朝から始まる「懐かしさ」
今日から静岡へ。レンタカーは前夜のうちに確保しておいたので、朝からスムーズに出発できました。


出発前に家で朝ごはんを食べたのですが、そこで嬉しいサプライズがありました。母が用意した朝食に「ノビロ(ノビル)」が。


ノビルは、野原や土手に生えるヒガンバナ科ネギ属の野草。子どもの頃、埼玉の日高市(当時は日高町)に住んでいた私にとって、これは父との思い出そのものです。父がよく野原から引っこ抜いて持ち帰ってきたのを今でも覚えていますし、弟も保育園の帰りに「お父さんにあげるんだ」と言いながら手に握りしめていた、あの野の草です。
「埼玉県民には草でも食わせておけ」(by 翔んで埼玉)とディスられても、そんなのへっちゃらな、美味しい草です。
実はフィリピンでも、極稀にカルティマール市場の韓国八百屋で見かけることがあります。韓国でも食べられているそうで、あちらでは「ダルレ(ノリムル?)」というらしい。
今回は球根部分をそのまま生でいただき、葉の部分は刻んでナメコの味噌汁に入れてもらいました。
ナメコもまた、フィリピンではなかなかお目にかかれない食材のひとつ。 気温が高すぎて栽培できないんですよね。以前、栽培キットでチャレンジしてみたことがあるのですが、温度管理がうまくいかず断念しました。
冷蔵庫に入れれば可能だったかもしれませんが、そこまでの気合と大型冷蔵庫が当時はなかった(爆)。 久しぶりのノビルとナメコ汁の朝ごはん。超幸せです。
途中立ち寄った牧場のソフトクリーム
静岡へ向かう途中、目指すはいつもの沼津市ではなく、ジェラルディンの親戚が働いているという富士市。
いつもとは違うルートをナビに案内してもらいながら、初めての道にドギマギしつつ、看板を頼りに牧場に立ち寄りました。なぜか馬までいる、のどかな農場です。


美容室に行ったクラリッサと髪型が一緒なお馬さんには、呼びかけるしかない。
今回の日本旅行でクラリッサはすっかり「ソフトクリームの虜」になっていて、美味しそうなところがあったら絶対食べようということになっていました。


牧場のソフトクリームは期待を裏切りませんでした。濃厚で、ミルクの旨みがしっかり感じられる一品。 牛乳とヨーグルトも購入して、宿に持ち帰ることにしました。
牧場のものはやっぱり違いますね。ミルク生産の乏しいフィリピンから来た二人には、日本の牧場の底力と、牛乳だけではやっていけないご時世の創意工夫もぜひ見て、味わってもらいたかったです。
ジェラルディンのいとこに会いに
日本に来ることがわかってから明確になったのですが、いつも行っているお父さんの実家のある静岡に、ジェラルディンのいとこがいるらしい。わかったからには今回の旅の目的にも入れてみました。
連絡を取ってみると、ちょうど今日がお休みとのこと。せっかくなので、彼女の下宿先まで送り届けることにしました。

しばらくぶりの再会だったようで、積もる話もたくさんあったことでしょう。いとこさんは技能実習生として来日して現在1年ほど。あと2年、パン工場の梱包担当として働いているとのことでした。他にもフィリピン人のスタッフが多く働いているそうで、日本の労働現場の現状を垣間見た気がしました。
結構のどかなエリア。日本人でも働いてくれる人は少なそうです。手取り15万円といっていましたが、宿も食費も会社持ちとなると、「安くこき使っている」よりは、「日本人の人手がない」というのが本音っぽいです。
パン工場で梱包作業をさせておいて「技能実習生」名目で雇うよりは、ちゃんとしたルートで外国人が仕事のできる仕組みがあったほうが良いなと思いました。
迎え入れてくれたいとこさんは、下宿先でカレーライスを作って待っていてくれたそうです。アドボかな、と予想していたのですが、カレーとは。日本のカレーはやっぱり浸透していますね。 私たち夫婦とクラリッサはさすがにお邪魔するわけにもいかないので、昼以降は別行動に。
古民家カフェで、ヘルシーなランチ
検索していたら、古民家を改装したカフェレストランをネット上に発見。
細い山道を進んでいくと、大型車なら何度か切り返さないとアクセス困難な場所にありました。名前は「ウワノソラ」ですが、運転上はそんなこと言っていられない場所にあります。


さらには、駐車場を間違えてしまうというハプニングも。店の外にあった手書きのマップを頼りに停めてみたのですが、階段を下りた先にある空き店舗前のスペース(6台分)だったみたい。次回はきっとうまくやります。
店舗前の道は、大きめの車は上の道に入れないくらい細いので、小型車での訪問か、今回私が間違えた街道沿いの駐車場に停めて、階段を徒歩で上がるほうが無難だと思います。





メニューは発芽玄米ご飯など、ヘルシーでおしゃれ。素朴で体に優しい味わいで、とても美味しかったです。また富士市を訪れる機会があれば、リピートありかなと思ったカフェでした。
竹の子山の下見
宿に向かう前に、翌朝の竹の子掘りに備えて、山の様子を確認しに行きました。 まだほとんど出ていませんでした。例年4月20日頃に掘りに行っているのより、かなり前の日程ですから、やはり少し早かったようです。翌朝、掃除をしながら少し様子を見てみようということになりました。


富士市の居酒屋で締めくくり
竹林から戻ること1時間。ジェラルディンと合流し、今夜の宿へ。
いつもは長泉のスーパーホテルに泊まるのですが、今回は富士市駅前のスーパーホテル。 富士市にはスーパーホテルが2つあるのですが、禁煙館ということで「富士駅前館」を予約。どうやらアネックス扱いみたいで、駐車場と大浴場がない……。駐車場は駅前に点在する有料駐車場(一晩1,000円)を利用するしかなかったです。
朝食については、他の支店とほぼ一緒。時期的なものなのか場所柄なのか、値段がずいぶん安かったです。駐車場がないからですかね?
あまりに安すぎたのと、ネットの予約がいまいち分かりにくくて(これまでこんなことなかったのに)、4人で4部屋取ってしまうハプニング。でもこれが良かったみたいで、温泉に入りたがっていたジェラルディンは、温泉ではないけれど後が支えていないユニットバスで「寝落ち」の新体験。そのまま溺れなくてよかったです。 私のいびきで睡眠を妨害されがちな奥さんも、今日はぐっすり。ミスが転じて福となす、です。
夕食についてはそれほど選択肢はないのですが、居酒屋風の和食店に滑り込み。静岡といえばの生しらすなどもいただき。


お酒はあまり飲まない女子二人ですが、今晩トライした日本のビールは美味しかったみたいです。 静岡の夜、これにて一日目終了です。
今日の振り返り
母が用意してくれたノビルとナメコの味噌汁で始まった朝は、懐かしさと温かさに満ちていました。牧場のソフトクリームも大満足。ジェラルディンのいとことの思いがけない再会も、幸運が重なった結果でした。
富士市周辺を訪れる際は、古民家カフェの「ウワノソラ」に立ち寄ってみてください。駐車場は階段下の空き店舗前スペース(約6台)がベターです。上の細道は大型車には厳しいので、小型車での訪問がおすすめ。発芽玄米ご飯など、ヘルシーで素朴なメニューが揃っています。
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