日本滞在を終えたフィリピン人スタッフ3人組の帰国日。フライトは羽田で9時半。朝7時半には空港へ行きたいということで、7時の電車に乗れるようにホテルを出発。
1つ誤算は、羽田空港に向かう京急蒲田駅は、JR蒲田駅のさらに南。12月に女子がスーツケースを持って歩くにはちょっと遠いので、12月の旅程では別のホテルを予約したほうがよいですね。
ホテルには朝ごはんがついていたんですが、時間的に間に合わない。というわけで、JR蒲田駅の改札前にあったおにぎり権兵衛で買ったおむすびを、空港に着いてから食べることに。
3人のために奥さんが選んだのが、紅鮭のおにぎり。魚の中でも「サーモン」は聞いたことがあるはずなので、その仲間なら大丈夫でしょうということで。海苔に包まれた三角の幸せ、と日本人なら思うのですが、3人は海苔がちょい苦手。

何でも「苔の味」だそう。抹茶味のお菓子を食べたときにも「苔の味」。ちなみに、フィリピンで苔を食べる習慣はなかったはず。
腸活中の私のチョイスは、玄米の明太子おにぎり。玄米はパサパサして握りづらいはずなのに、品種改良の結果か、おにぎり職人さんの腕なのか、ちゃんと形をなしています。素晴らしい。

それでも、海苔で包まれているわけではないので、食べるとポロポロ落ちる。あってよかったプラスチック製の入れ物。
やると決めたからには、フィリピンに帰っても腸活は続けます。低脂肪・高タンパク質・食物繊維多めの食生活、地味だけど続けるとお腹が常時気持ちいいものです。
一方スタッフたちは、最後の最後までレモンサワーで乾杯。
日本滞在中、私とジュンジュンは主に「こだわり酒場のレモンサワーロング缶」、ロナルド、マービン、奥さんは輪切りレモンの入った「未来のレモンサワー」が定番の夜の友でした。
普段はあまりお酒を飲まないロナルドやマービンも、日本祭りの最後の瞬間をサワーで楽しんでいました。
奥さんは私の分も買ってくれていましたが、珍しくパス。移動日は少しは控えようという殊勝な心が私にもあるのです。日本―マニラの4時間半程度の移動時間くらい、トイレに立たなくても済ませたいという面倒回避の心境もありますが。
日本行きのときには気づかなかった「月と星セレクション」から、『宇宙兄弟』を読んだときから気になっていた『アポロ13』と、モノリスとか冒頭のシーンは知っていたけれど、ちゃんと観たか不確かだった『2001年宇宙の旅』を視聴。
ちょうどAIも出てきたことですし、人類が次のステージに進みそうな昨今、『スペース・オデッセイ』を見直すのは意味があるように思いましたね。

全員無事にマニラ到着。私と奥さんはマカティで降りて、3人はアニラオへ。

帰国したスタッフたちには宿題を出しました。
「日本で見て、感じて、学んだことをランキング形式でベスト3にして、理由もつけてスタッフにシェアすること」。
単なるお土産話ではなく、自分の中で“なぜそれが印象に残ったのか”を言葉にしてみる。そこに抽象化の芽があると思うのです。できるかなぁ。
そもそも出発前から鼻が詰まり気味だったり、喉がイガッとしていたり、私も含めて風邪気味メンバーがいましたが、大きな病気・事故もなく、無事に日本研修旅行を終えられてよかったです。
超リフレッシュした3人と一緒に、これからまたアニラオで、ダイバーさんたちを迎える準備に戻ります。
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