富士山温泉慰労旅

日本行動日。クリスマスから年末年始までキッチンに入り浸りだった奥さんの少しでも慰労になればと、富士山好きな奥さんのリクエストで河口湖の温泉へ発つ日。

日本ルーティーンの朝のイキイキ長寿体操も、寒いからとこれまでサボっていたのですが、今日は参加。一旦家の外まで気力を振り絞って出てしまえば、それほど寒くない?

久しぶりに参加してみて思ったのは、こういう体操をしていれば、高齢者で問題になるフレイルは避けられそうなこと。中年がやっても片足立ちのバランスだったりとか、身体のあちこちをゆっくり動かす運動は、普段のデスクワークとダイビングでは使わない筋肉や筋を使ったり意識することがあって、身体の新鮮な発見があります。

前回日本に来たときに教本買って少ししかやっていなかったのを、今年はやったほうが良いかもと思う朝でした。

レンタカーは隣駅。とりあえず歩いていくことに。

今回日本滞在時にクリアしておきたい食事が、マックのエヴァンゲリオンコラボバーガー。今日から行く旅行のどこかで食べれば良いかと思っていましたが、絶えず地元の美味しいものに引き寄せられる性格の二人が、このバーガーにありつけるタイミングに恵まれる確率は、低そう。

いざ山梨へ。道中サービスエリアから見上げる空にパラグライダー。こうみえて私、高所があまり好きでないことが最近わかってきました。趣味として空を飛ぶのは、ちょっと無理かも。

埼玉から河口湖までは2時間かからないくらい。チェックインが15時からなので、それまで時間つぶしにまずは食事。

本栖湖近くの、本陣つかささん。

【公式】山梨・本栖湖近くで食事|本陣 つかさ
山梨の本栖湖近くにある食事処「本陣 つかさ」は、「毎日、出来立て」のそば、うどん、ほうとうをご提供している和風佇まいのお店です。そばつゆと麺にこだわった、そば、うどんの提供と、本栖湖名物の「鹿カレー」も扱っています。

山梨の地元が誇る飯というと、すぐに「ほうとう」になってしまいがちですが、ここはあえて違うものをということで、鹿カレー。奥さんはほうとう。

思えば、去年の3月と10月にスタッフを日本につれてきたときも、その準備のときも、ほうとうは食べたので、フィリピン在住者とはいて、一般的な埼玉県民よりこの1年で食べたほうとうの数は多いはず。

この1年のほうとう3連発。

お店毎に味がかなり違うので、各地のほうとうを味わう価値はあるのは否定しませんが、別の名産も食べたい浮気性が頭をもたげてしまいました。

ほうとう以外の名物を作ろうと、2010年ごろに地元の女将たちによって考案された、鹿のスパイスカレー。鹿肉自体あまり食べるチャンスがないので、こういうの、ありがたいです。肉は所詮鹿肉で、家畜のような脂や柔らかさはないですが、地元のこういう努力はありがた美味しくいただきます。できれば熊カレーも食べてみたい。

ベージュのお土産に買う寸前まで食指が動いた鹿の骨。まじまじと身近で観察したことのない鹿の骨だし、未知の食材に対して控えめなベージュがどんな反応をするのかみてみたかったです。やっぱり買って帰るべきだったかも。どこの鹿の骨ともわからないものを食べるベージュを見てみたかった。

ホテルのチェックインまで時間があるので、ウェブ検索頼みで、本栖湖近くの今となっては旧千円札の裏の富士山の元になった写真が撮られた場所へ。雲がかかってちょい残念でした。

2024年に流通が始まった新千円札の裏は、北斎の冨嶽三十六景 神奈川沖浪裏。あの三角波の自然条件かでの再現シーンに出会うのは難しいでしょうが、海の上のビューポイントもそのうち開拓されるのでしょうかね。東京湾の何処からしいのですが。

で、ほとんど同い年であることがわかった「さかなクン」が絶滅認定後の再発見に貢献した、クニマスの展示資料館にも。

亜熱帯の海の魚にはそこそこ詳しいと自負していますが、淡水魚については、知らないことが多いです。ヒメマスとニジマスの違いもよくわからなかったのですが、丁寧に教えてくれる資料館、無料なのに大したものです。

同じく陸封型の魚、マリプト(陸封型のギンガメアジ)がアニラオ近所のタアル湖にいますが、当地でもこんな感じでちゃんと説明しつつ、保護と観光の目玉にすればいいのになと思いました。

旧ペソ札でも、ポリマー製の新ペソ札でも、50ペソの裏はタアル火山とマリプト。国家紙幣に使われているくらいのネームバリューなら、もっと観光と文化教育促進に活かしても良いようなものですよね。もったいない。

クニマス資料館の横、やたらバットマンが出てくるなと思っていたら、西湖のコウモリ穴がすぐ横だったんですね。というか、版権大丈夫?ポスター貼るくらいなら大丈夫なのかな。このコウモリ穴出発の青木ヶ原樹海の散策ツアーに参加したかったのですが、コウモリが冬眠に入っている今は散策ツアー自体が開催されていないんだそう。

コウモリはどうでも良いけれど(危険な感染症をもらいそう)、青木ヶ原樹海はガイド付きで歩いてみたかったです。3月下旬以降のいつか、リベンジできるかな。

夜は、ホテルのオススメにあった、牛カツの甲州屋へ。混むのが嫌なので、5時台の早い時間を狙います。が、私達入店後、奈良美脚ができるくらいの繁盛っぷり。ほぼ全員インバウンド。

牛カツ1.5枚をオーダー。ご飯一杯までおかわり無料です。あと、とろろ(150円。量少な)つけちゃいました。

海外ぐらしの二人としては、もっと赤みの肉肉しい肉が好みですが、このサシの入った牛肉も、これはこれでよかったです。二人して関東人なので、カツといえば豚圏。牛カツそのものが珍しいのもありました。アイディアはよいので、マグダレナでいつか出る時があるかも、ってコスト大丈夫か?

車で行く場所でしか食事ができない関係上、飲酒はホテルに戻ってから。ファミマやセブンも地図上はあるのですが、控えめ配色モードになっていて、気づかないことこの上なし。

カンパニーカラーって大事で、ファミマの緑を頼りに探していた自分は見事にスルーでした。iPhoneの電源ボタンを3回押して、アイコンをグレー表示にするだけで、スマホを使う時間を削減できる、スマホ依存性対策ほうがありましたが、あれって本当に効果アリなのがわかる経験でした。

別に歴史情緒の重い京都でもないのに、コンビニを茶色看板にするのは、どうなんでしょうね。まぁ、一旦慣れればどうということはない問題ではありますが。

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