男子旅の旅程には入りようがないフィリピン3人娘の美容室 in 東京

フィリピンスタッフ女子3人の日本旅、いよいよ最終日。今日のメインイベントは観光でもグルメでもなく、荷物を羽田空港近くへ移すこと。

帰りのスーツケースは、5人で合計9個。しかもギリギリまで買い物していた結果、空港まで荷物を送る手配が間に合わず、最終的に手で運ぶしかないという状況に。

タクシーでどうにかなる量ではありません。日本のタクシーはシートがきれいすぎて「汚しちゃいけない」空気があるうえ、埼玉の地方のタクシーだとトランクに運転手さんの私物が入っていたりして、荷物運搬に向いていないことは、往路で経験済み。

今回は母の車が午前中使えたのが本当に救いでした。軽自動車なので定員は4名。つまり「荷物」と「人」を分けて運ぶ必要があります。

作戦はこう。
・まず私+クラリッサで1往復目:荷物搬送 → そのままクラリッサは駅で荷物番+できればエレベーターで上まで荷物を上げておく。
・私は家に戻って2往復目:残りの荷物を取りに行く → このときは母と一緒に動いて、母が車を戻す。
・最後に母が残った3人を乗せて移動(母は結果1往復半)

母には余計な負担をかけてしまいましたが、むっちゃ助かりました。

ロッカーじゃない。今どきは「荷物預かりサービス」だった

今日はもう一つ、イベントがありました。女子たちのヘアカット。場所は恵比寿。奥さんの元地元で、最近懇意にしているタトゥーなイケメン美容師さんがいるところです。

予約に遅刻なマイマイは先にダッシュで美容室へ。私とマリエル、クラリッサは荷物を預けに。と、その前に恵比寿様の前でパチリ。

ただ、スーツケースをゴロゴロ転がして移動するのは現実的じゃない。ロッカーに預けようにも、空いているか分からない、サイズ的に全部入るか分からない、数が多すぎる。

そこで初めて知ったのが、ロッカーではなく「荷物預かりサービス」。検索で上に出てきたのが「Bounce(バウンス)」というサービスで、アメリカ企業。とりあえず使ってみることにしました。

仕組みはシンプルで、提携先の店舗(今回は恵比寿駅近くの美容室)の空きスペースを“預かり場所”にしているというもの。1個8時間で750円。現場に行ってみると、待合スペースの端に小さくBounceのタグがあって、荷物をまとめて置くスタイルでした。

今回は12個預けましたが、邪魔扱いされる感じもなく、むしろスムーズ。「ロッカー探してウロウロするより、1ヶ所にまとめて預けられる」これだけで旅のストレスが一気に減ります。

聞けば、始めたのは去年ぐらいからとのこと。営業が来て、始めたと。取り分は半々くらいらしい。インバウンドの人が結構利用しているみたいで、「Google翻訳で対応しています」と美容師さんがおっしゃっていました。

こういうアイディア勝負で世界に出ていくのって、若手のスタートアップなんでしょうね。って、調べてみたら、創業者のコーディ・キャンディ(Cody Candee)さん、Bounceの創業時28歳か30歳くらい。やっぱりだ。

お金儲けに興味はあまりないのですが、こういう、人助けのアイディアがたくさん出る人って尊敬します。

ランチはKFC。日本のKFCはちゃんと美味い

ランチはKFCになりました。奥さんが意外とKFC好きで、さらに「フィリピンのKFCとは味が違う」という持論があって、日本のちゃんと美味しいKFCを食べさせたい、という気持ちがあるのです。

実際何度も食べ比べている私も、フィリピンと日本のKFCのプロダクトの質が違うのには気づいています。

目をつぶって賞味に集中する頷きクラリッサもそろそろ見納め。

でも不思議なんですよね。フランチャイズならレシピは世界共通のはず。なのに、なぜこうも味が違うのか。

・フィリピンが言われた通りに作れていないのか
・日本が言われた通りに作らず、結果的に美味しくしちゃってるのか
・そもそもアメリカ本家を食べたことがないので、どれが“基準”なのか分からない

これはいつか答え合わせが必要かもしれません。確認するためだけにアメリカ本土にいつか行っちゃいますかね。ケンタッキー。

日本独自の季節メニュー(柚子胡椒っぽい限定ものなど)もあって、普段ファストフードをあまり食べない奥さんが、そういう“季節もの”に弱い習性をここでも発揮していました。

そして私は、11時、1時、2時にした3人の予約の間、KFCに居座ってブログ書きやPC仕事。連日移動と運転をしているとなかなか座って集中して作業ができなかったのを、少しだけリカバリー。

アニラオの「美容院」利用料は最低賃金の33%

髪を切った3人です。ちなみに、マリエルは私の母も切ったことがある、アニラオのマルガのビュティーパーラーで直前に切っていて、ガタガタの髪を直してもらいました。

アニラオのビューティーパーラーはヘアカット150ペソ。今日の美容室はヘアカットとトリートメントで5,500円。アニラオの最低賃金が450ペソ、東京のが9,224円だとすると、それぞれの美容院にかかる費用の比率は(片方はトリートメント込みだから厳密な比較にはなりませんが、)それぞれ最低賃金の33.3%と59.6%。

もし3人のうちの誰かが将来東京に住むことになったら、髪に対して最低賃金に対してこれくらいの支出はするのかもしれない、そんなシミュレーションになりましたかね?

穴守稲荷へ。インバウンド向けはたいてい無人ホテル?

2時を過ぎ、3時も回ってから、羽田空港近くの穴守稲荷駅へ移動。前回は蒲田駅周辺に泊まりましたが、蒲田から京急蒲田までが思いの外遠かったので、今回は「駅近」を優先しました。宿泊ホテルは、駅まで徒歩4分。

宿は無人チェックイン型。案内メールもフル英語で、外国人利用が多いのが分かります。

今回驚いたのは、深夜でもないのに入口ゲート自体が電子ロックだったこと。先日送られてきた英文のメールにパスコードが載っていたらしい。スルーしていたので、急ぎスマホでメール履歴を確認。

さらに、チェックイン後にもう一度オンラインで顔を見せて手続きを完了する方式で、多少手間取りつつも、なんとかクリア。

今回は2部屋。部屋ごとに同じ手続きを別のスマホで繰り返す必要があって、複数部屋予約のときはスマホが複数台ないと困ることになるのは、京都でのインバウンド向きの宿と共通だったので、今後気をつけておきたいポイントです。

ドンキと薬局。そして最後の夜は焼肉

最後の夜の前に、最後の買い物。ドンキホーテに行きたい、薬局にも寄りたい。ドンキは別に女子の希望ではなかったのですが、ジュジュンが業務用レモンサワーの原液を、いとこであるクラリッサに注文していたりしたからでした。

ドンキは蒲田駅にも、京急蒲田駅にもあって、ドンキ密度にびっくりしました。

最後の晩ごはんは再び「焼肉」。あちこち焼肉屋はあって、蒲田駅近くの安安でも行こうかと思って、京急蒲田から遠い道のりを歩いていて目に入った「俺の焼肉」。A5肉は50代には辛いですが、あと数百メートル歩くことを考えると、ここにしちゃっていいんじゃないという気持ちに。奥さんも長旅の引率でかなりお疲れです。

食べ放題で一人4,000円の店に行くより、女子たちは量を食べないので、単品で頼んだ方が結果的に安いかもしれない。そう判断して入ったのですが……正直、二度と行かない感じでした。

焼き肉コンロの着火時に火を上げすぎて、マリエルの髪が焼けそうになったのに、謝りもフォローもない。ぼーっとしている高校生のようなバイト君が無理なら、他のスタッフがカバーすればいいのに、それもできない。

日本には素晴らしいところがたくさんあるけれど、こういう「ダメな現場」も、やっぱりある。そしてそれを「どうカバーし合うか」は、本来日本でも、そしてマグダレナでも大事なはず。そういう話ができたという意味では、逆に学びになった夜でした。

店内には、フィリピン人ホステスっぽい女性を連れた日本人男性もいて、「日本でも同伴前は焼肉なのか…」みたいな光景も。東京の夜は最後まで話題に事欠かなかったです。

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