ゲージュツは頭をおかしくする

日本行動日。写真でうまく表現できませんでしたが、冷たい朝の霜がキラキラと美しいこと。

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先日BS日テレで紹介されていた、国立時代に学生だったハジメちゃんが今や学芸員になって企画に絡んだものっぽい、国立近代美術館の大竹伸朗展に行ってみることに。

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皇居の脇にあって、すっかり景色にたじろぐお上りさんになっていました。

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47年生きていて、初めてきました。国立近代美術館。こういうところに来ようと思ったのも、コロナ禍で観るようになった、You Tubeの「山田五郎大人の教養講座」のおかげです。

氏が美大生時代に休学して北海道の農場で1年間過ごした後に最初に作った作品やら、6歳の頃にコラージュしたものや、60歳を超える今に至るまでの膨大な作品に埋め尽くされた館内でした。

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普通に暮していると、仕事やお金や趣味や家族や家のローンや親の介護などが関心の中心部を占めるようになると思うのですが、芸術家と呼ばれる人は、そういう「普通の人」とは違う視点で世界を切り取ったり、収集したりする、だから意味があるのだと、改めて思いました。

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ある意味、「普通の人」から見たら「頭がおかしい」部類です。そんなものに意味を見出すの、そういう発想するの、といったベクトルの違う発想と視点。そういう変な視点を目撃することで、普段自分が汲々としている問題を相対化できる、それがアートの意味、なんですかね。

方向性の違い以外に、氏が「世界的」に評価されているもう一つの理由は、スクラップブックなど、これくらいはやるかもというジャンルでさえ、徹底的に、かつ長時間行っていること何じゃないかとも思いました。変人的な発想はできるようにならなくても、一つのことを、長くこだわって行うことは、いつか人に褒められるレベルにまで昇華できるものなんじゃないかと、凡人自分に取り入れることが唯一できそうな、今日見た要素でした。

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スクラップブックの中にいた、ウルトラマンA。ウルトラマンはウェットスーツの生地でできているといつか聞いたことがあって、それ依頼、昔のウルトラマンシリーズをみると、暑そうだなぁと、暑いときにはすぐにウェットスーツを脱いでしまうダイバーとして、実感のこもった共感を得るようになりました。

せっかく都内に出てくるので、前から狙っていたビャンビャン麺を狙う野望もあったのですが、時間が合わずに、遅めの昼食は、子どもの頃に環七で夜更けに食べて、翌日のディズニーランドを下痢で行く羽目になった土佐っ子ラーメン(池袋駅近くに移転済み)で。

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背脂系にしては、さっぱりしていると感じるのは、普段がかなり脂ギッシュということでしょうかね。後ろの席のオジサマ方は、ビールに、餃子と昼飲みモードになっていて、羨ましかったです。一人でラーメン屋で飲んだくれるわけにもいかないのと、午後6時過ぎに荷物がとどくというので、埼玉へ急ぎます。

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北のサンタクロースさんから、無事荷物を受け取れました。北海道の手作りイクラの醤油漬け、20年ぶりの日本での年越しに家族で美味しくいただかせていただきいます。ナメダンゴご夫妻、ありがとうございました。

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