外国者差別

日本活動日。マニラから持ってきて、私が擦って傷物にしてしまったバーミキュラの無水鍋。良い機会なので、今回ホーローをひき直してもらいます。これで鍋2個体制にもどれば、大人数のゲストさんでも無水カレー提供が可能になります。

今日のメインイベントは、入院中のお父さんへの面会。日本に帰ってきた第一番の目的です。

面会時間は午後1時なので、それに間に合うように午前は梱包作業や他のことをしていたのですが、そこに病院から電話。めったに電話をしてこないところからの電話なので、なにか緊急事態かと緊張すると、「海外から帰っていらしたんですよね？　申し訳ないですが、3〜5日自宅で様子を見てもらって、コロナの症状が出ないかを確認してからご来院ください」とのこと。

クラスターを発生させてはいけない場所なので仕方のない配慮ですが、感染者数からいったら、フィリピンのほうが日本よりずっと少ない、そんな国から来たんですけどね（数えていないから少ないという事情は脇においておいて）。

加えて、新規陽性者数が増えてきているので、来週以降面会制限が厳しくなるかもしれないことも伝えられました。お父さんにサインしてもらう書類があったりするのですが、面会謝絶になるまえに、なにか考えておかなければならないですね。

と、途端に長い待機時間が確保されることになってしまい、とりあえずは溜まっていたブログ書き。あったことすぐ忘れてしまうので、備忘録でもありますし、考えの幅を広げる作業でもあります。

半日座っていたので、昨日の機内でのNintendo Switch置き忘れ事件を反省して、昨日から読んでいるアンデシュ・ハンセン（『スマホ脳』で有名になったスウェーデンのお医者さんね）の『運動脳』で勧められている有酸素運動を実践してみることに。

隣駅まで3キロちょっと歩いて、電車で移動してきた奥さんと合流。奥さんのソールの剥がれかけたニューバランスのスニーカーに代わるもの探しでした。

フィリピン国内、ナイキにしろアディダスにしろ靴は高いです。ちなみに、この同モデル、フィリピンで5,579ペソ。今の円安レートで換算すると14,088円。円レートが普通だったコロナ前で計算しても、13,283円。靴を買うなら、断然日本です。今日見つけた日本の良いところ、靴が安い。

歩き足りなかったので、戻る格好で自宅前を通過して、4キロちょっと歩いて最寄り駅前へ。

前回来日したときに一度立ち寄った、中国人のお兄さんが一人で切り盛りする、狭山の外国で、麺よりは一品料理が美味いに違いないと見込んで入店。立て看板にも、中華居酒屋と書いてあるので、夜が本気なはず。

残念なことに、餃子が売りなはずなのに、3種類中2種類が休売（この漢字の使い方も、中国っぽくてハオ）。ここで餃子でビールと思っていた奥さんのテンション2分の1に。

あっちのものっぽい野性味あふれる酢豚を期待したのですが、マニラのランドマークで出てきそうな味付けでした。こんなところでフィリピンを思い出してもらわなくても良かったのですがね。

チンジャオロースー。普通の町中華の味。

羊の串焼きはクミンが効いていてまぁまぁでした。コロナ前にはなかったお店で、聞くと1年ほど前から営業しているのだそう。潜在的な地域の客層と、ワンオペならではのサービスの質を考えると、あと1年もつかな。。。

お父さんの転院他以外に、日本にいる間にやっておきたいことその1、デザートスキルの向上です。アニラオで食事担当するときに、普段甘いものを食べなすぎてデザートのレパートリーが本当に貧困で、女の子スタッフに助けられっぱなしなので、もう少し主体的にメニューを決めて作れる（もしくは指示の下作ってもらうことができる）ように、デザート作りに親しむことにしました。

奥さんがキッチン担当時でも、サクッとデザートだけ担当してあげることができたら、助かるではないですか。

というわけで、日本滞在時のスイーツ一作目は、ミルクプリン。明日いただきます。日本の食材で作るのと、後日フィリピンの食材で作るのとでどれくらい味が変わるのかも、楽しみの一つですね。ゼラチンの分量も違ってきそうだし。

テレビのない実家。寝る前の一時は、誰に聞いても名作だと言われているのにも関わらず、未視聴だった、「ショーシャンクの空に」でした。日本国内だと、VPNかまさなくてもアマゾンプライムビデオが観られるのって便利ですね。