由比の桜えび

由比の桜えびが食べたい奥さんと一緒に静岡へ向かう旅。日帰りです。

新幹線こだまというと、なんとなくこういう感じの昭和なイメージでしたが。

ちゃんとシュッとしたフォルムの車両がやってきました。

家からも見える富士山、静岡まで来ると流石に近いですね。山頂付近、まだ雪が残っています。

由比駅到着。由比ヶ浜と由比の違いさえよくわかっていない素人です。家から3時間と少しかかりました。

駅前の通りは、由比桜えび通り。さいたまの実家付近もまぁ田舎ですが、海辺のここはまた違った雰囲気の田舎町。でも、東海道五十三次の宿場でもあった、由緒正しさのある土地でもあります。

駅舎のすぐ横は、今宿跡。東海道53次には数えられていませんが、メインの宿の間のサブ宿だったのでしょうかね。

駅には北口しかなくて、南側の国道1号線や海に行こうと思うと、西に随分歩かないと連絡通路がないです。

春の桜えび漁は今日までで、明日11日が桜えび祭りだそう。会場となる由比漁港内は特に準備を進めているようにも見えませんでした。

漁港内にある飲食店は、今日はおやすみ。次に近いのは、由比駅の南に位置するごはん屋さくら。駅に南口があったらすぐなのに、北口からぐるっと廻ると1キロ位の距離があります。

コンビニもなくて、裏路地の惣菜屋さんの盛況なこと。漁港のスタッフさんとかがお弁当を買いに来ていました。

もしやと思いましたが、かなり並んでます。45番札をゲットしましたが、現在呼び出し22番。23組待ちです。しばらく待っていて、進みが明らかに遅いので、1.6キロさきにある別の食堂に電話をしてみるものの、電話に出ず。

仕方がないので、ブログを書いたりしながら待つこと2時間30分。他のお客さんもこの入り口の写真撮っていましたが、これだけ待ったらそりゃ記念に写真もとりたくなります。

本日生しらすの入荷はありませんでしたが、名産の釜揚げしらす・桜えびと生桜えびにはありつけまして、三色丼。深海エビに分類される桜えびの漁をしているのは、日本のこのあたりと台湾だけだそうで、ある意味世界的にレア丼だと思うと、並んでよかったと思えます。ほのかな塩味とエビとしらすの甘みが美味しいです。これで並ばなかったらなおよいのですが、駐車場整理をしているおじさんに平日だったらもう少し空いていますかと聞くと、昨日は平日だったけれど、3時くらいまで混んでいたとのこと。

漁期が決まっているとはいえ、桜えびは通年食べられるとのこと。それでも、旬なものを求める日本人は季節になると引き寄せられてしまうみたいです。

回転が悪いのは並んでいる時間から予想していたので、注文してから料理が出てくるのに時間がかかるのではないかと思って、まずは徒歩ダーの特権、日本酒。と、3分の1も飲む前に、すべての料理が出てきました。

調理スピードが遅いのではなくて、客の中の一定数を占めるご老人集団の食べるスピード(もしかしたら注文を決める速度も)が遅かったのが低回転の原因だったかもしれません。

初めて食べた、駿河焼き。

静岡といえば、アジフライ。桜えびのクリームコロッケも注文して、奥さんと半分こです。

桜えびの掻き揚げはハーフサイズでちょうど良し。ごちそうさまでした。

家にお土産を買おうということで、特に下調べもしないで桜えび通りの目に止まった店に入ると、1818年創業の老舗でした。

芸能人の色紙も多数。杏さんのサイン、可愛らしいです。

せっかく静岡に来たので、水族館にも行きたいと車内で思い立ち、調べた候補地が沼津の深海水族館と新幹線の停まる三島の幼魚水族館。セーラー服に金髪ロン毛鈴木香里武さんが館長です。食事処で2時間30分並ばなければ両方行けたのですが、今回は幼魚水族館をチョイス。駅から2.6キロ。閉館時間に間に合うためにタクシー利用。バスは本数が少ないので、タクシーは必要ですね。ショッピングモールの3階にあります。

マグダレナの前にも季節になると現れる、ナンヨウツバメウオの幼魚さん。お久しぶりです。

ウミガメが間違って飲み込んでしまうことを教えたい、ビニール袋と一緒に展示されているミズクラゲさん。展示スペースは小さいですが、教育に力点をおいた展示、好きです。

まるでアニラオ。極小ヨウジウオ。

ホウボウの幼魚は真っ黒いんですね。

主役のガンガゼの脇侍にバンガイカーディナルフィッシュ。カクレクマノミもインドネシア産っぽかったので、ついでに入荷したのですかね。

雁甲蠃、たしかに読めんわ。良いツッコミです。

これからアニラオ噛みつきシーズンに突入するゴマモンガラ。幼魚ちゃんとみるの初めてかも。

幼魚じゃないけれど、ボロカサゴ。こんにちは。

アニラオに掃いて捨てるほどいるアカモンガラ幼魚。懐かしくて撮っちゃいます。

イカ順路かわいい。

峯水亮さんの、浮遊系コーナーもあります。QRコードで説明文が読み込めるのですが、たいてい知っているのでここは写真の美しさだけ堪能。

手乗りアシダカガニ。世界最大のカニだけに、通常展示だと成体展示が主ですが、さすが幼魚水族館。

アシダカガニの成長が一目でわかる標本展示も素晴らしいです。

ヌタウナギ。そのものの珍しさもそうですが、この透明標本が面白いです。なんでも透かせてしまう。

人類の叡智、養殖コーナーもありました。

展示方法がこれまたグッド。あ、えび天になるエビね。

養殖シラスウナギ、小さくひょっこりはんです。

小さいながらもユーザー目線、プロダイバーでもへぇのある幼魚水族館、おすすめです。ミュージアムショップがちょっとしょぼ目立ったのがちょい残念。

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