フィリピン人スタッフ桜の京都を堪能

円山公園の桜は東山魁夷のモチーフ

旅では、その土地を知り尽くした人がいるときほど心強いものはありません。京都2日目は、京都検定1級持ちのアニラオ常連のドロンジョさんに1日案内をお願いしました。彼女にはこれまで何度も京都を案内してもらっています。「なるべく良いところを、なるべく混んでいない時間帯に、そして本物志向」がモットー。さてどうなりますでしょうか。

集合は朝6時半。寝ぼけた頭を朝の冷気で起こしながら、集合場所へ。まず向かったのは、八坂神社に隣接する円山公園。この桜の時期、日中は屋台が立ち並び観光客で賑わうこの場所も、早朝はまだひっそりとしていて、静かです。

本来は朝日が差し込む瞬間を狙ってくれていたのですが、この日は生憎の曇り空。ベストの日差しは少し外れてしまいましたが、それでも人のいない空間で眺める公園は格別でした。

そして円山公園といえば、東山魁夷の名作に登場するあの「しだれ桜」。奥さんが東山魁夷の作品が好き(シブい)ということもあって、実物を目の前にできたのは、今回の旅の中でも高ポイントだったと思います。

白川通り、高瀬川、そして鴨川へ

円山公園を後にして向かったのは白川通り。以前は中国からの観光客による結婚式前の撮影部隊が10メートルごとに林立して、通行の妨げになるほどだったのだそう。高市総理になったあたりから、イランでの戦争もあってか、中国人観光客はだいぶ数を減らしていて、今回目撃したのは2組くらい。未だにオーバーツーリズムの京都ですが、少しだけうるささや邪魔さは軽減しています。

高瀬川沿いも歩き、さらに鴨川へ。桜並木の下をてくてくと歩きながら、途中には桜吹雪まで。

ジェラルディンもクラリッサも、終始笑顔でした。フィリピンでは見られない桜満開のこの光景に、スタッフたちが心から喜んでくれているのが伝わってきて、連れてきた甲斐があったなとしみじみ感じました。

あ、ちなみに日本人の私も、基本フィリピン在住なので、この時期の日本で満開の桜に出会えたのは、一生分の桜チャージになっていると思います。

朝の散策を終えて立ち寄ったのが、以前はおばあちゃんが営んでいたというやまもと喫茶。今はお孫さん?に引き継がれて、名物の卵サンドが看板メニューです。以前の店主のお祖母様、現役なら80歳を超えているはずです。

京都の卵サンドは焼き卵スタイル。出汁巻き卵に近い作り方ですが、出汁を強くしすぎず、和食になりすぎないよう絶妙に仕上げてあります。洋食と和食の境界線を見事に泳ぐ一品。美味しかったです。旅先でこういう「地元の味」に出会えるのは、やっぱり案内人がいてこそですね。

京都にきたならば、ちゃんとした抹茶も、ということで、一保堂の開店のタイミングでイン。

値段はお高いですが、味に奥深さのある、経験を買うとすれば妥当な金額だったと思います。後味を思い出すと、また飲みたくなるという意味では、中毒性があるのかも。

今日といえば牛カツではふう

ランチ前の時間調整で、京都御苑にも立ち寄りました。その広大さに圧倒されながらも、桜も少し楽しめました。ただし、メインの桜エリアは現在地から徒歩15分ほど。さすがにそこまで足を伸ばす余裕はなく、馬車が通りそうな道の広さを堪能するにとどめておきました。

敷地の大きさを前にして「外国からの国賓が来た時には迎賓館として使われることもある」という話をすると、「じゃあドゥテルテが来た時は?マルコスが来た時は行ったの?」と2人は興味津々。

ランチは、肉専科のはふう。牛カツサンドが有名らしいですが、せっかくの店内飲食なので、サンドではなくて、牛カツ定食。美味しいです。デミグラスソースがけおすすめ。

美味しいランチの後、甘いものは別腹ということで、grains de vannilleへ。緊張感のある諸君さんの作業が窓越しに垣間見えます。甘いものには一家言がない私ですが、ふつうに美味しいです。

敵は本能寺(焼かれたのとは今は別の場所にあります)にありの脇を通ったり。佛光寺は桜より、春から赤い紅葉に感動していました。

3万歩超えの一日、そして夕食の教訓

夜は目当てのお店には入れず、やむなくチェーンのがんこ寿司へ。何を食べてもイマイチなのは、ここまでの食事処のレベルが高かったせい。

悪くはないのですが、「良いお店=高級店ではなく、ファミレスではないちゃんとしたお店」で食べようと思うなら、事前のリサーチと予約は必須だと改めて認識しました。

特に京都は人気店への予約競争が激しく、当日ふらりと入れるような店は限られます。これは京都を訪れるすべての日本人に知ってほしいです。インバウンドで、味のわからない大多数は知らんでよろしい。

この日の歩数は、私個人で2万4千歩。前日の寝不足もあり、アニラオの経理処理など事務仕事も溜まっていたため、夕食後にまだ祇園を歩きたい3人より先に宿に戻ることにしました。

残った奥さん、ジェラルディン、クラリッサの3人は夕方までさらに歩き続け、1日のトータルは3万歩超え。ジェラルディン、減量のために日々アニラオでも歩いているので強脚です。

今日のまとめ

早朝の円山公園と桜吹雪の鴨川。人の少ない時間帯に京都の美しさを満喫できたことが、何よりの収穫でした。スタッフたちの笑顔も最高でした。

ドロンジョさんの緻密なプランニングに心から感謝です。知識と経験があるからこそ実現できた、贅沢な一日でした。引き継がれたお孫さんの卵サンドのお店にも、美味しい朝ごはんをありがとうと言いたいです。

京都観光は早起きが正解です。人気スポットへは開門直後か、早朝に行くだけで別世界のような静けさと美しさに出会えます。また、夕食のお店は必ず前日までに予約を。特にゴールデンウィークや桜・紅葉シーズンは、人気店への予約は数週間〜数カ月前から埋まります。

せっかくの旅行。美味しいものを食べたいですよね。

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