゲストに対する声がけなどは、フィリピンのマクドはジョリビーでは期待できないものであることに気が付いたでしょうかね?

あ、あとフィリピンと日本のファストフードでの最大の違いは、食器の片付けですね。フィリピンでは、食べ終わったあとはテーブルにトレイは置きっぱなしにしていて、スタッフが片付けをする。日本ではお馴染みの、自分片付けです。

これは、この前行った立ち食い蕎麦屋でもそうですし、一部ラーメン屋でも同じですね。

公立学校に学校給食というシステムがあって、配膳も下げ膳も子どもの頃から経験している日本人には至極当然な習慣は、まさに日本っぽいものです。

イオンに引き続き、スタッフのユニフォームにも採用されているアイテムのある、ワークマンへ。いまだに、日本で売っている衣類>フィリピンの安い衣類のコスパです。このバランスが崩れるのはいつになるでしょうかね? というほど、日本の食品・衣類はコスパが良いです。

途上国・先進国という分類は随分前から意味をなさなくなってきてるように思いますが、旧先進国で最先端の高齢者国という、人類史上類を見ない実験場となっている日本には、今後の資本主義的人類の未来を考える上で、重要な事柄がたくさん詰まっているようです。

ジェラルディンやマイエンなど、旦那・子持ちは、ここで色々お土産買っていました。

Costco定番のカクテルシュリンプにしても、フィリピンアニラオ在住者には、遠い彼方の長物。日本にいるときくらいは味わっていってもらいたい品揃え家ディナー。

ジェラルディンなど、ホットプレートを持っているスタッフに見せたかったのは、こういう、子どもたちも参加できる、各自調理しながら食べる団らん方法。

「同じ釜の鍋をつつく」感覚は、大皿から取り分けて食べるフィリピン文化にすでに内包されているかも知れませんが、もしかしたら差異もあるかもしれないので、あとでどうだったか聞いておかねば。

和牛をつつきながら、振り返り第二段。流石に慣れてきたのか、前回ほどのコメントは出てこないですね。

  • あちこち本当に綺麗。
  • どの側溝にも、川にもゴミがほとんどない。
  • 本当に譲りあっている。車もそう、歩いている人もそう。
    敷衍して、これやっていたらフィリピンでは一生目的地に到着しないジョーク。

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