男子スタッフたちのジャパン2025、5日目です。
昨日は雨と曇りで、楽しみにしていた富士山が一日中見えなかったんですが、今朝、ホテル部屋のカーテンを開けたら、真っ白に雪化粧した富士山💗 今年の初冠雪だったそうです。日々天気が変わって景色が変わるのも日本の良いところですね。

宿泊しているのはスーパーホテル。朝食ビュッフェで、今朝も納豆卵かけご飯をいただきました。三日連続の納豆卵かけご飯。幸せです。静岡らしく、とろろ芋も用意されているので、半膳ずつに分けて「納豆卵かけご飯」と「とろろご飯」両方楽しめて幸せ。

腸活オジサンとしては、腸によさそうなとろろ芋の効用も気になるところです。
昨日マーヴィンが「このごはん、生煮えっぽくないですか?」と。確かにちょっとボソボソする感じ。去年同じホテルに宿泊して食べた米とはちょっと違うように感じました。で、思い立ったのが、今年の米の価格高騰。備蓄米を混ぜているんでしょうね。
フィリピンではあまり備蓄米の概念がないので、一応日本の備蓄米の制度について軽く説明。
ちなみに今の相場でいうと、日本米は1キロあたり380ペソ前後。フィリピンで私たちが食べているお米(1キロ50ペソ程度)に比べると、ずいぶん高価ですが、それでも米農家さんは大変だと聞きます。美味しくいろいろなものが食べられる国・日本、持続して幸せな暮らしができるように考えていかないと駄目なんでしょうね。
几帳面なロナルドは、食べた場所の拭き掃除。
竹林作業日2日目。午前中は快晴。道中ガソリン補給。フィリピンにはない、セルフ形式のガソリンスタンドで、今日はジュンジュンが給油担当。

作業現場からも雪富士。
昨日できなかった道側の草刈りが優先事項です。道路に面した竹や雑草が伸びて、通行の邪魔になっていたので、高齢の親戚たちに代わって作業しました。チェーンソーの出番はなかったけれど、みんなで協力して作業できるのは楽しいです。
お掃除冒険者パーティ御一行としては、
ガシガシ進む戦士:マーヴィン
軽やかに動き回る剣士:ロナルド
お菓子で体力回復の僧侶:奥さん
ちょこまか動き回る盗賊:ジュンジュン
馬車の御者兼記録係の吟遊詩人:オオサワ──な感じですかね。





今回判明した事実として、親戚の方に聞いた土地は思った以上に広大で、作業範囲を確認してみると、これまで手を入れていたのは全体の1割ほど。さらに上のほうは、もう10年以上手つかずでジャングル化しているらしい。これは仮に1か月かけたとしても終わらない規模ですね。
「遊林・自由地」と呼ばれる、手が入らなくなった私有地が全国あちこちにあるんだろうなと実感。奥さんは「日本の荒れた土地を整備するような仕事、外国人にもできたらいいのにね」と。ただ、現行のビザ制度では難しそうなのが現実です。
日本の円が弱くなれば、外国人でも日本にまで肉体労働しに来たくなくなってしまうかもしれませんね。日本の里山も心配がたくさんです。
昼は昨日「発見」して美味しかったとさわやさんへ。それぞれ違うメニューに挑戦。奥さんはキンメの煮付け、マーヴィンたちは天ぷら定食、私は刺身定食。どれも新鮮で美味しいです。






何が一番美味しいかは、見極めて次来たときの注文に結びつけたいと思います。
宿泊もできるらしいですが、夜はきっと豪勢な魚料理が刺身と一緒に供されるでしょうから、マーヴィンたちには少しハードル高いかも。
食後はお父さんのお墓参りへ。

そのあと御殿場の富士5合目へ。途中まではくっきり見えていた富士山も、到着する頃には雲の中へ。



でも、黒い火山灰でできた地面や斜面で寝転んだり、間近に感じる富士の存在にテンション上がりまくり。
鼻風邪で耳が詰まり気味だったのか、ジュンジュンの笑い声が富士山中にこだましているように聞こえて、どこにいってもフィリピン人は本当に楽しそうだなとしみじみ思いました。
富士をあとにして無事に埼玉の実家近くに到達。一旦家に戻ると出る気力がないので、夕食は以前行って美味しかったイタリアンレストラン「ロクスケ」へ寄ることにしました。
ここは、ちゃんとした石窯で薪を使って焼くナポリ風ピザが名物。薄いクラストが香ばしく、軽いのにしっかりとした満足感があります。
スパゲティも本格派で、「これぞイタリアン」という味。せっかくなので、マーヴィンたちにも本物の味を体験してもらおうと再訪しました。
奥さんが「ここのは本当に美味しい」と太鼓判を押していたミートソーススパゲティをオーダー。
普通のミートソースと違って、ひき肉ではなくて、しっかりした肉のかたまりが入っているタイプ。さらにキノコの香りが加わって、深みのある風味に仕上がっています。ソースは濃厚ながらも重すぎず、パスタはアルデンテ。


他にはフィリピン人にもおなじみのカルボナーラも頼みました。フィリピンでは白くて、重たくて、固まったカルボナーラが定番ですが、ここで出てくるのは、卵黄とチーズのコクが絶妙な「本場の味」。マーヴィンたちには少し大人の味だったかもしれませんが、彼らなりに味わっていました。
結論。スパゲティはトマトソース系の方が好きらしいです。
美味しい料理と、旅の程よい疲れの余韻に包まれながら、この日も無事に終了。雪化粧の富士山に始まり、草刈りに奮闘し、富士の火山灰と触れ合い、最後は埼玉で本場仕込みのイタリアン。
今日も一日無事に濃厚な時を過ごせました。
明日は本当は休養日にしたかったのですが、日光の紅葉の激混みの週末を避けるために、休まず日光に向かいます。竹林掃除も適度に手を抜いて体力・集中力は温存しているつもりなので、明日も運転、大丈夫でしょう。

就寝前に男3人集まればの、プチ宴会は忘れませんよ。
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