日本最終日、2人が持ち帰るもの

掃除とパッキング

明日の朝、フィリピンへ帰ります。まずは最後の朝食から。アユと卵かけご飯でした。アユはフィリピンには生息しない川魚。日本ならではの繊細な味わいというか、内臓の苦み(子どもの頃苦手だったやつ)を、二人に体験してもらえてよかったです。

日本滞在最終日の最重要ミッションは、掃除とパッキング。「立つ鳥跡を濁さず」です。

そんな帰国準備と並行して、やることが一つ。前回のマイキンソーに引き続き、今回は明治の「インナーガーデン」という腸内細菌叢の検査キットを買ってみました。日本に帰ってくる前に購入・送付しておいたのですが、旅の忙しさに追われてなかなか検体採取ができず、今日ようやく実施。

結果が出るまで3~4週間かかるとのこと。マイキンソーの検査結果と合わせて比較するのが今から楽しみです。このプランには自分の腸内細菌叢に合ったカカオ飲料1ヶ月分が同梱されていて、その後の継続は任意という商売っ気。

ココアなんぞいらないのですが、同梱なので仕方なしです。最初の1か月だけは付き合うことにします。が、何しろ結果が出てからのことなので、とりあえずは先方からのレポート待ちです。

良さげな結果が出たら、マイキンソー友達に加えて、インナーガーデン友達も募集します。

昨日採ったばかりのタケノコは、何人かにお裾分けするべくクール宅急便へ。さらにフライトのオンラインチェックイン、eTravelの手続き、本日泊まる羽田近くのホテルのチェックインなどの帰国準備をパチパチと。そうこうしている間にパッキングと掃除は無事終わり、女子たちは最後の買い出しへ。ジェラルディンなどは、奥さんが以前家の掃除用にあげたクイックルワイパーの取り換えシートが欲しいらしい。

町中華の素早さに驚愕

最後の買い出しに出ていた女子たちをピックアップして、ランチは少し遅めになりましたが、所沢の街道沿いにある「南京亭」へ。オープンキッチンで2人のシェフが鉄鍋を豪快に振る様子がそのまま見える、味は普通に美味しい、ボリューミーなお店です。

ここを選んだのは、料理だけでなく厨房の景色を見せたかったから。そのためにわざわざカウンター席に陣取る4人。

クラリッサとジェラルディンは厨房を見て、まず驚いていました。スタッフ全員が連携してテキパキと動き、手が空いた瞬間には次の準備に取り掛かっています。訪問したのはランチ後で客が少ない時間帯でしたが、夜の繁忙時間に備えてトッピングを小皿に仕込んだり、冷蔵庫の中身を丸ごと取り出して洗ったり(フィリピンでこれやられて冷蔵庫を壊されたことがありましたが、ここのは多分それができるタイプ)と、誰一人手を止めることなく働き続けていました。

日本人には見慣れた当たり前の中華料理屋の光景でも、彼女たちにとっては初目撃の新鮮な発見だったようです。ラーメン、巨大餃子、チャーハンと、胃袋のリミッターを外さないと食べられないくらいの量を平らげた2人でした。

スーツケース8個、ピストン輸送と京急の超満員電車

帰りは母の軽自動車を借りて、スーツケース8個、4人分の荷物を最寄り駅までピストン輸送しました。最後は母と車でお別れし、品川経由で京急を使ってホテルへ。

ところが、京急で事故があったようで駅構内から車内は大混雑。スーツケースを抱えたまま、まさかのラッシュアワー体験になりました。意図せずラッシュが経験できたのは、不幸中の幸いでしょうか。激混みの車両を降りた後も2人はまだ笑顔で、そのタフさには感心です。

最後の夜はお好み焼きともんじゃ焼き

ホテル近く、穴守稲荷周辺のお店でお好み焼きともんじゃ焼きを楽しみました。今回の旅でまだ食べていなかったので選んだのですが、良かったです。

もんじゃ焼きは好みが分かれる食べ物だと思っていましたが、明太子・チーズ・お餅入りのリッチなバージョンを体験してもらったところ、2人とも「美味しい!」と大好評。

日本人のなかにも「見た目が悪い」ともんじゃをディスる人がいる中で、二人の反応は意外にポジティブで、子どもの頃からおやつで食べたりしていたもんじゃに愛着のある私は、嬉しかったです。

こうして日本滞在最終日は幕を閉じました。翌朝は9時45分のフライトのため、7時過ぎにホテルを出る予定です。

クラリッサとジェラルディンが日本で得たもの

今回の旅を締めくくるにあたって、2人の感想(気づき)をまとめておきたいと思います。

1. ライフスタイルと意識の変化

一番驚いているのは、自分自身の「時間」や「未来」への考え方です。これまでは、その日を楽しく過ごせればいい、欲しいものを買えればいいという考えでしたが、日本人の皆さんの姿を見て、将来のために貯金をしたり、長期的な目標を持つことの大切さに気づきました。

以前の日本旅行の時もそうだったのですが、フィリピンに戻ってからは、人に頼り切るのではなく、自分で考えて行動し、身の回りを進んで掃除するようになりました。家族からも「別人のようになった」と驚かれていますが、自分の中の自立心や清潔への意識は、日本に行ってから確実に高まったと感じています。

2. 仕事とチームワークの本当の意味

仕事に対する向き合い方も変わりました。以前は「仲の良い友達だから助ける」という感覚でしたが、今は「仕事の効率を上げ、より良いサービスを提供するために協力する」という、本当の意味でのチームワークの重要性を理解しています。

また、自分の短気な性格も反省しました。これからは感情的に声を荒らげるのではなく、相手を理解し、歩み寄ることでスムーズに仕事を進めていきたいと思っています。

3. 「もっと伝えたい」という意欲

実は以前は、日本語の勉強にそれほど興味が持てませんでした。でも日本を訪れて、ゲストの皆さんが何を求めているのかを正確に理解したい、もっと深くコミュニケーションを取りたいと心から思うようになったんです。今は、本気で日本語を学びたいという意欲に溢れています。

4. 五感で感じた日本の美しさと豊かさ

京都の歴史ある街並みの美しさ、そして桜が散る一瞬の儚さを静かに楽しむ日本の文化には、言葉にできないほど感動しました。

食に関しても、コンビニに並ぶ新商品の多さや、新鮮な食材が手頃な価格で楽しめる多様な食文化に驚く毎日でした。日本の豊かさを、五感すべてでたっぷり吸収できた気がします。

5. これからの私たち

日本の静かさやプライバシーが守られる環境は、とても心地よく感じました。一方で、フィリピンの家族の絆の強さや、賑やかな良さも改めて実感することができました。

日本とフィリピン、どちらが良い・悪いではなく、日本の素晴らしい部分を自分の生活に取り入れながら、私らしく成長していきたい。そう強く心に決めています。

今日のまとめ

もんじゃ焼きが2人に大絶賛でした。そして、スーツケースを抱えたまま京急のラッシュアワーを体験させてしまったにもかかわらず、最寄り駅でもまだ笑顔だった2人のタフさに元気をもらいました。

荷物のピストン輸送に車を貸してくれ、最後まで見送ってくれた母に感謝。また、忙しい最終日に率先して掃除・パッキングを仕上げてくれたクラリッサとジェラルディンに、心から感謝しています。2人が日本で得た気づきと変化は、これからのヴィラマグダレナにとっても大きな財産です。

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