【祝緩和】日本フィリピンマニラ往復観光に必要な条件

2022年2月10日より日本からフィリピンへのビザなし渡航が可能になり、2年近く自由な往来ができない状況を打開する措置のあと、5月30日にフィリピン側から、6月1日に日本側からそれぞれ緩和措置が講じられました。更に9月7日より、ワクチン接種条件によっては条件がほぼ平時に戻りました。2022年9月7日現在の、両国往復に関して必要な条件を以下の通り、まとめさせていただきます。

一言でいうと、ブースター接種者、フィリピン出発72時間前までのPCR陰性結果も必要なくなりました。ブースターまで接種者については、コロナ以前の状態にほぼ戻ったということです。以下、詳しく見ていくことにしましょう。

日本出国→フィリピン入国時に必要な条件
1)必要回数の新型コロナ対応ワクチンが接種済みである証明書
2)出発前48時間以内のPT-PCRテストの英語の陰性証明書または、出発前24時間以内の抗原検査の陰性証明書。ただし、ブースターまで接種している者は、本条件免除可)
3)以上の条件で入国した後、7日間はセルフモニタリングする義務があります。もし風邪状の症状が生じた場合は、町役場と協力の上、防疫措置がとられます。

以上が、コロナ禍における特記事項で、これ以外に、非コロナ時から存在する下記条件が必要になります。
4)フィリピン入国時に6ヶ月以上有効期限があるパスポート(確認し忘れていて、日本の空港で出発時に搭乗拒否されるケースが極稀にありました)
5)フィリピン到着日から30日以内にフィリピンから帰国・出国するための航空券

フィリピン出国→日本入国時に必要な条件
一)特になし。MySOSへ情報登録しておくと、帰国時の検疫が簡略可されます。

それぞれ、気になるところを説明していきたいと思います。

1)必要回数の新型コロナ対応ワクチンが接種済みである証明書
デジタル、紙媒体どちらでも良いとのことですが、フィリピン人でも読める英語で書かれているものである必要があります。

実際にコロナ禍で初めてアニラオに来られた方(Sさん)は、書類による証明書を用意されました。

日本用と海外用の2つのQRコードが刻印されています。

日本語と英語の併記に加え、日本用と海外用の2つのQRコードが刻印されています。

自分の所属する自治体(今回は東京都渋谷区)で、「新型コロナウィルス感染予防接種証明書(海外用)」を申請して、取得します。渋谷区の場合は、郵送による申請か、スマホの「接種証明書アプリ」からのどちらかからの申請となっています。接種証明アプリはiPhone版こちら、アンドロイド版こちらです。申請にマイナンバーが必要なので、長く外国に住んでいて、日本に住民票がなく、マイナンバーを持っていない私のような人間には使用できないものになっています。

渋谷区のホームページでの説明では、郵送かアプリでの申請となっていますが、Sさんが3月中に申請したときは、郵送による申請で間違えがあると二度手間になるので、窓口での申請が可能という電話指示で、渋谷区役所の窓口申請でワクチン接種証を取得されていました。

2)出発前48時間以内のPT-PCRテストの陰性証明書(渡航用陰性証明書ともいいます)または、出発前24時間以内の抗原検査の陰性証明(2022年3月12日に追加)。ブースター接種が終わっていない方のみ必要。

以上の、1)ワクチン接種証明書 2)陰性証明書は、フィリピン政府が定めるOne Health Passを通して出国前までに登録しておく必要があります。英語でしか説明のないOne Health Passの記入の仕方は、こちらをご参照ください。

ブースター接種終了者については、実質1)ワクチン接種証明だけが、フィリピン入国にあたっての必要書類になりますが、ほとんどの方が、その接種証明を登録したOne Health PassのQRコード提示だけで入国をされています。接種証明書を見せられるように準備しておくのは必要ですが、One Health Passにきちんと登録して、いつでも見せられるように、手元に準備しておくほうが、現場ではより重要のようです。スマホの充電切れには十分注意しましょう。

ブースター接種者についてはフィリピンから日本に帰国時に必要な検査などはありません。必須事項として接触確認アプリのCocoaの携帯へのインストールが必要です。Sさんは、万が一日本出国時に濃厚接触者になっていたときのリスクを考慮して、フィリピンから日本へ帰る前にインストールされていました。必須ではないですが、空港検疫をスムーズに済ますためのMaySOSのインストールと必要事項への情報の入力もしておくと良いと思います。

ブースター接種者については、無条件での行き来となった大幅な緩和状況です。いわゆる、ニューノーマル状況といって良い状態です。あらゆる病気にはならないほうがいい、その一つとしてのコロナ対策というようになっていくのかもしれませんね。

平時の旅行者のフィリピン入国条件についておさらいしておきますと。
・有効期限の6ヶ月以上残っているパスポート
・帰国便のチケット
の所持です。パスポートの期限切れは、以前から極稀に引っかかる方がいらっしゃいますので、ご注意ください。
これに加えて、
・諸々のコロナ関連の書類と、それを入力したOne Health PassのQRコード
ということになります。海外旅行保険への加入は必須とはされていませんが、海外旅行のリスクヘッジの一環として、加入をおすすめします。

コメント

  1. 森澤 より:

    2020年に一時帰国をしてから戻れなくなったフィリピンへ来月やっと行ける事になったのですが、入国の際に必要な情報を調べても特にPCR検査のレベル等が分からず、不安になっていた者です。こちらの情報が非常に分かりやすい内容で、とても助かりました!
    マカティメディカルでのPCR陰性証明書が大体いくら位かも、分かれば追加頂けると助かりますm(_ _)m
    その他Updateもまた参考にさせて頂きます!

    • adminvillamagdalena より:

      年末の価格ですが、マカティメディカルでのPCR3,360ペソ。陰性証明発行費用530ペソだったとのことです。

  2. 五十嵐孝次 より:

    お世話になります。Philippine行の事で教えてください。(1)ブースターまで接種している者は陰性証明不要。=理解出来ました。 (2)質問=私達(夫婦)はSRRV IDを持っています、渡航日数は30日以上でも可能でしょうか?  よろしくお願い致します。

    • adminvillamagdalena より:

      SRRVヴィザをお持ちでしたら、当然30日以上の滞在は可能だと思いますが、いままでされたことはないですか?

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