日本行動日です。アニラオの方は、今日と明日はゲストの皆様の受け入れをお休みして、スタッフたちの完全休養日。フィリピンに残る彼らも、しっかり体を休めてくれていることでしょう。
さて、私たち日本組の朝は、健康的な食卓からスタート。焼き鮭に温野菜のサラダ。玄米の入ったご飯にコンソメスープ、そしてヨーグルト。ヨーグルトにはリンゴが入っているんですが、母が気を利かせて、フィリピン土産のマンゴージャムを乗せてくれました。フィリピンから来たうちらには、別に良かったのにね。

景観に負ける安全
増上寺の節分イベントに参加するために地元駅まで移動。駅へ向かう道すがら、ふと考えさせられることがあります。
足元にある、視覚障害者用の黄色い点字ブロック。昨夜、全盲の方からお話を伺う機会があったのですが、あの「黄色」と「幅」には、とても大切な意味があるのだそうです。

全盲の方には見えなくても、弱視の方にとっては、あの黄色がぼんやりと見えて、それを探りながら歩く。そして、白杖を使う方にとっては、ある程度の幅がないと読み違えてしまう。
けれど、川越などの一部の観光地では、「景観を損ねる」という理由で、これを排除したり、地面と同化するような色に変えたりする動きがあるそうです。川越という、盲学校があるような街でさえ、そんな議論が起き、実際にコントラストの低い、幅の狭いものに変えられてしまっている現実があります。
景観って、そこまで大事なものなんでしょうかね。視覚に障害を持った人の移動の自由や安全よりも、優先されるべき美しさって、どんなものなんでしょうか。
私の実家の近所に住む全盲の方は、大宮での就職が決まったものの、通勤経路にある乗り換え駅(川越や秋津)に、駅と駅をつなぐ適切な誘導ブロックがないそうです。そのため、わざわざ遠回りをして池袋経由で通わなければならない。
日本は便利だけれど、こういうところの優しさが、まだ少し足りないのかもしれませんね。あ、フィリピンに至っては、それ以前の状態なのは言うまでもないです。健常者でも道に空いた穴に落ちる国。点字ブロックはどこにもありません。
移動中の電車内でも何かをしたい。先日のスタッフ健康診断の結果を受けて、スタッフ向けにコレステロールや生活習慣に関する情報を毎日発信しているんですが、その作成タイム。AIに記事を書かせ、イラストを生成してグループチャットへ。

悪玉コレステロールを減らす食事のイラストを作らせたら、今朝食べた朝食とそっくりな画像が出てきました。私のスマホの中身を覗いているわけではないでしょうが、それだけ今朝の食事が理にかなっていたということですね。日本の食事は本当に健康的で、ありがたいです。
増上寺で「福は内」
増上寺に到着です。今回は奥さんが年女ということで、年男年女が参加できる節分追儺式に参加するためにやってきました。ここは彼女が高校時代、夏の合宿で通った思い出のお寺でもあるそうです。


私は撮影係として外をウロウロ。待ち時間に境内を歩いていると、ペット用のお守りを見つけました。自分用には買わないけれど、留守番をしているベージュのために一つ購入。

海沿いの家ですから、すぐに錆びてしまったり、引っかいて外れてしまいそうですが、可愛いあの子に何かしてあげたいというおせっかい心です。


豆まきは、落語家さんたちがMCで、お相撲の親方衆や芸能人も参加されていて賑やかでした。本来、ここでは「鬼は外」は言わず「福は内」だけらしいのですが、MCの方は盛り上がって「鬼は外!」と連呼していました。私も最終5回目の回に並んで、しっかり福をいただいてきました。
ジェラルディンに食べさせたいイタリアン
遅めの昼食は、増上寺近くの博多うどん屋さんへ。看板商品の元祖もつニラうどんを頂きましたが、腸活的には油が強すぎ。食物繊維多めなごぼう天うどんにしておけばよかったかな、と少し後悔しつつも、経験として納得。味は美味しかったです。


夜は地元に戻り、馴染みのイタリアン、ろくすけへ。コースではないですが、注文したものをコース風に出してくれる心配り。


例えばこのサラダ。ドレッシングが「かかっている」のではなく、適量で丁寧に「和えて(ドレスされて)」あるんです。地元の農家さんから仕入れた野菜の味が生きている。「これが本当のサラダだよ」と、4月に来る予定のキッチン担当のジェラルディンに、ぜひ食べさせてあげたい。
イワシのマリネも、白子のフリッターも絶品です。フィリピンで見かけるフリッターは、たいてい衣がベチャベチャか重ため。このカリッとした軽やかさこそがフリッター。何度も来ている奥さんに、オーナーシェフのお母様が「ビールを使っているのよ」とこっそり教えてくれました。




そして、スルメイカのピザに、奥さん好物の砂肝とレバーのパスタ。シンプルだけれどコクがある。
フィリピンでは、大人数でワイワイと賑やかに食べるのが食事の楽しさですが、こうやって美味しいお酒と料理を少しずつ、しっとりとかみしめながら味わう「大人の食事の喜び」も、経験させてあげたいものです。
日本の食事は、本当に安くて質が高い。世界的な物価高と言われますが、このクオリティでこの価格は、海外では考えられません。そんな日本の良さを再確認しつつ、奥さんも豆まきを楽しんでくれたようで、良い一日となりました。
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