マニラ行動日。マニラの家の近所のPLDT/Smartへ。
複数回線が登録してあるのですが、請求書が届く回線とそうでないのが混在していて、全てを電子請求書で届くように統一してもらいました。
これで、すべての回線がオンラインで支払手続きできることに。もっと早くそうしていればよかったのですが、家から徒歩5分で、朝一で行けば並ぶこともなかったのでお手軽だったのと、いまいちオンライン支払いに信がおけなかったを、2アカウントで先月支払いをしたところ問題なかったので、来月からは、全部オンラインで支払うことにしてみました。
紙の領収書だったらファイルだけしておけばよかったのが、オンラインのスクリーンショットなどをPCに保管する手間を考えると、窓口払いの方が楽な気もしますが、まぁいいか。とりあえずやってみて、だめなら戻します。
税務署に出す書類を会計士とリモートでやり取りしながら準備していると、知らない番号から電話の呼び出しが。
通常登録のない番号からの電話には出ないのですが、ダイニングスタッフのジェラルディンが、自分の名義で自動車ローンを組むので、銀行から職場の上司である私に確認の電話が近々来ることになっていて、出なくて彼女のマイカーの夢が絶たれるのもまずいと思って応答すると。
「もしもし、○○のコマンダーですけど」
「ん?どこのコマンダー?」
「NPA(新人民軍:共産ゲリラ)の州(どこの州とは言わない。「バタンガスのですか?」というこちらの素性が分かる質問は、もちろんこちらからはしない)のコマンダーです」
とのこと。
突拍子もない怪しい電話で、かつ「燃やす」という単語も入っていたので、近々予定されている、消防署の防災訓練のフォローアップなのかという先入観から、怪しい詐欺まがいの電話だと頭が切り替わるのに、しばらくかかりました。
ちょうど帰ってきた、タガログ語が堪能な奥さんが引き継ぐと、曰く、
「2万ペソ払わないと、うちの兵隊が行って、山に連れ去った上、殺す」
「支払いはGcashでね♡」
ということ。
確かにフィリピンでは以前、工場やリゾートなど、目立つ大きな商売をしている企業に対して、「レボルーションタックス:(共産)革命税」の徴収があって、断ると燃やされたり嫌がらせを受けたりするケースがあったということは聞いています。今でも、かなり田舎の方では、新人民軍が勢力を持っているところもあるとは思いますが、アニラオ界隈では、皆無。噂も聞かない程度の存在です。
セブンイレブンの端末から振り込めとか、チープ。本当の新人民軍なら、人が手紙を持って現場に現れます。
新人民軍を騙る詐欺だと断定して、矢継ぎ早に連絡をしてきた3番号を着信拒否に。
暇人だったら、フィリピン国家警察に通報するべき内容でしたが、小悪党に割く時間はないので、ここは無視で通すことにしました。
こういった小手先の詐欺手口、フィリピンではSCAM(スカム)と言われますが、コロナ禍の経済退行の結果の一つかもしれませんね。
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