11月も半ばを過ぎて、良い海況のアニラオです。良いシーズンなんですけどね。まだマグダレナは再開せず。
たまに台風は来るものの、そうでないときは天気もよく、フィリピン全土のコロナの新規陽性者数は横ばいを続けていますが、ロックダウン暮らしにもなれてきた心理的影響か、いい加減お出かけしたいという願望からか、マニラ在住の日本人の方からも、フィリピン人からも問い合わせがポツポツ入るようになってきています。
アニラオに入るとき、またリゾートで受け入れるときの72時間以内の抗原検査(PCRでも可ですが、価格が高いのでもはや誰も見向きもしない)の陰性結果が必要という条件がネックです。マニラ首都圏に続いて第2位の新規陽性者数を出しているバタンガス州(アニラオのある州)ですので、12月もGCQ続行、抗原検査結果持参も続行する可能性は50%以上あると思っています。が、まぁ状況を見ていきましょう。
決められたことが段々なおざりになるフィリピンなので、先週末のアニラオでも、抗体検査の結果でよいという噂に従ったゲストが、何故かチェックポイントをすり抜けてきて、リゾート側で断ったケースが何件か出ていました。リゾートの中にも、抗体検査結果で良いという間違った基準をゲストに流布しているところがあるようで、基準を遵守したいリゾートと町の観光課は、違反リゾートに目を光らせています。
抗体と抗原は、日本語でもわかりにくく、現地で使われている英語がまた混乱を招きがちなので、まとめると以下のようになります。
PCR検査:Swab test:スワッブテスト。鼻の奥の粘液を綿棒で拭う(swab)からついた呼び名。フィリピン国内でも即日検査結果の出るところは少なく、通常2〜3日かかる。価格も4,000〜8,000ペソと割高。最もウイルス量の多いときで感度70%。
抗原検査:Rapid-Swab test, Antigen test。後述のRapid testと混同されがちなので、Antigen testと念押しされることも。アニラオ入り口のチェックポイントで1,500ペソで絶賛検査販売中。鼻奥拭いと唾液による検査法があって、アニラオ入り口で実施しているのは、鼻拭い方式、ハックショイ。感度はPCRより更に低いので、ウィルスキャリアーでも検知されるのは50%程度でしかない頼りなさなのですが、行政が必要と決めているので、従うしかないのが現状。
抗体検査:Rapid test, Antibody test。コロナ感染歴のわかるテスト。血を使って検査します、チクリ。いっときは、陽性ならば一度かかったことがあるので、二度目はかからないかもと期待をもたせた最も簡易なテスト。でも、現場は陽性の意味がわかっていなくて、陽性=コロナ感染中と誤解していた(いまも大いに誤解しているフシあり)もの。検査キットは500ペソから手に入るようになりましたが、アニラオに入るための検査としては認められていません。日本でも一時流行りましたが、疫学上の統計をとる以外にはあまり意味のないテストです。
SwabとRapidとTestの3つの語の組み合わせでそれぞれ違うテスト内容を指していますので、告知をしている側も間違えている可能性があるのも含めて、お気をつけください。
ここ数日2冊目の電子出版にかかわる時間が多くて、すっかりインドア生活にも関わらずブログもサボリ気味。昼食はあまりもので簡単パスタ。
一人ラッパ部について。オリジナルキーの「家路」、段々指が覚えてきました。「ルパン愛のテーマ」も練習開始。「鳩と少年」「Friday night fantasy」は50点、「笑点のテーマ」は60点の出来で、練習は続けています。パフッ。
絵に書いたようなアニラオの夕日でした。
本日のアニラオ図鑑リニューアル写真は、ツノザヤウミウシ。写真提供、ドロンジョおゆきさん。ありがとうございます。
お気に入りの水中写真で作るアニラオ図鑑:初めて見て感動した、思いの外綺麗に撮れた、思い出のあの人と潜ったときに見たなぁ、我がライティングを見よ!、きっと誰にも見向きもされないだろうから私が図鑑に載せてやる、など、皆さんの思いの宿った水中写真でホームページのアニラオ図鑑をリニューアルします。
図鑑のようにヒレ全開横向きではっきり写っているものでももちろん良いのですが、優先は皆さん一人ひとりの思い入れです。
·写真(縦でも横でも。長辺640ピクセル)
·生き物の名前(わからなければこちらで調べます)
·思い(書かなくても可。写真から感じ取ります)
·ニックネーム(写真にコピーライトで入れます) をメールでお送りください。
奮ってのご参加、お待ちしております。皆さんの思いに触れさせて、元気にさせてください。
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