山梨側からの富士アプローチ初

4日間のクリスマス(前)休暇があけて、スタッフの戻ってきたマグダレナ。これから年末年始まで頑張っていきます。

ダイニングは、ペアペアマイマイとマリエルが一生懸命掃除。

貝殻でできた照明も、拭き拭き。

キッチンは、ジェラルディンとマイエンが綺麗にしてくれています。男の子たちも、もちろん頑張ってますよ。

日本の方は、3月のスタッフ研修の下見へ。いつも静岡側から見上げている富士山。「富士」「ビューポイント」で検索すると、トップ10の内、7は山梨県側からなので、そちら側からもアプローチ。

「桜も見たい」というスタッフの望みに答えるべく、外国人がイメージする富士ナンバーワンともいえそうな、新倉山浅間公園へ。

レンタカーの関係上、埼玉出発が9時過ぎになって、現地到着11時過ぎ。駐車場にはそれほど待たずに入れました。警備員さん曰く、24時間使えるし(警備員さんが出てくるのは午前8時くらいから)、神社の境内とビューポイントまで登れるとのこと。桜の咲く3月は混みそうなので、早い時間にくるのがよさそうです。

かなりの数の警備員がいるのに、駐車場も無料だし、入場料もなし。財源大丈夫ですかね?

400段近い階段を登る必要があるといいます。

この写真は、駐車場の側階段からで、本参道の下から数えて398段なのかも。ちなみに、この階段だけで、63段。

信仰的には、こちらがメインの、社殿。二拝、二拍手、一拝。境内では、ご歳神がわかりませんでしたが、あとで訪れた博物館の説明からすると、木花咲耶姫命 (このはなさくやひめのみこと)などでしょう。

「あさまじんじゃ」と読んでいましたが、正しくは、「せんげんじんじゃ」だそう。

398段の階段を老ドライバーに登らせるのは無理かも、と思っていたら、車用の坂道も設置されていました。階段は混んでいるのもあって、迷わず坂道を選択。運動エネルギーは一緒でも、勾配がゆるいほうが人体には楽ですね。

坂の途中からでも、美しい富士。日本海側は大雪の今日でしたが、このあたりは晴れていて良かったです。3月下旬の当日はどうでしょうかね?

慰霊塔横の、西郷さんポーズの御仁でごわす。

The 外国人好き富士。春だと、枯れ枝に桜の花が咲いているところ。

 5重の塔は、この地から出征して、戦争でなくなった方々の慰霊塔。中国からの観光客が、外国人で一番多かったですが、アジアの戦争被災者、欧州の戦争加害者にとって、自国人だけを慰霊する塔をいれた、「霊峰」富士。ツッコミどころ色々あると思うのですが、そいういう逡巡はもはや無用ですかね。

ただ、人多すぎ。12月のこの時期でも、98%くらいインバウンドで混み合っています。タガログ語も聞こえましたが、厚着をしているフィリピン人って、どうもしっくりこないです(オマエモナー)。駐車場脇とビューポイント下にトイレが設置されているのだけれど、日本人だけが使うより、どうしても汚くなりがちなのは、仕方がないですね。

集合写真をとるなら、展望台横のここが良いのでは、という奥さんのグッドチョイス。

世界文化遺産富士のいろいろを説明してれそうな、ふじさんミュージアムも下見。VRで360度の映像を見せてくれます。1時間に2回上映。

受付で、外国人用の説明オーディオ機器も貸し出してくれるみたい。あとで確認したら、8ユニットくらいはおいてあったので、スタッフが来たとして、他に借りる人がいなければ、足りそうです。ちなみに、VRの多言語オーディオ番号は360番。

修験装束を身にまとっての、合成写真コーナーもあり。浅草で着物着て写真撮るより、お手軽では?

山頂からにょっきりしてみました。

いろいろな実物が置いてあるし、映像も複数あるので、じっくり観たら1時間以上はかかるボリュームです。うち、英語でわかるのは、頑張って準備してくれていますが、3割程度でしょうかね。

タッチスクリーンで読めるこちらの資料。動画じゃないのが残念でしたが、しっかり読んでいったら、これだけで、20分ぐらいはかかりそう。

裝束を身にまとって信仰にあたるというのは、フィリピンでは一般的にはあまりなかったかも。こういうの、わかってもらえるのでしょかね?

プロジェクションマッピングで、富士の四季を説明するコーナー。英語のナレーションがないのが残念。四季の説明、どこでしましょうかね。

外に出て、すぐのところに、鐘山(かねやま)の滝。マイナスイオンどころか、マイナス気温かと思うくらいの寒さ。実際は、1度くらいはあったみたいですけど。水滴が枯れ草について霜になってますよ。あ、ここから7キロ少し行くと、白糸の滝がありまますが、スタッフを連れて行かなそうなのと、奥さんも私も小学生の頃に学校遠足で多分行っているので、割愛。

山梨といえば、ほうとう。時間も昼時を過ぎていますし、店舗密度のうすそうな田舎で探し回るよりは、ということで、googleの評価も悪くなかった、ミュージアム眼の前のこちらの甲州路お世話に。近くに囲炉裏のあるほうとう屋もあったのだけれど、休業中だか、閉店だか。

麺はうどん寄りでしたが、野菜たっぷり。美味しゅうございました。野菜嫌いのロナルドとかには無理そうですが、ミックスフライ定食などもあるので、時間があえば、ここでランチも良いかも。

「3月の富士山頂のブリザードが体験できますよ」という文句に殺されてしまい、ふじさんミュージアムとの合同券(800円)を買ってしまったので訪れた、国道を挟んでの、レーダードーム館。近いからと歩いてみましたが、入口が坂の上で、建物が見えている近視感からすると、結構な距離です。

どちらも市営(富士吉田市太っ腹なのか、どちらもものすごくしっかりした施設と敷地の広さ)なので、駐車場無料。一見近めでも、車で移動するのがこの寒い季節には正解でした。

ミュージアムショップの6割強が、ゆるキャンになっていて、ゆるキャンをちゃんと知らない自分には、勉強せねばの案件でした。山梨が舞台の漫画だそうな。静岡側のラブサンシャインより、現在進行系な部分で強みがありかも。今のところ、15巻まで出ているといので、ちょいとつまんでみますかね。

英語表記は一切ないものの、子どもたちにも訴えたい気持ちがたくさん溢れている、良い展示です。

12月にフィリピンに台風が来るのを説明してくれて、ありがとうの説明文。

フィリピンにいると、フィリピン名で呼ばれる台風。アジア全体で、台風に対する危険予測レベルを上げたいという、高尚な意図で生み出された台風のアジア名で、フィリピンからも案が出されているものの、少なくともフィリピンでは通用していないのが残念。

気象衛星が登場するまで日本を台風から守りたいという一念(800キロ県内の雨雲の様子がわかるレーダーだったらしい)で、海抜標高の空気の3分の2の富士山頂まで500トン超の資材を運んで、風速100メートルに耐える観測施設を作ろうという意志と、実現する知恵、スタッフに伝えるべきだと思うのですが、生まれ育った社会がレベチ過ぎて伝わるのか、心配です。

実際に観測に使われていた機器の上で回る、イミテーションレーダー。上部を囲っているドームは、富士山頂から移されてきた本物です。

今日見た富士の中での、一番が、このドーム横の屋上展望台からみる富士。手前が全部樹海という、自然観。

静岡側からとくらべると、裾の前に遮る山がないので、より富士の全貌が見渡せるのが、山梨側の強みだと思います。上述のふじさんミュージアムにしても、力の入れようが、海もトヨタもある静岡側からすると、より強いように思います。

どちらがわから見るにせよ、こんなに美しい山が自分の県にかかっていたら、自分のものにしたいと思いますよね。でも、山頂の所在を明らかにしなくした日本の調整大事力、日本人としては大切にしたいと思います。

山梨県側の富士吉田市くらいの力の入れようで、静岡県側にも資料館・博物館があるかどうかは、調べないとですね。

長泉のホテルにチェックインしたのちの、前回4時間待ちといわれて挫折した、静岡といえばハンバーグの「さわやか」、で初御相伴。

このクオリティで、この低価格は、静岡県民の胃袋を掴んだうえで、県外からも人を呼べる力ありです。フィリピン人には、「肉汁たっぷり」のスタンダード焼きではなくて、よく焼いてもらったほうが良いのは必至。

明日行く大瀬崎のダイビング宿も、スタッフ宿泊の候補地でもちろんあるのですが、昨日選んだじゃらんランキングトップ3に入っている、こちらの宿も、ビジネスホテルっぽいですが、システマチックでよろしいです。湯河原温泉から持ってきた湯もあるし。蛇口から水が飲めるようにしているのも、フィリピン人には(というか、日本人でも)勉強になりますです。はい。

お値段も、なんとマグダレナと同じくらいの価格帯で、かつ、多分停電を食らうこともない。日本のコスパ良さを実現する社会の秀逸性といいますか、いつも頑張っていることへのご苦労さまといいますか、もっと海外のいい加減さをミックスしてもいいのかわるいのかというのか、困りますね。でも、総じて日本社会は良くて住みやすいと思います。

こういう言い方、学ぶべきとの奥さんからのご指摘。たしかに、あり。

6時30分からの、ウェルカムドリンクバー。飲み放題って、危ないですよね。

危ない状態で、ブログ書いてます。

おやすみなさいです。

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