日本活動日。クリスマスをしおらしく過ごしたらといって、人間が大きく変わるわけでもなかった朝。健康長寿体操からスタートです。
奥さんが日本で行ってみたかった行列のできる食堂、菱田屋へ。駅は駒場東大前。渋谷で京王井の頭線に乗り換えなのですが、さいたま県人の私と、元都民でも30年以上フィリピンで生活していた奥さんは、二人揃ってプチ迷子に。どこに行ったらいいの?
先日探し当てた、岡本太郎の「明日の神話」の壁画を目指せばよかったのですが、結局地下道を通って遠回り。
駒場東大前到着。街ゆく人がすべて偏差値高そうに見えます。
行列していなくて、一回スルーしてしまいました。その隣の、肉屋の弁当セクションの方が並んでいたりして。
定食屋としては決してお安くない価格帯。あとでKindle Unlimitedで無料で読める、『行列のできる定食屋「菱田屋の男メシ!」』を落としてみましたが、そこに乗っていた2017年時の料金から3割ほど値上がっていました。
奥さんは、看板メニューの豚の生姜焼き。私は豚の味噌漬け焼き定食を。並盛なのに、丼飯。大盛りを注文すると、体育会系の学生さんが食べるくらいの、縁より上に大きくはみ出る山盛りで登場します。
こういう、定食にしてトレーで出すと配膳がアニラオでも楽かもねと奥さんと話していましたが、そうすると、今はなきサンビームマリンスポーツさんの真似みたいになっちゃうよねと。豚の生姜焼きなんて、まさにそこで提供されていた定食でした。オーナーのタカガキさんも、同じような思考を経てあのA/B定食スタイルに定着したのかなぁ。
買い忘れたものがあるというので、奥さん再び合羽橋へ。いや、本当にいろいろな調理器具があるものです。
奥さんがいつか欲しい、15万円の銅の鍋をおいてある釜浅商店にもしっかり連れて行かれました。
合羽橋交差点はスカイツリーの真正面。
マニラ界隈で一番美味しいと思われる、マリアさんの七五三の本店も、そのとおり沿いでした。菱田屋の豚で腹がはちきれんばかりだったので、本店の味を試すことは叶わず。
奥さんが欲しいという雑誌を探しに、池袋の三省堂へも。ここ数年ずっと電子書籍で本を読んでいて、新刊書の並ぶ大規模書店へは本当に久しぶりに足を踏み入れましたが、いやしかし、膨大な紙の量に圧倒です。売れなくても、取次店に返されるだけで、全部廃棄にはならないにしても、ものすごい量の印刷された紙の圧力にめまいがしました。
雑誌も数多すぎ。これだけの知的好奇心というか、物欲を掻きたてられるに足るだけの国民がまだひしめき合っているのが日本だというのを、見せつけられました。こういうシーンはフィリピンにはないですし、国民もいまのところ求めていない国なんだと思います。
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