脱日本フィリピン帰国日。すき焼きの余韻を消化しないまま、あまり眠れぬ夜を過ごし、2時起床。空港までバスの出る駅まで片道20分1往復半。男3人だけなので、キビキビ動いて特に遅延なく空港まで到着できました。
宅急便で送った大きな荷物の受け取り、ポケットWi-Fiの返却ととどこおりなく済ませて、本来だったらのんびりしたい入管前のレストラン街をすこしみて、ベストシーズンには早かった紅葉を見た気分になりました。
入国時は60分かかりましたが、出国はすぐ。
最後の最後まで、彼らにとって、日本のビールはエビスビールでした。
今回3人の日本での発見は、以下の通り。

ジュンジュン
- 人がお互いにレスペクトしている。「すみませーん。ごめんなさーい。」をたくさん聞いた。
- 他の人の邪魔しないようにしている。
- 必要なサイズの物を買っている。車など。快適さ優先。やたらにデカいのを買って偉ぶるのではなくて。
- うるさいことは日本ではNG。大きな声。名前を大声で呼ぶのもダメ。
- 食事にも歴史がある。ビールの製造者から恵比寿のち名がついたりとか。
- 食材が新鮮。肌が綺麗になったと。
- 口一杯にして食べるのはNG。
- 日本人はあまり怒らない。編注:子どもの頃からそう躾けられているからだろうか?
- 日本組3人で助け合えたと思う。
- たくさんの新しい経験をした。
- 日本のスタイルを学んだ。リゾートにいるとき日本人から言われるのと違う。編注:いつもより強く言った。日本にいるだけに。
- 家が清潔に保たれている。自分の母が、家をきれいにしていたのを思い出した。

マービン
- どこに行っても綺麗にしている。子どもの頃から掃除をしているからにちがいない。自分の家でもそうしたい。
- 車が全部綺麗。
- 歩行者を優先している。
- ディシプリンは年寄りの方が特にそう。
- 行き先ごとに服装が違う。原宿もおしゃれ。
- 浅草混んでいた。でも、ぶつからずに混乱なく歩いている。混んでいてもぶつからない日本人。
- 気候。結構暑いときもあったが、空気冷たい。
- マニラだと、排気ガスで空が曇っている。日本はそうでもない。編注:石原都知事が厳しくした。
- マニラは取り締まりがあってもザル。抜け道がたくさんあるので、結局よくならない。
- 食事 牛が食べられるようになった。ステーキ、レアも。こんなに美味しい物だとは知らなかった。 編注:日本の牛が昔からそうだったわけではない。改善がある。
- フィリピンの食事は一品であることがほとんど。日本は様々なおかずが出てくる。
- 新しい世代は、また違っていそう。
- 服などより、食費が高いように思った。 雨でも仕事をしている日本。フィリピンはちょっとの雨でも仕事やめる。
- セルフレジがすごい。フィリピンではまだまだ。
- スモーキングエリア。池袋のは汚れていた。編注:喫煙者のマナーは全世界、それほどよくない(ゆみ)。自分の健康を顧みない肥満も。マイナス。
- トイレがきれい。編注:日本でよくある、トイレ第一掃除主義。
- 最初のウォシュレット、どこ押していいのか、わからなかった。ビデ止めるのどうやるとか。フラッシュできなかった。

ロナルド
- 人がレスペクト。行きの機内のエアコン水もれ。CAの対応。トイレまでに立つときまで何度も謝られた。客優先。
- 客をウェルカミング。いつでも、いらっしゃいませ。コンビニでも、スーパーでも、レストランでも。
- 歴史と伝統、守っている。神社など大切にキープしている。 編注:それには金がいる。
- 食事 食べ切るのが、心遣いに応えること。
- くちゃくちゃ音を立てるのはだめ。
- 箸で人を指さない。
- 人の家を訪ねる際に、食べているのはダメなことを知った。フィリピンでは大丈夫。
- 家がひっそりしている。騒ぎ立てない。
- 公共の場所で、ガジェット音出さない。
- ディシプリンがある。歩行者が本当に優先されている。駅は人がたくさんいるのに、混乱が生じていない。
- コンビニで並ぶ時も、他者の動きをよく見ている。
- システマティック。オーガナイズされている。家でも町でも。スーパーホテル。
- 道。エンフォーサーがいない。運転手がちゃんとしているからか? フィリピンは、罰金とりたいだけ。
- コミュニケーション。知り合うと、結構できる。昨晩とか。難しい時期の13歳もスマイル。
- コインランドリーの老女。蓋が開かなくなったのを助けてくれた。電話してくれた。国と言葉は違っても、助けることはできる。一方で、男性は無視していた。フィリピン人のほうが助けては出しやすいかもしれないけれど。
- とても静か。ディシプリンがある。
- 新しいニックネームがついた、その名はプレード。
3人とも目立つ日本の特徴として、人がリスペクトしあっていることと、ディシプリン(規律)がしっかりしていることをあげていました。
見えづらいところで日本人が大切にしている(というか日本人がフィリピンがそうでなくてでムカつくところ)として、効率性を重視している点(コインランドリー待っている間、ただボーっと待っていないとか)と、ある行動が何のためなのかを考えている(マクドでの席取りのとき指摘したような)ことの2つも伝えておきました。
フィリピンに帰れば、周りの人々の行動にまた巻かれてしまうことは避けられないでしょうが、日本での滞在が、なにか一つでも役に立てば良いなと思っています。
無事帰国できたので、早速ダイビングの仕事を再開したいところなのですが、昨日の雨でアニラオのあちこちでがけ崩れ。比較的被害が少なそうな、半島東回りのルートで帰るようにして、途中道の寸断が一箇所だけなら、そこは徒歩で乗り越えて残りの道程はアニラオ内の車に乗り換える段取りで空港をあとにしました。
結果、泥まみれに放ったけれど1台の車まで一応家まで帰れた模様。
台風の去ったマグダレナのパーキングはこんな感じ。側溝は全部土砂で埋まりましたが、それほどでも。
上の道路で半島西側はしばらく通行不能です。電柱も倒れまくっているので、電気が通電するのにはしばらくかかりそうです。
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