命がけのかくれんぼ

平日営業中のアニラオです。水温25度。昨日までの好天気からうってかわっての、どんより曇天。たまに小雨も。

アニラオの午前の海

透明度はそれほど悪くないです。本日最終日の日本からのゲストさん達。一昨日であったラドマンミノウミウシにもう一度会いたいということで、最終ダイブで狙いました。

まずは、再びのピグミーシーホースにご挨拶。水深16メートルだから、身体に優しいです。

ピグミー順番待ちの間、近くには、小さなクマノミ三連星のうちの一匹と。

なかなか引っ込まないカンザシヤドカリがいます。そのすぐ横にはシャイなロボコンも。待ち時間にどうぞ。

で、一昨日はすんなり見つかったウミウシ。今日は難航でした。一昨日の撮影ショックでナーバスになってしまいましたかね。

諦めかけたその時、ロナルドが見つけてきました。写真映えする小さい方。

大きい方もいました。こんな感じで、擬態しているウミアザミに食いついていると、難易度アップです。

ウミウシのポリプ状の突起は開かないので、それを随分探していたのですが、前回の水深よりちょっとだけ浅い場所に移動していました。英語でミミックヌーディーとも呼ばれるその擬態の技、厳しい自然を生き抜くのにまさにうってつけ。

すぐ左には、ポリプの閉じた本物のウミアザミもあったり。よく見ると本物のほうが細かい筋になっています。

これだけ必死に隠れるということは、実は食べたら美味しいのかも。ウミウシの中には体内に毒を貯めるタイプも少なからずいて、そういう輩は目立つ色合いで、わかり易い場所に堂々と鎮座しています。

写真撮影には小さい個体にお付き合いいただいて、大きな子はそっとしておきました。開いたウミアザミの草原の中に、すぼまったポリプを見つけたら、それはラドマンミノウミウシかもです。チャンスがあったら探してみてみてください。

買い出しを担当してくれた奥さんが市場で遭遇した子猫ちゃんのほうは、かぼちゃに不真面目に擬態中。

安全停止中、アニラオではレア目のスカシテンジクダイに和ませてもらいました。こういうときだけワイドレンズ欲しくなりますよね。スカテンロナルド添え。

明日は珍しく平日なのに体験ダイバー2組来られます。世の中祝日でしたっけ?

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