腹痛エヴァ

昨日の夜家族三人同じものを食べたのに、自分だけお腹下しの本日。腹出して寝ていて冷えたのでしょうかね。まるでお子様です。

週末の買い出しにも出向きましたが、本調子でないのと、トイレにいつでもいけるように、なるべく家で過ごすことに。熱はないですが、腹部にエナジーを吸収されているというか、やる気の熱量を冷やされている感覚で、集中力が続かないので、惰性の読書に選んだ友がこちら。樺沢紫苑著『エヴァンゲリオンの心理学「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を精神科医が解読してみた』

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大学生の時に新世紀エヴァンゲリオンに初めて出会って、はや26年。ストーリー上に謎の多い作品で、謎解き本もたくさん読みましたが、今年3月に完結したシン・エヴァンゲリオンに至る、庵野秀明監督の精神的苦しみと克服の様子をNHKの特番(プロフェッショナル 仕事の流儀)やYouTube(NHKの手抜き仕事で感動するな!プロフェッショナル仕事の流儀「庵野秀明スペシャル」はここが間違っている など)動画で知るにつけ、俄然この心理学的考察が腑に落ちました。

曰く、エヴァンゲリオンシリーズの重要なテーマは、父性と母性の補完。シン・エヴァンゲリオンにおいては、母性的な承認にフォーカスが当てられたが、父性と母性のバランスが大事。「人類補完計画」が作品中の一つの重要な注目事項でしたが、作家内面の父性と母性の補完にいたった作品群に表現された、作家の半生だったということでした。

興味のある方は、Kindle Unlimitedで無料で読めますので、読んだ上で、アマゾンプライムで無料公開中の『シン・エヴァンゲリオン劇場版:||』を観てみるのも良いかもしれません。私も、観直すかな。結構長い映画でしたよね。

脳科学的に見た、父性母性的承認に対する名前付けも面白かったです。

ドーパミン的承認=結果重視=父性的

オキシトシン的承認=プロセス重視=母性的

できないフィリピン人スタッフに対して、「まぁいいか」としてしまうのは、結果的にもプロセス的にも評価を投げることになりかねないのの反省になります。結果もプロセスも、両方見てあげること、忘れないようにしましょうぞ。

もう一つ良かった点は、作中に登場する「第3村」の象徴するもの。それは、AでもBでもない第3の可能性があるということ。目先の二分思考にとらわれないで、別な可能性、別な解決法を探してみる。言われてみれば、当然なのですが、二分法に陥りやすいことも事実。エヴァの映像を脳内再生するとき、人生のブレイクスルーのきっかけになれば良いかなと思います。

今日はお腹をしっかり温めて寝ることにします。

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