印刷から日本再発見

日本行動日。朝のいきいき長寿体操(本当は練功)、本日このエリアの会23周年だそうです。地域のお年寄りの健康を支える活動、素晴らしいです。実は奥さん、次のリーダーとして目をつけられていたりして。というか、フィリピン在住がどうやって。

昨日午前時間切れで持ち込めなかった、五月人形ほかのゴミ。母が昨日の午後に再挑戦するも、まさかの時間足切り。というわけで、三度目の正直でやっとこさ捨てられました。人形のジャンルは産業廃棄物。40キロ以下だったので、無料で引き取ってもらえました。

その隣に併設されている、リサイクルセンター。来年3月にスタッフを連れてくるかもしれないので、一応下見。プレステのソフト、1枚100円。

ゴミの分別と再利用の説明コーナーなどあるけど、オール日本語なので、全部訳して説明する必要がありますね。わざわざ立ち寄るほどでもないかも。でも、それも行ってみないとわからないので、行ってよかったとしましょう。

かねてから行ってみたかった、凸版印刷にある、印刷博物館。神楽坂駅経由で行きました。初めて下車した神楽坂、本当に坂ですね。

出版界隈で超有名なフォントメーカー、モリサワ発見。ありがたやー。

印刷博物館、入場料400円。美術館よりずっとリーズナブルです。

初期の活版印刷機の復刻版がお出迎え。

これって、まさに『チ。地球の運動について』で出てきていたのとほぼ同じです。本作、しばらく前に読んだもので、ものすごい冒険活劇漫画というわけではないのですが、再読したくなる、記憶に引っかかる漫画でした。

ギネスブック公認の、世界で最も小さい印刷された本(0.75ミリ角)を作った、凸版印刷社本社地下にある博物館です。

国産金属活版を初めて作ったの、徳川家康だったんですって。それまでは韓国などからの輸入品。

制作年代がわかり、かつ現存するという点で世界最古の印刷物が、日本にあったというのも、何だか誇らしいです。

初期の印刷事業を担ったのは、主に仏教業界。

こういう草書体の古文書も、実は木製活版で剃られていたのは驚きでした。よくある続き文字は2から3文字で一つの版にするという、こだわりっぷり。

西洋絵画にも大きな影響を与えた、浮世絵も、多重版による印刷物。西洋絵画に比べて、平板だなぁと思っていましたが、毛の一本一本刀で彫り込んでいく作業に、色を載せていく、それぞれの職人さんの苦労の作品が、上流階級のためではなくて、市井の人々の娯楽のために行われていたのって、大した文化だと思います。

印刷には、凸版、凹版、平版、孔版があって、孔版のメジャーなのが、Tシャツづくりでお世話によくなるシルクスクリーンであることと、今や懐かしの年賀状作りでつかったプリントゴッコなのは知っていましたが、更に懐かしの、ガリ版(謄写版)も孔版だったの、初めて知りました。そして、印刷室のあの匂いを彷彿とさせる例の茶色の四角いフォルムが懐かしすぎでした。

奥さんと合流して、もはやすっかり顔なじみの、国分寺のもつ焼きやの、うめづへ。相変わらず美味しいです。

28年くらい前に他界した祖父母が育てていた月下美人、伯父夫婦に引き継がれて、まだ健在でした。そろそろ咲きそうだというのを、軽トラックに載せて持ってきてくれたおばの行動力って、結構すごいです。

今晩は咲かなかったので、後日に持ち越しです。

しかし、植物をことごとく枯らすか腐らす天才の母のところに、何十年も生きながらえてきた貴重な月下美人をおいておいて、先行き不安でしかないです。株分けはしてあります、というおばさんの判断は、正しいのことよ。

アニラオの方は、スタッフがあちこち塗ってきれいにしてくれています。

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