いちごパフェと合羽橋と鶏絲涼麺:フィリピン人スタッフの仕事にちょっと関係ある東京観光

折り返し地点を通化

ジェラルディンとクラリッサの日本滞在も折り返しを過ぎました。

京都で桜を堪能し、名所を巡り、たっぷりと日本の春を満喫した前半戦。今日からは少し趣向を変えて、「暮らしと仕事」に近い場所へ足を運ぶことにしました。

実家で食べる朝ごはんは日本食。野菜多め、サンファイバーのグアーガムで食物繊維もしっかり補給。バランスとしては申し分ないのですが、ひとつだけ小さな不満が。

昭和な私としては、目指しだと更に完璧に「私の」日本を紹介できたのですが、今日はリッチに子持ちシシャモ。

まだ納豆ご飯が食べられていない。

正確には、納豆卵かけご飯です。帰国するたびに必ず食べているあの組み合わせが、今回はまだ実現できていません。些細なことのようで、なんとなく「帰ってきた」という実感に欠けるのはそのせいかもしれません。

奥さんとジェラルディン、クラリッサは朝の「いきいき長寿体操」へ出かけていきました。私はその空き時間を使って、たまっていたメールや作業を片付けます。「短い時間で最大の仕事をしなければ」というのは、旅先で時間がない時に培われるスキルかも?と思って頑張ります。このメリハリは、通常業務のときにも活かしたいものです。

池袋東武10階:あまおうパフェとフルーツサンド

合羽橋へ向かう前に、まず一軒寄り道をしました。

池袋の東武百貨店10階にあるフルーツパーラー果実園リーベル。奥さんが以前から女子スタッフを連れてきたかったというお店です。ちょうどランチタイムと重なったこともあって、ランチビュッフェを目当てのお客さんで少々混んでいましたが、少し待って無事に着席。

女子チームはこの季節限定の「あまおうパフェ」を迷わず注文。嬉しそうな顔が印象的でした。私はさすがにパフェの気分ではなかったので、フルーツサンドのランチプレートを。これがまた想像以上においしかった。

昔はフルーツをほとんど食べなかったのですが、腸活を意識するようになってから好みも変わってきました。意識が変わると、「美味しい」も変わるものです。

合羽橋道具街:料理人の「もう一度使いたい」を買いに行く

今日のメインイベントはここです。

合羽橋道具街。飲食業に関わる人間なら一度は訪れるべき、日本が誇るプロ向け調理道具の聖地です。ジェラルディンはヴィラマグダレナのキッチンスタッフですので、私たちが普段からここで道具を仕入れているということを実際に見てほしかった。そして今回は買いたいものも具体的にありました。

飯田商店のピーラー。

「料理人が生まれ変わってもまた使いたい」がキャッチコピーの一品で、ヴィラマグダレナのキッチンでも毎日活躍してきましたが、さすがに使い込んで切れ味が落ちてきました。替刃と、予備として本体も1本追加購入。道具は消耗品でもありますが、良いものは長く付き合う価値があります。

そして奥さんがジェラルディンに包丁を1本プレゼントしました。キッチンに立つ人間への贈り物として、これ以上のものはなかなかありません。ジェラルディンの表情が嬉しそうだったのが印象に残っています。

ランチは、フィリピンでマリアさんがのれん分けしてもらったお好み焼きの753にしたかったのですが、生憎今日は定休日でした。スカイツリーが正面から見えるこの道を少し先に行った右側にあります。いつかは訪れないものです。

海苔屋さんのぬま田にも寄りました。新摘みの海苔なんて、日本人の私でも初めてだったかも。良い海苔は、それは美味しいものです。古くなった海苔しか流通していないフィリピンからすると最高の日本の贅沢の一つ。

銀座はしご:「差」を感じることが、勉強になる

少し遅めのランチ、というか早めの夕食というか、銀座のはしご本店で締めくくりました。

ここで食べられる鶏絲涼麺(ちいすいりゃんめん)は、ヴィラマグダレナでもオリジナルアレンジとして提供しているメニューです。タレは奥さんがアレンジを加えていて、「マグダレナの味」として定着しています。今日は銀座のそれをジェラルディンに食べて、違いを見てもらいたかった。

食べながら「さすが日本」と思ったのが、麺の締め方です。

氷水でギュッと締めるあの仕上がり、あの冷たさ、あの締まり具合は、フィリピンで手に入る麺では再現できていません。

ジェラルディンがその違いに気づいてくれていたら、今日の銀座はきっと意味のある時間だったと思います。

帰りがけにドンキホーテも。

今日を振り返って

ジェラルディンに合羽橋とはしごの鶏絲涼麺を体験させることができました。道具への敬意、仕事の精度。言葉で伝えるより、実際に見て食べて感じてもらうことが何より説得力を持ちます。奥さんが包丁をプレゼントしてくれたことも、きっと彼女の記憶に残る一場面になったはずです。

奥さんへ。一緒に働くことの多いジェラルディンへの気遣いが、随所に滲んでいました。フルーツパーラーも、包丁も、きっとずっと前から考えていてくれていたのだと思います。ありがとう。

合羽橋、プロでなくても行く価値あり

合羽橋道具街は、飲食のプロだけの場所ではありません。良い包丁、良いピーラー、こだわりの調理道具を探しているなら、一度足を運んでみてください。見ているだけでも楽しいですし、「なぜ料理人はいい道具にこだわるのか」が肌で分かります。東京観光のついでにぜひ。

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