2019年春の私のラーメン

日本にいる間、食事の画像のアップが多くて、食べログみたいといわれますが、人にわかりやすい絵となると、食べ物ばかりになってしまうものです。

体重を落としたい自分にとって、ラーメンは絶対食べてはいけない「この、砂糖と油の塊め!」なのですが、一杯食べたら、ブログの読者の皆さんはきっと他一杯も見たいに違いないなどと、義務感をセットしてしまい、結局1日二杯食べる日もある有様に。

フィリピンにいる間は一週間に一度食べるか食べないか、ですからね。ラーメンは。

本枯中華そば魚雷 本枯中華そば(1,000円)

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今回の日本滞在で、最も美味しかったのが、春日にある、魚雷。親愛なるジョージア氏が会食した夜2杯めのラーメンとして、ぜひ食べてもらいたいといっていたのが定休日で叶わなかかったところに、後日一人で行ってきました。しかも、夜の開店時間前に15分ほど待って入店。

店舗暖簾上には魚雷。店員さんは、ふたりとも女性でした。

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ラーメンスープの最後の仕上げに、本枯節をサイフォンでとおしたスープ。ラーメンというより、中華そばという形容がふさわしい、そばっぽい味のしっかりした麺と、滋養のあるスープが心にしみます。

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あまに他ではお目にかからない、鶏チャーシューがものすごく美味しかったです。また食べたい1杯。

獣肉酒家 米とサーカス ダービー通り店 オオグソクムシラーメン(1,780円)

味のインパクトでは、魚雷の本枯中華そばをも凌ぐかもしれない、負のトップ1とも形容できた、思い出のラーメン。

ダイバー仲間の間でSNSで話題に登っていた、数年食事をしなくても大丈夫ということで数年前に話題にのぼった、ダイオウグソクムシの親戚の、深海生物のオオグソクムシがまるごと楽しめるという一品。

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話題作りに、食べに行こうと日中向かっていたところ、平日の営業時間は午後6時からであることに電車内で秋葉原駅を過ぎた頃に気づき、その日は夜予定あったので退散して、後日、正午から営業している土日にリトライして、無事にありついた苦労。

飲み屋なので、ドリンク最低一杯とお通しも注文するので、実質の価格は、2,500円程度。決して安くはないですが、2019年4月15日から5月31日までの限定発売なので、これを逃したら一生食べる機会はないと思ったのと、食べられたらクラスの人気者になれるかもといったちょっとした有名人欲を満たしたいがために、12時の開店とともに入店。

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ドリンクはハイボールをいただきました。暑い日中を急ぎ足で来たので、うまいこと。2杯めもオーダー。アルコールが入ったほうが、どんな代物が出てきても胃袋にぶち込めるような気がしてきた。

こちらが、オオグソクムシラーメン。握りこぶしの幅よりすこし長いオオグソクムシ一尾、ワカメ、ノリ、ネギ、シソ、グソクムシの内蔵からつくったグソク味噌のトッピングつき。スープの出汁もオオグソクムシをつかっているそう。

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ひっくり返してみると、ダンゴムシ。それもののはず。ダンゴムシやフナムシの仲間だそうです。

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スープは甲殻類系から出汁をとりましたという味ですが、匂いが少しきつい。子供の頃から知っているような、匂いだろうとしばらく思い当たらなかたけれど、ザリガニを飼っていた水槽の残り香が近いような気が。あまり美味しいものではないです。

待っている間に、ジュワーっと何かを揚げる音が。オオグソクムシの素揚げが乗っていると事前情報を得ていたので、パリパリカリカリに上がった香ばしい、エビセンのような味のするグソクムシを想像。パリパリかとおもってかじってみると、ムニュ。噛み切れずに断念。

腹を縦割りにしてあったので、残された肉を箸でこそげ取って食べてみましたが、あまり食べるところはなしでした。

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グソク味噌をスープに溶かすと、パンチ力は更に増大。生ザリガニスープを温めたらこういう味になるのかと想像しながら、なんとか食べきる。ハイボール2杯飲んでいなかったら無理だったかも。ここまでの味のものが食べられるなんて、私の食べられるものレンジを広げてくれた、ありがたい経験となりました。ありがとう、グソクムシ。

食事の後、上映時間の迫った『翔んで埼玉』を観るべく錦糸町駅前の映画館まで小走りで移動。映画館のシートに収まると、なにかグソクムシ臭が。写真をとるのにつまんだ左の指から臭気が発せられていました。周りのお客さん、ごめんなさいでした。

下頭橋ラーメン ラーメン(750円)

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池袋徘徊中に発見した、土佐っ子ラーメンを食したところ、ダイバー仲間から、背脂100%のスープのラーメンがあると情報を得ていて、近くの焼き鳥屋にいったので、その締めに選んだのがここ。さっきまで一緒に飲んでいた奥さんは、当然ついてこない。

これぞ、子どもの頃食べてお腹を壊した脂。飛び散り具合もすばらしい。40を過ぎたおじさんには過ぎた脂で、脂のとろけるチャーシューも一枚残して、食べ終わった跡にはしばらく食べなくていいなと想うのだけれど、数日後にまた食べたくなる魔力をもったラーメンでした。

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なくなった祖父が好きだったのは、土佐っ子より、下頭橋ラーメンだったことを後からオバに聞きました。次回、オジの家を訪ねたときの帰りにでもまた寄るか。

自家製麺 Mensho Tokyo ラム煮干しつけ麺(780円)

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親愛なるジョージア氏との会食のあとの締めのラーメン。豚骨ベースにラム肉。ラムの味がしっかりして、癖になる味。油そばもおすすめだそうなので、ここはまた行きたい店。

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すごい煮干しラーメン凪ゴールデン街本館 特製すごい煮干しラーメン(1,200円)
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2019年春の日本滞在中の記念すべき1杯目のラーメンがこちら。最初の一杯なので、気張りすぎて全部のせを選んでしまったけれど、普通のラーメンでも十分満足できるボリュームであった。とにかく煮干し。去年食べたムタヒロなどがインスパイヤされたというだけあって、元祖の意地と誇りが感じられる一杯。

一反麺という、ワンタンの皮のような麺も入っていて、アクセントもよし。凪は豚骨でマニラにも出店しているのだけれど、こういう頑固な煮干しラーメンもおいてほしいけど、難しいだろうなぁ。

ご飯を入れたり、他のメニューも試したい気持ちはあるが、どれも高カロリーなので、考えてしまう。ラーメンだけなら再訪してもよい。

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麺屋 音 煮干そば(800円)

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北千住で用事があったので、ネットで評価の高い店を選んで入ったのがここ。凪のようなドギツさのない、洗練された煮干しラーメン。凪がラオウなら、音はトキか。

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美味しかったけれど、再び食べに行くためだけに北千住までは足はのばさないだろうなぁ。北千住を再訪するなら、準備中で食べられなかった牛骨ラーメンマタドールを試します。

中華そば さい。 もりそば(750円)

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お父さんのベースがあった、大山にある、大勝軒系のもりそばやさん。可もなく不可もなし。

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動物のさいが好きなようで、お会計のカウンターにはさいの模型が置かれていました。

環七土佐っ子ラーメン 土佐っ子ラーメン(750円)

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タケノコ掘りから帰ってきた池袋で、焼肉屋を探しているときに見つけた、土佐っ子ラーメン。子どもの頃、祖父やオジにつれていかれ、割り箸をもって並んで、脂で次の日お腹を壊したのがたしか土佐っ子ラーメンだったと懐かしく、焼肉の後締めに奥さんをおいて来店。

普通に食べられました。大人の胃ってじょうぶなんですね(だから腹回りに脂がついているのか)。

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セットメニューなども充実していて、昔のラーメン専門店というよりは、町のラーメン屋さんといった感じ。勤め人の男性の胃袋を満たす店。

以上全7店舗でした。奥さんはついてきてくれずに、全部一人。。。 次回の来日時にはどんなラーメンに出会えるのでしょう。←また食べるんか!

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