こどもの日のアニラオです。ゴールデンウィークも残すところあと2日。今日が最終ダイブで、明日帰国の方が多いです。水温27〜28度。
GW中たくさんの写真が撮られたのですが、忙しさにかまけてあまりアップできず。キエルケエレガンスの写真提供、アンダーウォーターフォトグラフィーさん。ありがとうございます。
GW終盤までいい夕日でした。
で、昨晩は踊り呆けていてできなかった、調査のナイトダイビングを今日実施しました。サンゴの産卵狙いです。
8時にエントリーすると、すでにサンゴのバンドル（卵と精子を包んだピンクの袋）が確認できました。これは幸先がよい。
テーブルサンゴを含む多種類のサンゴのあるエリアまで泳いで移動する途中にも、射出寸前のバンドルを多数抱えたハードコーラルが散見。
証拠写真だけ撮ってポイントまで急げ〜。
で、たくさんの種類のサンゴの産卵が見られました。
去年産卵に立ち会ったキクメイシも。
ハマサンゴからは煙上の射出物。極小のバンドルだったのか、他の何かだったのか。
ポリプ同士が繋がったタイプのサンゴ。境界の明らかでないポリプ一つ一つからバンドルが出ていました。
このタイプは、バンドルを出す場所に限りがある模様（ピンクの部分）。
チンヨウジウオのホストになるサンゴも。
他のに比べて、白っぽいバンドルを射出。
ポリプ周辺部のピンクの部分についていた、細かいポリプ塊を一気に放出するタイプ。
誰が産んだかわからない、青い卵の入った大形のバンドル直径3センチほど。3つ等間隔で漂うのを確認。
産んでいるところが目撃されたのが12種、バンドルだけが1種。視界に入る半数以上のハードコーラルが産卵していたので、1年に一度といわれるサンゴの一斉産卵の晩に当たった可能性が高いです。
動画はこちら。どんどん生む種類や、便秘気味放り出しの種類など、様々です。
石垣島などで話題の、テーブルサンゴの産卵も、この晩であった可能性が高いのですが、沖縄だと夜10時頃だそうで、アニラオでもその可能性が高く、今後の課題です（次の満月後も調査で潜ります）。
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