SFって大切|AIの未来と『攻殻機動隊』を振り返るマニラ休養日

休養日のお相手はChatGPT、PerplexcityやGenspark

マニラ休養日。行動日としなかったのは、体を動かしていないから。ほぼほぼ家っこでした。

1日100円換算課金したChatGPTをあれこれ試していたのですが、一つ分かったことが。ちょっとした問いだったら、Google検索は使わない。つまり、ググるは死語になりそうだということです。

PerplexcityやGensparkも便利ですが、ChatGPTの方が具体例が豊富だったり、表で出力してくれたりと、わかりやすいです。さらに追加で深掘りたい時は、ChatGPTの入力方法の方が(ぶっちゃけ話し言葉でも先に進む)簡単です。

さっきネットにあげたような情報はChatGPTは拾ってこないようなので、ニュースなど、新しいもののまとめにはPerplexcityやGensparkなどを使うのが良いみたい。図書館に行って、新聞を読んでいた時代から比べると、ものすごく便利になりましたね。

『攻殻機動隊 Stand Alone Complex』を再視聴終了|未来予測の精度に驚く

アマゾンプライムに上がっていたので、懐かしくなって2週間くらい前からちょっとずつ視聴していた、「攻殻機動隊 Stand Alone Complex」を見終わりました。笑い男事件のやつです。

なぜかの、草薙素子じゃなくて、荒牧課長のアップのサムネイル。

おそらく、最初で最後に観たのが、その時はすでにフィリピンにいたので、2007年くらいですかね。発表が2002年だったので、当時はマカティシネマスクウェアで買った海賊版DVDを使って視聴したのだと思います。

当時は意識していませんでしたが、この物語、発端が2024年で、劇画中の主な時代は2030年。つまり私たちの住んでいる実世界(今2025年)からしたら、去年の2024年には、笑い男事件が起きていたってことです。

作者である士郎正宗氏が原作の漫画『攻殻機動隊』の連載を始めたのが1989年。今からもう36年も前のこと。当時からしたら、30数年も経てば、当時のテクノロジーを発展させて、こんな世界ができているだろうと思っていたわけです。

  • 人間の脳はネットと繋がっている(電脳化)
  • 人間のように振る舞う人工知能ができている。それを搭載したアンドロイド多数。
  • 人間の体の一部を機械が代替する、義体化が進んでいる。
  • でも、電話はガラケー (*´ω`*)(スティーブ・ジョブズがいかに天才だったかがわかりますね)

ちなみに、攻殻機動隊は映画のマトリックスシリーズにも大きな影響を与えている、コンテンツですね。士郎正宗、天才か?

世の中の「AI」はなかなかに便利ですが、「人のような」汎用AIはまだできていません。ソフトバンクの孫正義会長は10年以内に出現するとか、世間を騒がせたDeep Seakの代表の梁文鋒も同じようなことをいっています。世界最先端の天才や富豪がこぞって実現を求めている、人間のような(いや、それすら凌駕する)AI。きっとできるんでしょうね。

汎用AIの未来|松尾豊『人工知能は人間を超えるか』と絡めて考える

去年読んだ本で、日本のAI研究の権威、松尾豊氏の『人工知能は人間を超えるか』の読書感想をブログにアウトプットしていなかったので、ここで攻殻機動隊と絡めて出しておきたいと思います。

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AIだシンギュラリティだと期待され、恐れられていもいるけれど、これまでのAIの開発過程で使われていた作り方では、「人間と同等のものはできない」というのが氏の主張でした。

AIには因果関係の理解ができないこと、創造性(ゼロから何かを作ることはできない)、将来的には解決可能かもしれないけれれど、何を問題とみなして問いを立てる能力もない(だから今はChatGPTと問答が必要)ということも言っていたと思います。

AIには意識が欠如している、ということも言っていました。

たとえAIに意識が芽生えたとしても、問題になるのが、人間の「意識」がどのようにして成り立っているのか、脳科学の観点からも、まだ解明されていないこと。似たようなものがAIでできたとして、では比較対象の人間の意識を比べたい時に、その比較対象物の詳細がわかっていないのに、比べようがない。

そういった、現在の状況も踏まえて、「攻殻機動隊」には(意識≒魂)=ゴーストという概念を登場させていましたね。

今回再び観た「攻殻機動隊 Stand Alone Complex」でも、本作がこれだと思っていた、次作の「攻殻機動隊 Stand Alone Complex 2nd Gig」でも、AI(タチコマちゃんたちね)に自我や意識が芽生えるシーンが共にあったし、今から考えれば、メインとなる事件の裏にあるもう一つのテーマでもあったのかと思ったりします。

20代だった自分と50歳になった自分。同じ作品を見返しても、理解度が異なります。正義より与野党ないのバランスと選挙結果が優先される結果、主人公たちが割を食うシーンなど、「大人」になった今の方がよく理解はできます(共感はできないけど)。AIやネットに関する知識も、20年前よりはあるので、よくわかるぞ。ってやっと作品に頭と経験が追いついたってことか。SFの物語を紡ぎ出す人って、すごいですね。

『砂の惑星(Dune)』も読まないとね

「SFで人間が思いつくことはいずれ実現する」誰かが言っていたみたいですが、確かにそう。調べてみたら、古くは『海底2万マイル』のジュール・ベルヌから、『2001年宇宙の旅』のアーサー・C・クラーク、ガンダムの元ネタとなった作品を残した、ロバート・A・ハインライン(『宇宙の戦士』途中でまだ読みきってない)と、錚々たるメンバーみんなが言及していたみたい。

もっとSF読んだ方が良いかも(っていうと、『砂の惑星』シリーズ読みなさいってドロンジョさんが再びコメントくれそうですが)。とりあえず、ファーストガンダム好きからいって、ハインラインの『宇宙の戦士』からやっつけます。

個人的には、ファンタジーの方が好きではあるけれどね。

家にこもっていると、文字情報ばかりのブログになりますね。まぁたまには良いでしょう。こういう人がやっているダイビング屋さんだということが伝われば良いです。

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