2025年サンゴの産卵と毎年恒例タケノコ掘り

タケノコ掘りの朝、静岡・内浦へ

日本一時帰国中、行動日2日目。朝、埼玉を出発して静岡県へ。目指すは、ダイビングメッカの大瀬崎の少し手前、内浦。

道中食べたアメリカンドック。何年ぶりだ? 少なくとも20年は食べていないと思う…。なにげに美味しいです。

今日のメイントピックは、タケノコ掘り。マグダレナを設計してくれたお義父さんが大好きだった、親戚の竹林に生えるやつです。

去年、マービンたちに竹林の掃除をしてもらった、その結果やいかに?

掃除をしたところから、ちゃんと生えていました。往年の良い竹林の一部が戻ったようです。たった2日間でしたが、チェーンソーを片手にみんなで頑張った結果がこうやって見られると、うれしいですね。

人が手を入れると、しっかり応えてくれる里山。逆に、放置されれば荒れ放題になっていきます。こうやって部分的にタケノコが復活してくれましたが、まだ手つかずのエリアがたくさん残っています。

親戚という身内だけの問題ではなく、こういう放置されつつある里山、高齢化の進む日本全体の課題ですね。一人が対応するには大きすぎる問題ですが、手を入れることで知った、里山の恵みをもっと大切にできたらいいなと思いました。フィリピンから日本に帰る日がいつか来るとしたら、関わりたい項目の一つです。

 里山マスター現る

そんなことを言っても、フィリピン在住の私、日本の里山での暮らしのスキルはほぼゼロ。奥さんと二人でフーフー言いながら、やっと4本目のタケノコ掘りに着手した頃、ちょっと前に「手伝ってやるらー」と声だけしていた隣のおじさんは、8本ゲット。

見た目70代なのに、ものすごいスピードです。見ると、手に持っているのは鍬。「シャベルより鍬!」。遠心力を使って目標に命中させるにはスキルがいると思いますが、断然早い。来年は鍬のスキルをアップしたいです。

タケノコ剥きもお手の物。地元民の正しい剥き方を観察させてもらいました。

1)根元の硬い部分を切り落とす。

2)尖っている方を持って、持ってきた板の上にひっくり返しておき、太い方から半分に割る。

 (これ、奥さんと私は細い方から切っていたのですが、そうすると真っ二つに割れず苦労)

3)皮を剥く。

4)根っこの生えてくる赤い部分は削ぎ落とす(苦いらしい)。

おじさんの処理したタケノコは、まるで売り物のようでした。すごい。

おじさんの助けもあって、タケノコ掘りは1時間程度で終了。そのあと、道路にはみ出した枯れ葉の掃除を小一時間。

去年はマービンたちもいて心強かったのですが、今回は奥さんと二人だけなので、結構時間がかかりました。

その後、親戚の家まで降りてきて、釜を借りてアク抜き。この数年、アク抜きの米ぬかは直接鍋に入れていたのですが、手ぬぐいで作られた袋が用意されていました。袋に入れて米ぬかを揉んで汁をだしてしまえば、米ぬかがタケノコのひだの間に残ってしまう悲劇?を避けることができるという、言われてみれば当然なのだけれど、街の者には思いつかなった生活の知恵。

このときも、先に降りてきていた隣のおじさんが素晴らしい働きを。そう、釜で湯を沸かすにはもちろん火がいるのですが、

  • 焚き付け用の切った乾燥した竹
  • 火を広げる用の乾燥した杉の葉この三点セットまで用意してありました。反射的にこういった準備ができてしまう、里山スキル、ものすごい。

スーパー助っ人のおかげで、タケノコ狩りも無事終了。ホテルへチェックインしてからの、焼き肉房(ぼうと書いてばんと読む)。

昨年、マービンたちを連れて行ったところです。肉の質が良くて、かなりおすすめ。地元民にも知れ渡っているようで、開店直後の早い時間でも満席。予約必須ですね。予約しておいて良かった。

去年との違いは、私に唐辛子アレルギーが発症していた点。キムチは大丈夫でしたが、ここのかなり美味しいユッケジャンクッパで痒くなりました。

今回初トライの韓国ラーメンは、辛さを1辛にしていたこともあって大丈夫。小麦の味がしっかりした太麺、美味しかったです。

ここの料理の美味しさの秘密の一つは、ごま油にあるように思います。奥深く、香り高い。どのメーカーのを使っているのか、キッチンを覗いてみましたが、さすがに見える位置には置いてありませんでした。

アニラオでは、サンゴの産卵第一期

アニラオの方では、2025年サンゴの産卵の本命日。昨日に続き、クラリッサと、今日はレネも参戦。ガイドにしては珍しく、こういうデータを取って観察することに興味を示しているレネ。最近PADIのインストラクター試験にも合格して、人生上り調子です。

去年の第一期より産んだサンゴが少なかった模様。これが、シーズンが早すぎることが原因なら、第二期(予測では5月17日頃)に期待できます。

一方で、去年の台風でたくさんサンゴが折れているため、物理的な株の数の減少が原因なら、現状のサンゴパワーはこの程度、ということになります。

自分で確認できなかったのは残念でしたが、一応、今年もサンゴの産卵の予測は当てることができた、ということで、来年につなげていきたいと思います。

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