あり方、価値観、充実の指標

マニラ行動日。お父さん宅から来たもので、荷物でリゾートに持っていかなければならないものと一緒に、週末用の乾物類も購入して持たせることにして、ランドマークへ。

奥さんに、呼び止められて聞かれた「アルカリ化されたココアって何?」。何ですかね?

調べてみると、本来発酵食品のココアは酸性で、それを中和するためにかの有名なバンホーテンが開発した、日本語でいうとアルカリ処理の施されたココアのことらしいです。オランダの会社が考案した技術なので、英語でDutch-processとも言うらしい(一般的には、Alkalized)。

有り体に言うと、今売られている普通のココアはほぼアルカリ処理が施されているといっても良いみたい。ちょっとこだわりの、昔ながらのココアの風味を復活させた、非アルカリ処理のものも日本では最近売られているらしいです。フィリピンのトレンドはどんなもんでしょうね。今度気をつけてみてみます。ココアに少し詳しくなった半日でした。

ふと目の端に止まった、野菜の種コーナー。上から知った野菜が並んでいましたが、最下段に知らないものが。Kailanとな。葉の付き方から、アブラナ科のなにかだと思うのですが、葉が随分丸くて菜の花とも違うみたいだし。日本語でカイラン(そのまんま)。別名チャイニーズブロッコリー。中国広東地方原産で、広東料理によく使われるものだそう。

ブロッコリーの仲間だったら、栄養価も高そうでよいですね。キャベツの仲間ということは、モンシロチョウにやられちゃうのかしら。炒めものと相性が良さそうです。でも、種から育てる手間を考えると、買ったほうが手っ取り早いですかね。

フィリピンで手に入る菜の花の代用品である菜心(マニラの市場でChai simとかChoy sum)とも見た目が非常に近いですね。同じアブラナ科だから当然といえば当然ですが。一応、菜心はヨーロッパ原産で中国で普及、カイランは中国原産だそうです。アブラナ科の世界分布域、広いですね。

おじいさんドライバー、今日が誕生日。リゾート到着後、スタッフとお祝いができるようにケーキを買いました。フィリピンでの誕生日は、祝われる人がおごるのが定石。ほかに、長生き祈念の焼きそばなども、買ってもたせる奥さんの気遣いでした。長く仕えた人が、他のスタッフに恥ずかしくないようにする気配り。いや、その気配りがあったから40年近く付き合えているのかもしれませんね。

因みに、27歳じゃなくて、72歳。平均寿命の短いフィリピンの中ではかなりの健康遺伝子の持ち主のようです。少し耳は遠いし、機転の効きもわるい(昔かららしい)ですが、元気に仕えてくれて、助かっています。

Kindle Unlimitedに並んでいて、怪しいから手にとっていなかった、『科学的潜在意識の書きかえ方』。引き寄せの法則の根拠を量子論にもとめている序盤は納得のいかない人も少なからずいると思いますが、生き方の基盤として、「あり方の指標」「価値観の指標」「充実の指標」という3つの指標を見つけるワークは良いなと思いました。

有名な、『7つの習慣』で、以前私が立てたと記憶しているものより、さらに抽象的かつ、「これをしなければならない」という達成目標をあえて排除した考え方のようで、これはこれでやってみても良いかなと思いました。

と思って、コロナ禍の21年3月に設定し直した私の7つの習慣を見直してみましたが、結構抽象的かつ、達成目標は控えめになっていましたね。書いたはいいものの、忘れているところも多く、その一方で、今読んでもそれ大事と思えることが書かているところを見ると、大切に思っていることに大きなブレは、コロナ再始動を開始したこの1年でも変わっていないのかもしれません。忘れちゃっていたことは反省します。

書いてある内容よりも、意識をそこに向けることで、少し精神状況に変化をもたらすという意味では、実はすごい本だったのかもしれません。引き続き変化に目を向けながら過ごしてみようとおもいます。

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