小雨の中の竹林掃除

雨の朝、竹の手入れへ

男子スタッフたちのジャパン2025、4日目です。

いつものスーパーホテル宿泊で、朝はいつものビュッフェ。野菜嫌いだったロナルド、日本滞在を重ねるたびに野菜を食べる頻度が上がっているように思います。フィリピンでもぜひ続けてもらいたいですね。肌も荒れやすいみたいなので、ビタミンCも取ったほうが良いように思います。

目指す竹林は、ダイバーのメッカ・大瀬崎の手前あたり。奥さんのお父さん側の親戚の山なのですが、親戚すべて高齢化でなかなか手入れができず、枯れた竹や道路にはみ出した草木を整理するのが今回の任務です。

ただ、今日は一日中雨。降水確率90%。優先順位は他の人の迷惑になる道路沿いでしたが、とりあえずは雨が少しでもしのげるように、竹林の中の掃除を今日はすることに。竹の合間を縫って落ちてくる雨で、しっとり濡れて、結構寒い。

1年しか経っていないのに、結構枯れた竹があるのにびっくり。竹の寿命ってこんなに短いの? もしかしたら前回、枯れ竹をしっかり間引いたことで、新しい竹のサイクルが早まったのかもしれません。去年は↓のような感じだったのからすると、まだ大分まし。

チェーンソーも昨日の夜エンジンがかかることは確認したのですが、肝心のブレードが固まっていて最初なかなか動かず。錆びではなく、ブレードオイルが凝固していた感じでした。一度オイルを差すとすぐ動いたけど、手で動きを戻すのは骨が折れるし指先も怪我する作業。マービン、グッジョブ。次回はWD-40(日本だったらクレ556か)でも借りてきて、オイルを保った状態で保管したほうが良さそうです。

マービンのV字カット、進化する竹切りスタイル

マービンもお疲れさま。2年目にして、かなり腕を上げました。今日の竹は「V字切り」でどんどん倒していく。上から下、上から下と交互に入れて、きれいにV字に。「ボルテスファイブっぽくやって」と言ったけれど、厳密には違っていて、右上から切り下げて左上に切り上げるVの字切りをチェーンソーでやると脱輪します。けど、フィリピンでなぜか国民的アニメになってしまったボルテスVを例に出したほうが、気持ちよく、かつサクサクと作業が進むと思ったのです。

マービン、ロナルド、ジュンジュンの性格がよく分かる動きを見ながら、怪我をしないように声掛けをしつつやる竹林掃除。多分、日本人としての自分の役割って、日本でもフィリピンでも同じなのかも。自由奔放に動きがちな彼らを、良さを残しつつ配置して注意する役?

伏兵「とさわや」に胸キュン

寒々の午前の作業を終えて、ランチへ。前回行った「やまや」が定休日で残念…と思ったら、すぐ近くに「とさわや」を発見。これが幸せな出会い。

奥さんがアジフライを頼んだら、生け簀から上げてきた生きたアジをその場でさばいてくれたのにびっくり。小ぶりだけど新鮮で、しっかり味があって、かつほろほろの柔らかさの一品でした。

さらに「カキフライ始めました」の文字につられて私のチョイス。おそらく沼津産ではないけど、クリーミーで、ちゃんと海のミルクの味がする牡蠣。ちゃんと人間の味覚を刺激してくれる好材料の、納得の仕上げ。こういうのがいいのですよ。

トンカツオーダー三兄弟のマービンたちにもおすそ分け。ロナルドは貝アレルギーと言っていたけれど、一欠片トライ。もちろんアレルギー反応は出ません。マービンは「味がない」と言っていたけど、まあ、苦味とか海の風味って慣れが必要だから。何でも食べてみることに意味がある、ということで。

美味しかったので、「明日もやっていますか」と聞くと、「魚が獲れていたら」のお答え。ジャパンにして予測不能な振る舞いに、ちょっとめまいを覚えつつも、「魚獲れていてー」と願うものでした。

午後も作業の続き。気温が下がって、まるでアニラオの2月の海で、ランチ後に濡れたウェットスーツに腕を通すような冷たさ(つまり、我慢できる)。

テンションだだ下がりを鼓舞しつつしばらく頑張ったけど、さすがに風邪をひきそうだったので、早めに引き上げることにしました。

去年のに加えて、今年枯れた竹を積んだだけでグレート・ウォール。来年は詰み場がありません。

去年のに加えて、今年枯れた竹を積んだだけでグレート・ウォール。来年は詰み場がありません。木材粉砕機の導入も考えましたが、ちゃんとしたのはそもそも普通の車に乗らないサイズ。どうしたものでしょうかね?

3時間ほど頑張ろうと思いましたが、美味しいご飯のカロリーとアゲアゲ気持ちだけでは太刀打ちできなかった、寒さでした。ランチ後1時間30分ほど作業して切り上げ、宿に戻ってユニットバスで温まって、ディナーへ。

また来たよの焼肉房

去年も訪れた焼肉屋「焼肉房(と書いて、“ばん”)」。ここ、本当に美味しいです。埼玉の地元には、このレベルの焼肉屋はありません。値段は2人だと少し高めだけど、4〜5人でシェアすれば、最高級セットを注文してもちょうどいい感じ。一人5,000円でこのクオリティは、実家の近所にはないです。敷いて言えば、最高セットの霜降りカルビは、おぢさんには脂おおくて、つらい。。。

何より、1日頑張ったあとの焼肉。2人寄れば楽しいフィリピン人が3人と、ニセフィリピン人化した日本人2人も加われば、食べておいし、楽し、嬉し。でも踊らず(フィリピンだったら踊っていたかも)の夜でした。

アニラオでイガっとした喉が治っていませんでして。竹林掃除の作業中の雨で冷えたのか、喉がイガイガして鼻も少し詰まり気味。昔は辛いもの大好きでしたが、どうやら唐辛子アレルギーになってしまっているらしいので、詰まった喉鼻にアレルギーでさらに腫れたら死ねるかもってことで、やさしく「わかめクッパ」にしておきました。ちゃんとした出汁が効いていて美味しいことこの上なし。

自分はドライバーなのでウーロン茶でしたが、マービンたち男3人はビールで乾杯。「うまい!」って顔を見てると、それだけで報われる感じです。「美味しい」は正義です。

明日はもう半日だけ作業予定。天気と体調次第では、もう少しだけ続けるかも。今日はしっかり休んで、明日に備えましょうぞ。

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