遠い割には影響の強かった台風に翻弄されたアニラオです。金曜日の町長の発令した遊泳禁止令から、どうしても潜りたい他社のガイドの間でいろいろグループチャットでの発言がありましたが、その中で言及されたのが「スバスコ(Subasko)」という単語。
日常会話ではあまり出てこない単語ですが、マニラやアニラオ周辺で潜るダイバーの皆さんにとって、この「スバスコ」は知っておいて損はない、むしろ安全のためにぜひ覚えておいてほしいタガログ語のひとつです。
今回は、この言葉の意味と、実際の海でどのように使われているのかを解説します!
「スバスコ(Subasko)」の本来の意味
スバスコ(辞書的な綴りではTsubasko)は、一言でいうと「突風」や「局地的な暴風雨(スコール)」を意味します。もともとはスペイン語の「Chubasco(チュバスコ=にわか雨、突風)」が語源となっていて、タガログ語として定着しました。
フィリピンの天気予報などでも、急に発生する雷雨や突風を伴う悪天候を指す言葉として使われています。
ダイビングの現場ではどう使われる?
フィリピンの海は、さっきまで晴天だったのに、遠くの空に真っ暗な雲が見えたかと思うと、あっという間に強風と大粒の雨が吹き荒れることがあります。これがまさに「スバスコ」です。
ボートマンやガイドたちが空を指差して、「May subasko parating.(マイ スバスコ パラティン = スバスコが来るぞ)」と言い始めたら、それは「急いで雨風をしのぐ準備をしろ」「海が荒れるから警戒しろ」という合図です。
ダイバーが知っておくべき理由
私たちダイバーがこの言葉を知っておくべき最大の理由は、「現地クルーの危機感をいち早く共有できるから」です。
彼らは毎日海を見ているプロフェッショナルです。彼らが「スバスコ」という言葉を口にした時は、視界が急激に悪化したり、波が急に高くなったりする前兆を捉えています。この単語を聞き取れるだけで、「あ、これから急激に天気が崩れるんだな」と心の準備ができ、器材をまとめたり、ボート上で雨風を避ける体勢をとったりと、スムーズで安全な行動に繋がります。
覚えづらいと思ったら、私の記憶法をどうぞ。それは、「酢蓮(すばす)」に「タバスコ」をかけているシーンを想像することです。
フィリピンだったら、寿司の「津村」さんで自家製の酢蓮を出してくれることがたまにあってそれが美味しいこと、そして「ピザに美味しいタバスコをかけちゃうぞ」と覚えていくと忘れないと思います。
まとめ
台風本体が離れていても、こうした局地的なスバスコには常に注意が必要です。皆さんもフィリピンで潜る際、スタッフが空を見上げて「スバスコ…」と呟いたら、ぜひ一緒に周囲の天候の変化に気を配ってみてくださいね。
安全第一で、素晴らしいダイビングライフを楽しみましょう!
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