タアル火山攻略

先日社員旅行でタアル火山に行ってきたので、注意点や知っておくとオトクな情報だけをまとめておきたいと思います。

タアル火山はマニラの南、バタンガス州にあります。日本人が多く住んでいるマカティエリアから車で1時間30分ほどのタリサイへ。チャーターしたボートでいくタアル湖のほぼ中央に浮かぶ火山島がタアル火山です。社員旅行のスタッフが出発したアニラオからは、1時間45分ほど。

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誰が言ったかわかりませんが、世界最小の火山だそうですが、現在はレベル1程度の活動状況で、入山に規制はかかっていません。

かかる費用は以下の通りです。
1)ボートチャーター(7人乗り) 2,000ペソ→1,500ペソ
 備考:Preciouse boat stationだと、麦わら帽子、使い捨てマスク、ココナッツジュース付き
2)タアル火山入山料 100ペソ(子どもは50ペソ)
3)ボートターミナルフィー 50ペソ
4)徒歩の場合のガイド(徒歩1グループあたり 500ペソ

もしくはガイド付き馬 500ペソ、大人一人対して子ども一人追加する場合は、250ペソ。

というわけで、大人一人の場合の参加費は2,650ペソ(ボートが値切れれば、2,150ペソ)です。

まずはタリサイ(Talisay)を目指して、自家用車で移動。マニラから来ても、アニラオから来ても、高速道路の出口はTanauanエキジットを使います。

Tanauan側から車を走らせ、カルデラの縁であるタガイタイへ上がっていくT字路を越たすぐ右の、Preciouse Boat Stationで下車。3軒見て回りましたが、ここが一番条件が良かったです。デブッチョのオーナー夫妻がと知りきっています。女性の方のあだ名は「ビューティフル(自分で言っていました)」レンレン。憎めない性格です。

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下見に行ったときの条件が、ボート複数利用予定だったせいか、2つのボートレンタルで2,000ペソの正規料金ではなく、1,500ペソまで値引きが可能という条件を提示されました。ただ、2,000ペソは観光協会で決まっている正規料金なので、実際に1,500ペソでチャーターしても、地元民に質問されたときは2,000ペソと答えてくださいと釘を刺されました。

Preciouse boat station利用の場合、ボート、エントランス、ターミナルフィー、馬代などの必要な費用は帰ってきたあとにStationでまとめて精算となります。その旨、タアル火山の説明と一緒にされます。馬代金かとおもって、馬子に500ペソ支払うと、チップとして受け取られてしまうのだそう。チップはチップで100ペソ〜用意しておきましょう。

道を渡って、駐車場の裏手はすぐに船着き場。同じ大きさのボートが並んでいます。操船者は一人ですが、私の乗ったボートに乗り合わせた社員夫はアニラオでボートマンが仕事なので、竿をとって勝手にサポート。別に怒られないのがフィリピン流。

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湖面は穏やかですが、結構水を被ります。濡れて困るものはビニールに入れるなど、気をつけたほうがいいです。床板を勝手に引っ剥がして息子と妻の波除けにするお父さんの格好良さよ。

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ボート乗り場を降りて、なんとなく右の方へ流れていくと、入山口が。といっても、山感はなく、平坦な集落の一角といった感じです。いろいろ料金が書かれていますが、支払いは帰ってきたあとなのでスルー。

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馬に乗るのを希望する人は、ここで何頭必要なのか申請。乗る人間の体の大きさ、大人と子どもも二人乗りなどの条件を考えながら、あうサイズの馬を割り当ててもらえます。

火山島山頂のカルデラ湖までは約3キロの道のり。徒歩で約1時間。馬だと約30分かかります。

私達は、馬組が15人(大人10、子ども5)、徒歩組が10人で参加。

徒歩組には島民のガイドが一人つくので、道中英語かタガログ語でおしゃべりしながら歩きます。

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馬組は楽しそう。ガイドに訊くと、馬を一頭新規に購入しようと思うと、1万6千ペソ程度だそうで、農耕に使える水牛が3万ペソ〜なのと比べるとかなりの割安感。しかも、島内に馬はどんどん増えていて、1週間に一度程度しか順番が回ってこないのだそう。で、嘘かホントかわかりませんが、私達が支払う500ペソのうち、100ペソだけが馬に支払われるのだそう。それが本当だとしたら、エサ代もでないですよねぇ。

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山道は基本右側通行。馬の道と人の道は重なるところが多いので、後ろから馬が迫っているときは人が左側に避けます。馬の糞が多数落ちているので、踏みつけないように注意しましょう。砂埃もかなり浴びます。マスクを貸し出してくるのもうなずけます。とくに、馬の後ろの蹴り足による砂埃はかなりのもの。

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徒歩で山道を小一時間はそれなりに苦行なので、キリストの苦難に関連付けて、1〜13のステーションが設定されています。

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8合目付近で、山頂に向かって右に地震のデータを対岸の観測所に送る施設があります。本当に機能しているのだろうか。

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その近くにはガスの噴出口が。馬に乗っていると通らないので、ここばかりは徒歩のほうが優位なところです。

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山頂。カルデラ湖のなかの火山島にさらにカルデラ湖。湖なかで2箇所温泉が湧いている箇所があるのだそう。水深も深くて90メートル。レクレーショナルダイブの装備では底まで潜れないすね。

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島のあちこちには、写真を撮りますよカメラを構えている住民がいます。船着き場の説明では、1枚500ペソ請求されるので、相手にしないようにと言われていましたが、山頂付近の写真撮りは1枚100ペソでした。100ペソ程度ならべつに暴利でもないので、貧しい住民の生活の足しになると思えば買ってあげてもいいかなと思える値段です。

下りは上りより早くて40分程度。船着き場を出て戻ってくるまでの全行程で約3時間です。最後にあまり冷えていないココナッツジュースを頂いて終了。

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普段馬に乗ることはないでしょうから、徒歩より馬がおすすめのタアル火山トレッキングでした。

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