体験セーフティネット

午前11時に病院で医療ソーシャルワーカーと相談日。いろいろと親身に相談していただき、療養病院への転院を視野に入れると、生活保護の受給の可否によって条件がかわるということで、役所へ行くことに。

その前に本来は午後からの面会を早倒しにしてくれる配慮に甘える形でお父さんに面会。食欲が戻ってきているようで良かったです。看護師さんにも優しく頂いて、感謝ですね。今日見つけた日本の良いところ、日本の医療施設にはプロが集う。

市役所に行く前に腹ごしらえということで、唯一視界に入った、マニラにも1号店ができた、すき家へ。「ぎゅーうな、ぎゅーうな」口ずさみながら行進して入店しましたが、時期的にうな牛はなかったみたい。

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スタンダードな、サラダ味噌汁生卵のついた牛丼ランチセット(500円)を注文。今のレートだと、約200ペソ。200ペソでマニラでこの質量の食事はできないなぁと、感心して美味しく頂いたのですが、奥さんの視点は違っていて、「不味。。」とのこと。

曰く「牛の味はしないし6枚しか乗っていない(数えるの、さすが)。マグダレナの牛丼のほうがずっと美味しい。」確かに、味がより美味しくできていると思いはしますけど、フィリピンの物価高で考えると、牛丼を含んだランチセットを200ペソで提供はどう考えても無理なご時世だなぁと思いましたね。

市の生活相談課の担当者さんと相談。経緯を説明するほどに認識が強くなるのが、海外に長く拠点を持つ日本人の日本国内での寄る辺のなさです。同じくらいに、外国籍で日本で暮らす人も社会的に弱い立場なんだなと、4人の子どもをつれてDV夫から逃げてきて他の窓口で受け付けられていたフィリピン人母をみて思いました。セーフティネット、概念としては知っていましたが、実際に触れるのはこれが初めてです。

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生活保護の申請は無事に済んで、2週間以内に可否がわかります。ケースワーカーが病院に11月1日に生活能力や病状の確認にくるというので、担当ソーシャルワーカーさんにも連絡をとって面会を予約。日本用の携帯電話、役立っています。

そんな、日本にゆかりの薄い人たちについても、立場の弱い住人には救いの手を述べようという日本は素晴らしい制度を持った国だと思います。どこかで恩返しをしなければと、先生に言われたからでもなく、そう思いました。

7日後に様子をみたいからまた来てくださいねと言われていた、整形外科にも、指定日は過ぎてしまいましたが奥さんを連れていけました。

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よくはなってきているけれど、サポーターで足は保護するようにと言われてしおらしく「はい」と返事の奥さんでした。

今日も朝から複数の用事をすませることができてよかったです。日本の良いところ、複数の用事を1日で済ませることができる(フィリピンではたいてい1日1つ以下)。

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