TG-3用簡易リングストロボどうつかう?

リングデフューザーとかヘンタイリングとも呼ばれてます

ダイバーの間で人気のコンパクトデジタルカメラ、オリンパスTough TG-3。超接写のできる顕微鏡モードが新搭載でウリとなっていますが、近づきすぎてストロボがケラれる(ストロボの光が全体に届かない)のを解消するために、水中ケースにつけるようにリングディフューザー(拡散板)がサードパーティで販売されています。

リングデフューザーとか、ヘンタイリング(製作者の周辺ではもっぱらこの呼び方だそうです)とか、TG-3用簡易リングストロボなどの名称で呼ばれています。

日本からおこしのShunさんにお借りした、オリンパスTG-3リングデフューザー付き(左)と私のデフォルトTG-3ハウジング(右)。

オリンパスTG-3簡易リングストロボ

個人で製作しているの作者が新宿アンサーさん(http://www.uw-answer.com)に委託で販売しています。ウェブからは該当商品の記載を見つけることはできませんでした。装着時にストロボの穴の位置に丁度角がくるように微調整が必要なので、ハウジングの現物を預ける必要があるとのこと。

陸撮につかえるオリンパスの純正リングデフューザーもありますが、これは水中カメラハウジングといっしょにはつかえません。
http://olympus-imaging.jp/product/compact/accessory/others/lg1.html
ストロボではなくて、本体のLEDライトを均一に回りこませるためのデフューザーのようです。

自分のTG-3を買った時に、将来魚眼君(タカジンさん作成の小さな魚眼レンズ)をつけてマクロのアニラオでワイドの写真を流行らせたいという野望があったため、同時にはつけられないことをタカジンさん本人から聞いていたのもあって、リングデフューザーの購入は見合わせていました。

でも、つけるのとつけないのとでどれくらい違うのか知りたかったので、Shunさんにおかりして、撮り比べをしてみました。

結論からいうと、
・超接写で手持ちライトで逃げてしまうような生き物には有効っぽい。
・ISOが上がって粒子が荒くなるのに注意。
・暗く映るので、被写体までの距離があるときには外した方がいい。
ということです。

以下、検証です。

まずはサンゴガニ。リングなし。水中マクロモード 1/200秒 f/6.3 ISO200 レンズ焦点距離18mm ストロボ発光。

サンゴガニTG3水中マクロモード

リングあり。水中マクロモード 1/200秒 f/6.3 ISO1600 レンズ焦点距離18mm ストロボ発光。画面左下などには、リング無しより光がより回りこんでいるように見えます。ただ、ISOが3段明るいのためにそうなっている可能性もあるかも。

サンゴガニTG3水中マクロモード

次はウミウシ。リングなし。顕微鏡モード 1/100秒 f/14 ISO800 レンズ焦点距離18mm ストロボ発光。

ウミウシTG3水中顕微鏡モード

リングあり。顕微鏡モード 1/100秒 f/14 ISO1600 レンズ焦点距離18mm ストロボ発光。こちらはわかりやすい結果が出ました。リングのあったほうが、画角下の方まで光が回りこんでいます。ISOはあがって本来ならば粒子が荒くなるはずなのですが、それほど違いは出ませんでした。

ウミウシTG3水中顕微鏡モードリングデフューザー付き

リングなしで顕微鏡モードの接写をするなら、手持ちライトを駆使しないとリングありには負けてしまいます。

ただし、顕微鏡モードでデジタルズームをかけた場合、影になっている部分が切り取られてしまうので、リング無しでもやっていけそうです。

同じウミウシの、リングなしデジタルズーム。1/100秒 f/14 ISO800 レンズ焦点距離18mm ストロボ発光。

ウミウシTG3水中顕微鏡モード

リングありデジタルズーム。1/100秒 f/14 ISO1000 レンズ焦点距離18mm ストロボ発光。ウミウシの口元のあたり色のディテールはリングありのほうがでているかな?

ウミウシTG3水中顕微鏡モードリングデフューザー付き

みんな大好きピグミーシーホース。リングなし。水中マクロモード 1/200秒 f/6.3 ISO200 レンズ焦点距離18mm ストロボ発光。

ウミウシTG3水中マクロモード

リングあり。水中マクロモード 1/200秒 f/6.3 ISO1600 レンズ焦点距離18mm ストロボ発光。被写体までの距離が15センチをこえるようなら、リングなしのほうがいい結果が出ます。

ウミウシTG3水中マクロモードリングデフューザー付き

ついでにオーバーハングの下にいたケボリガイの仲間も。リングなし。水中マクロモード 1/200秒 f/6.3 ISO640 レンズ焦点距離18mm ストロボ発光。

ケボリガイ

リングあり。水中マクロモード 1/200秒 f/6.3 ISO1600 レンズ焦点距離18mm ストロボ発光。ISOの値があがっている分、粒子は荒くなっていますね。

ケボリガイ

今日の検証では、超接写にはそれなりのリングデフューザーの使用の効果があることがわかりました。手持ちライトの使い方がうまくなった時にどれくらい同程度の、もしくはそれ以上の絵がとれるようになるのかは、今後の課題ですね。というわけで、顕微鏡モード+手持ちライトの練習を今後してみます。

次にリングもちが来られるのがGWの予定。果たして潜って検証している暇があるのか疑問ですが、それまでに練習時間を持とうと思います。

有名なハリ魔王さんがもっとしっかり検証されています。http://blogs.yahoo.co.jp/h_t_m_harima/19910710.html

リングデフューザーとか変態リングとも呼ばれてます

ダイバーの間で人気のコンパクトデジタルカメラ、オリンパスTough TG-3。超接写のできる顕微鏡モードが新搭載でウリとなっていますが、近づきすぎてストロボがケラれる(ストロボの光が全体に届かない)のを解消するために、水中ケースにつけるようにリングディフューザー(拡散板)がサードパーティで販売されています。

リングデフューザーとか、変態リングとか、TG-3用簡易リングストロボなどの名称で呼ばれています。

日本からおこしのShunさんにお借りした、オリンパスTG-3リングデフューザー付き(左)と私のデフォルトTG-3ハウジング(右)。

オリンパスTG-3簡易リングストロボ

新宿アンサーさん(http://www.uw-answer.com)で手に入るようですが、ウェブからは該当商品の記載を見つけることはできませんでした。装着時にストロボの穴の位置に丁度角がくるように微調整が必要なので、ハウジングの現物を預ける必要があるとのこと。

陸撮につかえるオリンパスの純正リングデフューザーもありますが、これは水中カメラハウジングといっしょにはつかえません。
http://olympus-imaging.jp/product/compact/accessory/others/lg1.html
ストロボではなくて、本体のLEDライトを均一に回りこませるためのデフューザーのようです。

自分のTG-3を買った時に、将来魚眼君(タカジンさん作成の小さな魚眼レンズ)をつけてマクロのアニラオでワイドの写真を流行らせたいという野望があったため、同時にはつけられないことをタカジンさん本人から聞いていたのもあって、リングデフューザーの購入は見合わせていました。

でも、つけるのとつけないのとでどれくらい違うのか知りたかったので、Shunさんにおかりして、撮り比べをしてみました。

結論からいうと、
・超接写で手持ちライトで逃げてしまうような生き物には有効っぽい。
・ISOが上がって粒子が荒くなるのに注意。
・暗く映るので、被写体までの距離があるときには外した方がいい。
ということです。

以下、検証です。

まずはサンゴガニ。リングなし。水中マクロモード 1/200秒 f/6.3 ISO200 レンズ焦点距離18mm ストロボ発光。

サンゴガニTG3水中マクロモード

リングあり。水中マクロモード 1/200秒 f/6.3 ISO1600 レンズ焦点距離18mm ストロボ発光。画面左下などには、リング無しより光がより回りこんでいるように見えます。ただ、ISOが3段明るいのためにそうなっている可能性もあるかも。

サンゴガニTG3水中マクロモード

次はウミウシ。リングなし。顕微鏡モード 1/100秒 f/14 ISO800 レンズ焦点距離18mm ストロボ発光。

ウミウシTG3水中顕微鏡モード

リングあり。顕微鏡モード 1/100秒 f/14 ISO1600 レンズ焦点距離18mm ストロボ発光。こちらはわかりやすい結果が出ました。リングのあったほうが、画角下の方まで光が回りこんでいます。ISOは一段あがりました。

リング無しで顕微鏡モードの接写をするなら、手持ちライトを駆使しないとリングありには負けてしまいます。

ただし、顕微鏡モードでデジタルズームをかけた場合、影になっている部分が切り取られてしまうので、リング無しでもやっていけそうです。

同じウミウシの、リングなしデジタルズーム。1/100秒 f/14 ISO800 レンズ焦点距離18mm ストロボ発光。

リングありデジタルズーム。1/100秒 f/14 ISO1000 レンズ焦点距離18mm ストロボ発光。ウミウシの口元のあたり色のディテールはリングありのほうがでているかな?

みんな大好きピグミーシーホース。リングなし。水中マクロモード 1/200秒 f/6.3 ISO200 レンズ焦点距離18mm ストロボ発光。

リングあり。水中マクロモード 1/200秒 f/6.3 ISO1600 レンズ焦点距離18mm ストロボ発光。被写体までの距離が15センチをこえるようなら、リングなしのほうがいい結果が出ます。

ついでにオーバーハングの下にいたケボリガイの仲間も。リングなし。水中マクロモード 1/200秒 f/6.3 ISO640 レンズ焦点距離18mm ストロボ発光。

リングあり。水中マクロモード 1/200秒 f/6.3 ISO1600 レンズ焦点距離18mm ストロボ発光。ISOの値があがっている分、粒子は荒くなっていますね。

今日の検証では、やはり超拙者にはそれなりの効果がある事がわかりました。手持ちライトの使い方がうまくなった時にどれくらい同程度の、もしくはそれ以上の絵がとれるようになるのかは、今後の課題ですね。というわけで、顕微鏡モード+手持ちライトの練習を今後してみます。

次にリングもちが来られるのがGWの予定。果たして潜って検証している暇があるのか疑問ですが、それまでに練習時間を持とうと思います。

有名なハリ魔王さんがもっとしっかり検証されています。http://blogs.yahoo.co.jp/h_t_m_harima/19910710.html

コメント

  1. masakazu miyake より:

    大変役にたちました。有難うございます

  2. ちゅらひろ より:

    こんにちは。素敵な資料ありがとうございます。
    このストロボ自分で改良すれば他のコンデジハウジングにもつかえるということですよね!やってみようかな。

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