豚よりチャンバー

1月2日のアニラオです。昨日日本でおきた能登半島地震。元旦から大変な思いをされている方々を思うと心が痛い、年の幕開けでしたね。

各方面から寄付が募られているようです。「能登半島地震　寄付」で、いろいろ出てきます。新しいところでは、フリマアプリのメルカリ経由でもできるといった、民間の取り組みですかね。メルカリ経由の寄付は、日本財団経由で分配されるそうです（だったら、日本財団にちょくでもいいか）。

というわけで、日本財団経由で。8,888人目を一人逃しました。

Yahooネット募金がまとまっていて便利かも。

フィリピンも地震のある国ですが、今日のアニラオ界隈は平穏です。そのなかボート出発。水温26度台前半。

食べられる直前でも笑顔に見えるホヤ。

ハタタテハゼのペアさん。

カニハゼさんもペアペア。

正月のごちそうといえばイセエビ。こちらは似た仲間でフィリピンに多いゴシキエビさん。おせちに乗るにはまだ小さいですね。イセエビ類が高額なのは、養殖技術は確立されている一方、商品サイズになる間での年数がかかりすぎてペイしないからだそう。写真提供あらださん。ありがとうございました。

ボートが出た後のハウスリーフでは、オープンウォーターダイバートレーニング。透明度いまいちでしたが、ウミガメさんと接近パチリ。

スタッフ体調不良で人数不足を解消するのは、別部署からの助っ人。トレーニングの合間にインストラクターのジュンジュンが皿洗い。

ランチに、豚の丸焼き。今日のは年末とは違って、買ってきたものです。マニラの中では名店に入る、Lydia’s Lechonからやってきました。

レチョンを切るのが2度目のオデン。前回は緊張で手が震えていましたが、少しは慣れてきましたでしょうか？

オオサワ誕生日のために注文しておいたものですが、当日本人不在でした。

ゲストのお一人に減圧症の症状が出て、再圧チャンバーへ同伴していたためです。元旦しか祝日でないフィリピンでよかったです。昨晩には医師とチャンバーのスタッフに連絡がついて、仕事始めの本日2日の朝イチで治療を開始することができました。

専門医の意見としては、今回の減圧症の原因として考えられることは、
1）高齢
2）大晦日の普段飲まない量の飲酒による、脱水気味コンディション
とのことでした。

ダイバー目線としては、発症前12ダイブの多くが60分を超えるものであったことを考えると、せめて60分までという基準はリスク軽減のためにも今後遵守してもらう方向にしたほうがよいと思いました。

別の場所でダイビングを行った直後、両腕が赤くなったあとすぐにひいたことや、飛行機に乗った際に指が腫れたことがあったことを、今回始めて聞きました。そういった、「（蓄積された）軽度の減圧症かもしれない」症状の詳細は、もっと特にベテランダイバー（この方は本数2,000本でした）を中心に知られるようになると良いなとも思いましたが、なかなかそういう症例を集めたサイトって見当たらないですね。

今回の症状に近いのは、このサイトで紹介されていました。

記事にあるように、確かにマニラの潜水病医師、神経系の検査を念入りにしていましたね。

昨晩症状が出てから、医師の指示に従った分量でずっと酸素吸入を続けていた（酸素吸入後1時間程度で痒みと腹部の痛みは消失）のと、再圧治療の後、神経系へのダメージも認められないとのことで、治療終了。今回は2型ということで、去年の3月に行った基礎セットの5時間に90分の延長がついて、6時間30分の治療時間で、お値段87,500ペソでした。1回で終わってよかったですが、潜水開始前には、潜水医始動のチェックダイブを行うようにとのこと。日本だとどこで受けられるのでしょうね？

再圧チャンバーによる治療は、海外旅行保険適用外になることが多いと聞きます。人生100年時代で、「高齢者」のダイバーも今後増加していく中で、若い人よりは減圧症リスクが高いとされているベテランダイバーさんに、チャンバーも網羅する保険への加入はぜひ勧めたいものです。

DANジャパンは年間掛け金8,000円で、海外のチャンバー治療費もカバーするそうです。マグダレナにご来店のベテランダイバーさんでも、これまで加入されてきた方がいらっしゃいましたので、よいのではないでしょうか。

マニラの北部にあるチャンバー。南部のマカティ界隈では絶滅してしまった、信号待ちでかってに窓を拭いて窓拭き料をせびるサービスに久しぶりに遭遇しました。全然汚れが落ちていないのに、駄賃をはらうドライバー、優しいです。10秒程度のおちない窓拭き1回5ペソ。

チャンバー治療中、一旦マカティの家に戻って、ランドマークで買い出しついでに食事。毎度ヤバそうと思っていても、怖いもの見たさで行ってしまう、Tomochan Ramen。

ウェブ画像も扱うようになった自分としては、この雑な合成が気になります。テーブルのレイヤーは人物のより前に置かないと駄目ですよね。

麺はもういいことがわかっているので、カレーに挑戦。

米との分量比がまったくあっていない薄味のカレーに、ネギのトッピング。悲しい気持ちになりたい方、是非どうぞお試しください。

年のはじめから色々ありますが、これも人生。上を向いて歩いていきましょう(^o^)