高麗からの、君たちはどう生きるか

海の日の日本。世の中連休最終日らしいです。役場関係は今日は動けないので、一日日本を堪能することに。

奥さんと母のルーティーン、いきいき長寿体操に参加してきました。ドラゴンボールリスペクトじゃないと思いますが、一星球(イーシンチュウ)多すぎシャツの同志。

体操のあと、そのまま散歩。林の中を気持ちよく歩いてからの、農家の軒先で売っているとれたて100円均一とれたて野菜。先週まで絶品朝どれとうもろこしがあったそうなのだけれど、終わったそうで、枝豆その他をゲット。

一旦家に戻ったあと、母の教え子の保護者が勤務しているというカフェ、日月堂へ。子どもの頃遊んでいた、高麗(こま)川のほとりに建っているというので、郷愁そそります。

土日祝のみ提供だという石窯ピザも、今日は賞味できるというので、楽しみ。

私が小さい頃溺れた場所によく似た、折れ曲がった高麗川。実際に溺れ場場所はもう少し上流だったそう。海に比べると対して深くないですが、海パン一丁の軽装備で水に入ることを考えると、事故にはいつも気をつけていないといけませんね。

石窯マルゲリータ。ドゥが香ばしく仕上がっていて、美味しゅう。

後学のためのキーマカレー。玉ねぎ飴色の力、いかんなく発揮。

普段は2分割のコッパ(生ハム)サンド。3人で仲良くいただきました。フィリピンはなかなか良いパンがないので、再現はちと難しいかな。やろうとしたら、自分でハードパンを焼くしかない。

出世のご利益があって、総理大臣も訪れることがあるという高麗神社まで車で6分だというので、行ってみることに。高麗神社は、子どもの頃いったことがあるはずだけれど、どんなだったか全く記憶に無し。高麗駅の前の挑戦由来の赤のポールの記憶がかろうじてある程度です。

ナビに従いながら、それっぽい門構えが見えてきたので、降りてみたら、お寺、聖天院でした。これはこれで、建立751年で、まぁまぁの古さです。初代高麗郡長で、朝鮮半島の高句麗滅亡時に亡命してきた王族の若光没後、その菩提寺として今に至るまで存続しているのだそう。高麗神社と対になるような存在ですね。

で、こちらが高麗神社、聖天院に埋葬されている若光が神格化して祀られています。どんな経緯で立身出世にご利益が立つようになったのかは不明ですが、色々な大臣や、皇族の方の献木がありました。

馳浩さん、献木枯れちゃってますが、次の選挙大丈夫ですかね?

手水の作法。日本人としては、流れるように所作できると美しいのですが、私練習不足です。

信仰違いですが、身近な人の人助けができる程度には出世できるように、お賽銭してお祈りしておきました。お金払って祝詞を読んでもらっている方々もいて、人間の出世欲は神に頼んででも実現したいものなんだなと、しみじみ。

効くかどうかわからないご利益より、こちらの木の化石のパワーのほうが感じられるような気がしないでもありません。

最近物価上昇の著しいフィリピン。大抵の野菜は日本で売っているものよりも高くなってしまっているのですが、まだフィリピンが価格で勝てる野菜がありました。それは、クレソン。先週末もクレソンサラダリゾートで出せていましたね。

日本の夏といえば、トウモロコシと枝豆。トウモロコシの採れたてを茹でれば、まるで飲み物かのような粒の皮の柔らかさになるのですが、スーパーで買ったものではそこまでにはならず。でも、十分甘くて美味しかったです。いつかフィリピン人のスタッフに、本当のジャパニーズスイートコーン(フィリピンでは黄色い甘い種をそう呼んで売っています)を食べさせてあげたいものです。ん、種持って行って向こうで植えればいい離しか?

こんなに生えても、じゃらす猫が周りに一匹も見当たらない、猫じゃらし草原。

一切CMなしで、14日から上映されている、宮崎駿監督最新(そして、今度こそ引退?)作を観に、隣町の映画館へ。

アバター2のときもオブジェがありましたが、この映画館の方針みたいですね。

インスパイヤを受けた1937年刊行の『君たちはどう生きるか』、コロナ禍のあたりに中田敦彦のyoutube大学でも取り上げられたり、漫画化されたものが書店に平積みになっていましたが、もう一ブーム来ますかね。

映画の方は、あまりに難解で、帰ってきてからオタキング岡田斗司夫の解説動画を見る羽目に。

エンターテイメントではなくて、アート映画だという彼の言で、少しもやもやが落ち着きました。どう吟味するかは、自分次第。

前々から気にあっていたのですが、4文字に短縮されて日本の人々に愛される傾向のある諸々、本作はなんと略されるのでしょうかね? きみいき? この短縮がしっくりこないのも、本作映画の先行き不安感に繋がっているように思います。早期打ち切りにならないうちに、ジブリファンは観にいっておくのが良いかもしれませんね。

映画からの、弟くんとの食事。新所沢にもよい串揚げ屋さんがありました。ただ安いだけの駅前の店とはまた違う、高級価格帯ではないものの、ちゃんとした店。

肉もいいけれど、日本は野菜が美味しいですね。ここで感動の具材は、白キス、アスパラガスでした。

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