アポリーフツアー考2)アポリーフ、日帰りなのに5本ダイブ

  アポリーフに出発する今日、4時起床で、リゾート出発は5時でした。サブラヤンの港到着5時18分。積み込みをすましてボート出港時間は5時27分でした。
 出港時のボート。真っ暗ですね。 

 
 夜があけたら走るボートの上で朝食。

 海はべた凪。

 水面を滑るように走るボートです。

 遠くにアポリーフが見えてきました。アポリーフまでは約2時間で到着。

 1本目はキナンカパンポイントに7時37分にエントリ。アポリーフの東側だったので、シャークリッジと同ポイントだと思われます。

青いウォール。


 アポ島に移動中に船の残骸が。ガイド曰く、太平洋戦争中の日本の船だとか。ネットでちょっと探したくらいでは、どの船なのか出てきませんでした。


 ハンドルの足さばき?もたっしゃな渋めのボートキャプテン。


 アポリーフの灯台を背景に記念撮影のフィリピン人ダイバー。笑いが絶えません。


 レンジャーステーションのある島と灯台。

 2本目はレンジャーステーションのあるアポ島周辺のマガンダポイントに10時12分にエントリ。基本的にどのポイントもウォールに添ってのドリフトダイブです。


 ウメイロモドキの群れはいつでも。

 ウミウシは少ないですが、ブチウミウシ登場。

 昼食は島に上陸して。スプーンもフォークも持ってきたけれど、やっぱり手で食べるのがおいしいです。

 3本目はイーゴウォールに12時57分にエントリ。月半分だったので、どのポイントも流れがありませんでしたが、その中でもこのポイントに潜った時間だけ緩やかなカレントが。おかげでロウニンアジの群れやホワイトチップシャークなどに遭遇。


 魚魚目じゃ遠くにしか写らないロウニンアジ。


 手の届きそうなバラクーダ。

 4本目はサウスイーストコーナーに15時36分にエントリ。

 リーフトップの岩下にはスイートリップス。

 本来はアポリーフ内のアポ島に泊まる予定でテントと寝袋を持参してきました。

 ドマゲッティから行くアポ島と間違えそうですが、アポリーフ内のレンジャーステーションのある小島もアポ島。

 レンジャーステーションがあり、レンジャーが数人常駐しています。レンジャーといっても制服を着ている訳でなく、普通のその辺のフィリピン人。双眼鏡であたりを見張っています。
 

 レンジャーステーション、テーブルとイスがあって休めるようになっています。


アポ島自然公園の看板と、マスコットキャラクターのアポくん?

 
 自然公園ですので、ポリシーがあります。

 裏手には海水の出る井戸と、

 日本のデリケートな人にはちょっと使えないトイレ、

 炊事場があるので、一応生活はできます。飲み水は陸から運んでもらう模様。

 
 アポ島内は自然公園となっていて、マングローブに囲まれたラグーンと灯台が景勝地。ほとんどジャングルです。ラグーンに至るマングローブの林には竹で作られた橋がかかっていますが、所々本当に踏み抜けるほどで、かなりスリリング。ラグーンには筏がかかっているのですが、定員8人のところ10人乗っても大丈夫でした(過剰積載はフィリピンの常ですが、なにもこんな海の果ての小島でまでしないでも。。。)。
 
 一回りして帰ってくるときに産卵にあがってきたウミガメの通った跡が砂の上にいくつか残されていました。
 
 宿泊しようという旨レンジャーチーフのローリー氏に伝えると、「OFFローションは持っているか?」とのこと。何でも自然そのものの島、夕方にはニックニックが大発生することがあり、昨晩も何千匹も現れたといいます(タガログ語で、リボンリーボ。リーボが千なので、英語でいうthousands。ただ事の数ではないです)。
 ニックニック(ニクニク)は英語でいうサンドフライ。オーストラリアやニュージーランド、マレーシア、パラオなど各地から被害の報告がある、極小ブユ(ブヨ)のような虫です。ブユよりずっと小さく、見た目ゴマツブ。しかしさされると痛がゆい上に、人によっては晴れ上がり、1週間から長いと1ヶ月はじゅくじゅく水が患部からしみ出します。それな悪魔の虫が何千も。。。
 一緒のフィリピン人インストラクターは富裕層の普段エアコンがないと死んでしまう生活をしている人たちなので、エアコン無しの、海水で顔
を洗うの、さらにニックニック数千匹ときいては、予定を変更せざるを得ないのでした。ナイトダイブ終了後、船上で食事をとりながら、サブラヤンまで帰ることに。

 フィリピン人インストラクターたちは5本目としてナイトダイブへ。

 この間、ボートの上で待っていたのですが、夕方にかかった灯台からの帰り道と、ボートで待っている間、ニックニックにやられました。私は蚊に刺されにくいし、さされても腫れない痒くならない体質なので、たいしたことなかったですが、姉御は50カ所以上腕を中心にさされて大変なことに。痒くて、痛くて、掻いてもとまらないー。

 夜の海を走って、船上で夕食をとり、宿に帰りました。宿到着夜の11時。視察だからいいものの、本番のツアーでは、アポリーフでのナイトダイブ無しでちゃんと帰ってきましょう。

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