第八回アニラオフォトコン終了

スーパーだという台風2号接近中で緊張気味のフィリピンのアニラオ。通過予測ルートはアニラオからかなり遠いのですが、何しろ強い台風だとのことで、あちこち心配な憶測が飛び交っています。

が、いまのところは台風はまだ遠く、台風前であることもあって風の少ない、蒸し暑い日です。水温29度。

昨日の夜はかなりまとまった雨が降って、お陰で駐車場が泥まみれ。男の子たちの朝イチの作業は泥さらいでした。シービューのベランダから水が溢れた事件も起きて、こちらも早急に対策せねば。

雨の後で土壌が柔らかくなったあとは羽アリがよく飛びます。昨晩から今朝にかけて結婚飛行にでかけた彼ら。早々に立ったままお亡くなりになっていました。相手を見つけることはできたのでしょうかね。

3月から申請をかけていた、AEP(Alien Employment Permit)。出来上がったから今日来るようにと昨日の午後メール連絡があったので、労働雇用省(DOLE)地域事務所のあるカランバまで車で片道1時間40分かけて行ってきました。毎度のこと急ですが、いきなり言われて、皆さんとりにいけるものなんでしょうかね?

必要書類は期限以内に提出していたものの、先方からの追加書類を出すべしとの連絡がきたのは、締切を過ぎてから。つきましては罰金を払いなさいという指示に対して、意義を申し立てていたのですが、一向に返事が来ないので仕方なく罰金込みで必要経費を支払っての入手でした。

かつ、今年から、本人以外が申請する場合は労働雇用省の特別な認可を受けた業者しかできない仕様に急に変わっていて、これまで依頼していた顧問弁護士事務所では対応できず。申請者個人が申請を行うのならば、その特殊な許可とそのID(受け取り時に提示が求められると説明)は必要ないですよね?と事前に質問していても、なんの返答もなしでしたが、窓口に行って、IDの提出を求めれたときに、「本人なんですけど」といったら、それで通ったので、仮説の通り本人申請の場合はDole ID不要でした。

役所の返事待ちの間に罰金が発生するのでは困るので、最長の3年有効なAEPカードが入手できたことは、結果オーライでした。2026年、期限がきれる60日前から申請可能だというので、次こそは罰金払わなくても済むようにしたいですが、1月末の段階で必要書類の営業許可証(ビジネスパーミット)の更新は絶対終わっていないはずなので、次回も締め切りとお役所の仕事のスピードの間でヤキモキする未来が見えて仕方がないです。

1時から2時のあいだに来いという、ピンポイント指示の時間調整には、SMカランバでドライバーとランチ。現地人でごった返していて、フードコートもレストランも満席。もっとも空いていた、味に期待のできないブラロ(牛スープ)店でフライドチキンランチ。グレービーソースかけご飯ががまぁまぁ美味しいと感じるのは、フィリピン人化が進行している証拠だとお思います。

アニラオに戻ってきて、スタッフミーティング後、今日も夕立。雷ピカゴロ、2日続けてすっかり雨季の天気です。

そういえば、雷を怖がっていた女子スタッフ、光ってから音がするまでの時間で、雷雲の距離がわかるという話は知っているかと聞くと、知りませんでした。音速大体1秒350メートル(本当は海上で340.29m)なので、秒数を数えると雷雲が近づいているのか、遠ざかっているのかがわかるし、外に出ていないほうが良いタイミングもはかれると教えることができました。スタッフとスタッフの家族の安全に、少しは役立てましたかね? ジェラルディンはメモっていました。さすが。

月曜から始まっていた、第八回アニラオフォトコンの授賞式は午後6時からですが、雨がやんだのが6時20分すぎだったので、遅れて会場入り。とはいっても、参加者フィリピン人ばかりなので、雨が降っていなくても遅れるのは必至だし、雷雨も重なればやんでから会場入りは当然で、同じようなタイミングで会場のアイヤナールリゾートに到着する人多数でした。

ゲートからリゾートまでは200メートルくらいあって、軟弱参加者のためにシャトルサービスがありますよという気配りでしたが、その程度なら当然坂道歩きます。アイヤナールリゾート、3年ぶりくらいですかね。

ただ飯いただきました。ありがとうございます。

で、参加有料だった前回まではただ酒もあったのですが、無料参加の今回は夕食後にサンプルでランバノグ(椰子の実焼酎)が用意されている程度ということで、会場にいた顔見知りのガイドに、「お金払うから、ビールくらい飲まん?」というと、どこからか持ってきました。フォトコン審査員のただ酒ストックからガメてきた疑惑。結局ビール二本分286ペソ、払ってないよ。大丈夫か。

今回のエントリー作品はこちら。

マクロ部門、寄生虫のついたアカメハゼ。寄生虫の取り付き口が、こっちだったら良かったのですが、水中でコンデジのモニタでは、私の大人の目では確認できず。

フィッシュポートレート部門、ダリラウトの口曲がりさん。レンズにぶつかって口が歪んだわけではありません。

ウミウシ部門。イトクズメリべのトトメ写真。モデルは不慣れなジュンジュン。

生態部門、食事中のアカホシカニダマシ。

一つでもかすれば良いかなー、と思いましたが、ダメでしたね。

受賞作のリンクは、こちら。

今回も、

1)とことん黒ぬき

2)正面シンメトリー大好き

という傾向はこれまで同様、もしくはそれ以上に好む審査員たちでした。この傾向はもはや固定だといってよいでしょうね。来年参加を希望される方は、この二点は必ず踏まえましょう。

そして、

3)現地ガイドばかりが受賞

も健在でした。

ビールをガメてきてくれた、マグダレナ上に住んでいるガイドのボン、フィッシュポートレートで3位。時間のない中1ダイブでかるーく撮ってきた写真で受賞するあたり、流石です。

昔パシフィコでボーイをしていたジェイソン。デニスのアシスタントを経て、安定の出来です。ガイドへの道がひらけて本当に良かったです。

何度もグランプリをとっていて、どの面下げてまだ参加するのだと噂される、ジュンジュンのおじ、亡くなったロミーの弟のデニスも、多数受賞。彼がガイドしたコンデジ部門のゲストさんも受賞。しかし、エビのっけたり、ウミシダひっぱったり、いじりまくりの写真。「お触り禁止」のフォトコンルールは、もはや現場を見られなければ全く無視して良い、写真のインパクト至上主義という流れは、前回に引き続き固定されようとしています。

一眼クラスでグランプリを撮った、韓国の方、真っ赤なライティングで赤富士のような仕上がりは、いじって絞って黒抜きで撮るというより、ずっと作家性の反映された、素晴らしいものであったと思います。

受賞点数からすれば、コンデジ部門もイチデジ部門も現地ガイドが優勝(フォトグラファーオブ・ザ・イヤー)になっても仕方がないところでしたが、ゲスト優先で受賞を割り振ったのは、良いところだったと思います。

審査員の好みが分かれるフォトコンに応募するより、人がみておっと思う写真を撮って、Adobe stockなどのライブラリサイトで売ってお小遣いを稼ぐほうが趣味と実益を兼ねたよい選択かもしれませんね。

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