ジュンジュン、マービン、ロナルド日本へ出発
朝はマービン、ロナルド、ジュンジュンの3人が日本へ出発。私もマニラで合流し、早朝6時には空港到着。

これまで何度も揉めたことがあって、ドキドキだった出国審査は特にトラブルなし。揉めるたびに少しずつ資料をアップデートしてきたのもあって、今回は準備してきた資料のおかげかスムーズ。
ロナルドは少し長めに質問されていたようですが、後で聞いたら「アニラオってどんな海?」「砂浜?」「泳げるの」と、係官が興味津々で雑談していただけのようでした。次回はパンフレットで黙らせますかね?
腸活視点のタパキング
最難関の出国審査が済んだあとの安心の朝ごはんは、フィリピン料理の定番「タパキング」へ。いつも使っていたカフェが見当たらなかったんですよね。彼らは看板メニューのビーフタパ、私はボンレス・バゴス(ミルクフィッシュの開き)を注文。


バゴスって、昔は内蔵壁プルプルが苦手で「大好物枠」ではなかったのですが、青魚の脂に似ているし、腸にいいのかも?と思うと見方が少し変わります。
まずは、いわゆる青魚(サバ、イワシ、アジ、サンマ、マグロなど)が腸内細菌に良いとされる理由は、主に次の3つのメカニズム。
- EPA・DHA(オメガ3系脂肪酸)が腸内環境を整える
- 短鎖脂肪酸(SCFA)を産生する菌をサポート
- 高タンパク低脂肪で善玉菌を支える
ここで、ぜひ知りたいのが、バゴスは青魚なのかどうか、ということ。結論的には、青魚ではないけれど、内臓壁のあのプルプル脂肪には、オメガ3脂肪酸(EPA・DHA)が豊富に含まれているのだそう。直感は当たっていた?
ただ、油で揚げられちゃっているので、できればシニガンなど、油を使わない料理のほうが良いかも。
付け合わせのパパイヤのアチャラ(甘酢漬け)も、普段なら無視してさっさと飲み込むところですが、腸活目線でみると、ペクチン・オリゴ糖がプレバイオティクスになって善玉菌を増やして短鎖脂肪酸を産生。パパインが消化補助酵素として腐敗抑制した結果の消化促進。βカロテン・ビタミンC・Eが抗酸化物質として腸粘膜保護からの免疫調整。アチャラの素材としての熟れていない青パパイヤは発酵素材適性があって、腸内の発酵環境を整えるらしい。
パパイヤのアチャラ、これからはもっと珍重していただかせていただきます。
スタッフの腸内も気になるので、ブリストル便形状スケール(Bristol Stool Form Scale, BSFS)を聞いてみました。
ロナルドが快便のタイプ4。ジュンジュンは軟便のタイプ6。マービンは日によってまちまちだと。私は通常はタイプ5で食物繊維不足。昨日気にする食事をしてみたら、2と3の間くらいが本日。
「豚」と答えたのに全員「魚」
搭乗後、機内食にて、CAさんに「魚と豚、どちらにしますか?」と聞かれ、全員「豚」と答えたのに、届いたのは全員「魚」。
おそらく、後方の席にいたので、「前の方の人たちも全員豚を選んで、魚しか残ってなかった」パターンでしょうね。せめて「売り切れです」って言ってほしかったです。マスクもしていたし、フィリピン人かと思われましたかね?
あと、マービンの隣に座ったフィリピン人は海外3回目らしいのですが、これまでの2回がLCC利用で食事が有料だったため、今回もそう思って「どちらもいりません」と答えて空腹を我慢していたそう。「無料(というか航空券に込み)だからもらっておきなよ」と進言したそうですが、信じてもらえなかったみたい。
フィリピン出国補助書類は日本入国でも使えるっぽい
成田空港到着後、日本人レーンはガラガラ。でも外国人レーンはまたしてものつづら折りオーバーの大混雑。
前回よりも列が長かったので、「これは3時間コースか…」と思いましたが、1時間半ほどで無事出てきました。



入国審査は、長蛇の列に並ぶことだけが問題だと思っていたのですが、ジュンジュンがなぜかの質問攻め。ゲジゲジ眉毛が犯罪者に見えましたかね? フィリピン出国審査のために渡していた書類一式を出したら、とたんに黙って、すんなり入国できました。次回の女子スタッフが来るときにも準備しておいた方が良い技ですね。
外国人が多くてなかなか出てこないので、ターンテーブルでは荷物が誰も取られずに溜まりまくっていて、「しばらく出てこないからなんとかしたほうが良いですよ」と言いたくなっていたのですが、内部から連絡があったのか、4〜5人のスタッフが現れて、ターンテーブルからおろして全部まとめてくれていました。さすがジャパン。ですが、それ以前に入国審査のスピードアップをすべきですね。
今回、久しぶりにスカイライナーを利用。向かい合わせの席に彼らも大はしゃぎ。「どうやって回すんだ?」と探したら、足元のレバーでしたね。


車窓から見えたソーラーパネルを見て、「これ、何に使ってるんだろう?」と素朴な疑問を投げかける彼ら。
確かに、フィリピンには路線の空き地に設置されたソーラーパネルはないですね。
埼玉に到着したのは午後6時過ぎ。奥さんが用意してくれていたエビスビールで乾杯。
荒木飛呂彦先生のデザイン缶。フィリピン人スタッフに「ルーブル美術館に展示された漫画家」と説明しても、やっぱりピンと来てなさそうでした。『ジョジョの奇妙な冒険』はアニメ化されているけれど、フィリピンの地上波では放映されていないと思います。


3人の旅の目標
今月誕生日があったロナルドとジュンジュン。アニラオでもみんなでお祝いしましたが、母がケーキを買ってきておいてくれました。

ロナルドは今年で43歳。水の中では完璧に見えるのに、陸上では老眼で「手元が見えづらくなってきた」と笑っていました。本当に水の人です。
ジュンジュンは31歳。同棲中の彼女とは4年の付き合いですが、どうやらまだ先は長そうな雰囲気。何でも一度どつかれたことがあるそうで。
マービンは海外滞在中、毎度の奥さんからメッセージ攻撃。前回来たときは富士山の前で泣きそうになっていましたが、今回は今のところ大丈夫そうです。
明日からまた、彼らと一緒に日本を回ります。慣れない環境の中でも、事故なく、楽しく過ごしてもらいたい。
今回の彼らの目標は、



です。前回来て食事が美味しいことがわかったのか、全員食に傾きがち? いずれにせよ、良い学びのある滞在になりますように。
アニラオは勇み足の波浪警報に翻弄される
アニラオの方は昨日に引き続き、ゲストさんは少なめ。
台風24号がマニラ北部を通過中なのは予想通り。昨日998hPa、今朝1000hPa。一応台風としてのナンバリングを頂いているとはいえ、実質ほぼそのあたりの熱帯低気圧レベルです。
勢力も弱く、風向きや昨日から今朝早朝の波の予測を見ても「出航できるだろう」と思っていたのですが、朝になって出ました、「波浪警報」。ボートは出航禁止と、SNSを通じて連絡がきました。
問い合わせをくださったお客様には「海は穏やかです」とお伝えしたのですが、結果的に「穏やかなのに出られない」という、なんとも申し訳ない展開になってしまいました。読みが甘かったです。スミマセン。。
フィリピンのこうした「安全優先」な判断、全く何もしなかった昔よりマシにはなってるけど、役人が「働いてるぞ!」アピールをして偉ぶっているだけのようにも見えたりします。

まあ、でもビーチエントリーはできたので、なんとか皆さんにアニラオの海を楽しんでいただけたのではないかと思います。
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