ベスさんさようなら

天気はいいけれど透視度イマイチな今日の海。水温26〜27度。

アニラオの午前の海

イイジマフクロウニとゼブラガニさん。写真提供、ドロンジョさま。ありがとうございます。

アニラオのゼブラガニ

台風28号の前、12月2日に亡くなった、ベスにお別れを言いに彼の家まで行ってきました。

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奥さんのノリちゃんと、近くに住む娘の一人が番をしていました。ベスの二人の娘はなくなる1週間ほどまえに、研修生制度に応募して日本に2年間の契約で旅立ったばかりでした。葬式のために帰ってくることは許されなかったそう。

今までにない胸の痛みを感じて、トライシクルを飛ばしてマビニの病院に行く途中、トライシクルの中で意識を失い。心肺蘇生措置を病院で行いましたが、そのまま帰らぬ人へ。

解剖はしないので、本当の死因はわかりませんが、心筋梗塞か、大動脈剥離かそのあたりだったのでしょう。享年59歳。60歳の還暦の誕生日まであと1ヶ月でした。

奥さんのノリちゃんと話をしていると、急ぎで病院に行くのに、髭をそって、きれいな服に着替え、普段は履かない靴まで履いてでかけたのは、なくなることを本人は予感していたのかもしれないと思うとのことでした。フィリピン人にしては律儀で丁寧な人でしたが、無くなる直前の切羽詰まった瞬間までそうだったのですね。

毎日朝からヤギの餌の草刈りをしたり、運動を心がけていたようですが、最後に健康診断に行ったのは、私がまだ前職のパシフィコにいたときに一緒に行ったのが最後だったそうです。死に顔は安らかで、苦しんだ様子もなく、重い障害を残して家族に負担をかけるのではなく、「さっきまで元気そうに歩いていたじゃないか」と近所の人もびっくりするような、急ではあるけれど、潔い人生の終わりでした。

マグダレナを始めてからは一緒に潜ることは少なかったですが、前職のパシフィコアズール時代を含め、アニラオでのダイビングで数々の思い出をともにした、優しい巨人、ベスさんの冥福と、家族の心の傷が癒やされることを願います。

埋葬日は12月10日を予定。どこに埋めるか聞いてこなかったけれど、通例通りならば、マグダレナから最も近い墓地に眠ることになるはずです。

お別れのあとはそのままタガイタイ方面へ社員旅行の下見に。目指すは、タアル火山への船着き場。スタッフも行ったことないのですが、私もないです。わかったことは、高速のあるTanauan側から行ったほうがよいということ。西側から入る漁村道もそれはそれで風情があってよかったのですが、時間が短く済みそうなのは、東からのアプローチでした。

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湖畔になんでかおじゃる丸。

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子どもだまし的な動物園のZoori。ハリネズミが剥げてる。

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触れる距離のライオン。「触りなさいよ」という奥さんの大人にあるまじきアドバイス(脅迫とも)は無視。だってムツゴロウさんみたいに指限り取られてしまったら困るもの。

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下見に同行したジェラルディン。ラクダはもっと小さいものだと思っていたそうで及び腰。スタッフも子どもも動物園にはほぼ行ったことがないようなので、マニラ動物園が駄目だった場合はこちらを採用することになりそうです。

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トラや蛇とも安い料金で一緒に写真が撮れるようなので、ビビリ揃いのスタッフの何人が挑戦するかはわかりませんが、当日が楽しみです。

コメント

  1. 滝脇正子 より:

    べスさん、ありがとう
    パシフィコアズールの時に何回かお世話になりました。
    マグダレナでもお世話になったことがあるような…?

    ひとことお礼が言いたくてm(__)m
                  タッキー

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