ファイザーでした

先週アニラオの片付けをしてマニラに帰ってきたあと、マカティ市のコロナワクチンプログラムにオンライン登録しておいたところ、高齢者枠のお父さん分が受けられるという連絡が急遽あって、接種会場へ。

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ロックダウン前はマカティ中心部のグロリエッタモールの一角が会場でしたが、今回はPalanan小学校が接種会場。街なかの小学校なので、上に長い作り。広い校庭はなさそうです。授業ももともとリモートなので、ワクチン接種会場化にともなって生徒たちが追い出されるわけでもなさそう。

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かなりの数のスタッフが動員されていて、混乱なくどんどん進みます。こういう会場では、ならばない、見知らぬ他人と喋り続けるが常のフィリピン人のはずが、きちんとマスクをして無言で座っている、かなり統制の取れた会場内でした。やればできるではないですか。感心しました。

奥さんと私の二人で付き添いましたが、狭い室内は一人だけの付添が認められる以外、付き添いには寛容だったで、一人が付き添って、一人が並ぶことができたりとよかったです。

シニアにはかなり優しいフィリピン社会。優先の動線に案内してもらって、50人分くらいは早く進みました。

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現在フィリピンに入ってきているワクチンは、シノファーム、シノバックの中国ワクチン、ファイザー、モデルナ、アストラゼネカ、ヤンセンファーマ(ジョンソンアンドジョンソン)と日本でも聞き覚えのあるものと、ロシア製のスプートニクV。どれが打たれるのかは、接種会場の内部まで行かないとわかりません。

シノバックなど、効果の薄いワクチンの割り当てだったら、とたんに具合が悪くなったふりをして、やめようといっていたのですが、それも許されないような、次から次へとどんどん進む会場の雰囲気でした。結果的に第一希望のファイザーだったので、ラッキーでしたが、嫌なワクチンだった場合の拒否は、フィリピン百戦錬磨の奥さんでも無理だったかもと思うと、運が大きく味方してくれた結果だと思います。

解熱痛み止め剤もくれました。

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二回目接種の予約もとれて、一安心。こういう記念撮影をしてSNSで拡散をする仕組みは、SNS大好きなフィリピンならではですね。日本にはこういうの、やっぱりないです?

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タイの日本大使館が、在タイ邦人向けにワクチン接種を実施するというニュースがあって、マニラ大使館でもそういう動きがあるのではないかと一時期待が膨らみましたが、内情を知っている方に話をきいたところ、タイのケースでは、タイ国内に割り当てられているワクチンを回してもらっているということなので、同じやり方でフィリピンで実施すると、最も多く流通しているシノバックやシノファームが割り当てられる可能性が高く、実効性を重視する日本人向けのプログラムにはならないということでした。

フィリピンで、現在必要回数のワクチン接種が終わったのは人口の9.9%。世界平均が15.5%(日本は32.9%)なので、遅れをとっていますが、社会的には接種に対して賛成の意見が多いみたいですし、マニラ在住日本人ダイバーの皆さんも、会社提供などもふくめて、都市部や富裕層ではワクチン接種が進んでいる実感があります。その一方で、アニラオのあるマビニ町はこの2週間新規のワクチン供給はなし。地方は取り残されているようです。

スタッフのワクチン接種は、座して町からの連絡を待つより、都市部に出てきて打った方がよいかも。リゾートオーナー協会の方でも会長が中心になってワクチン確保に動いていますが、選択肢は多く持っていたほうがよいです。

ワクチン会場の帰りに寄った、日本食材屋のマカティはっちんの店内の一角。

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これまで意識していませんでしたが、UMA DELICAって、謎の未確認動物(Unidentified Mysterious Animal )を使ったお惣菜だったら、夢がありますね。って、写真中央に写っているのは、恐竜の卵!。家についてから指摘されて気づきました。

ちなみに、UMA(ユーマ)は和製英語で、ツチノコや雪男などの未確認動物を指す正しい英語はCryptid(クリプティッド)だそうです。

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