短期間で海況急変しすぎのアニラオ|転覆事故ありも怪我人なし

朝の海が急変、船を出せなかった日曜日

本日は日曜日。早起きも清々しい朝6時ごろの海はうねりもそれほどなく、これならハウスリーフから船を出せるかなと思っていました。

ところが7時過ぎ、突如吹き出す冷たい風。この冷たい風というのは、近くにスコールの雲があるサインです。沖をみると南西の対岸の半島の方に雨雲が見えて、それがこちらに向かってきているようでした。

一度雨雲の中に入ってしまえば風は止んで落ち着くので、しばらく様子を見ていました。ただ、雨雲は近づいてはくるものの、こちらには向かわず、バラヤン湾の奥、右手の南方向へ進んでいく。つまり風を撒き散らしながら、横っ面を撫でていくような動きだと、8時の段階で分かりました。

残り30分で判断、車で東側へ

ボートの出発時刻まで残り30分で海況が収まるようには思えません。ここで、マービンと話してマグダレナトラックで東側へ移動することを決めました。

第一陣はボートダイブで出る組、第二陣はトレーニングと体験ダイブとスノーケリング組。2回のピストン輸送でなんとか運びきれたので、時間のロスは最小限で済んだと思います。第一陣を運んでいる間、第二陣にはリゾート内でブリーフィングをしていました。

移動した東側は予想通りのベタ凪で、おかげで体験ダイブも無事に実施できました。ジュニアオープンウォーターダイバーも無事認定です。

ファンダイブ組も、半島反対側なら波に悩まされずに楽しくダイビングです。

沖でボートが転覆、幸い怪我人はなし

この移動を決めて準備をしている8時過ぎ、ガイドのアルフィーが沖を指差して何か言っています。見ると、人が二人泳いでいる。バンカが沈んでいるんです。

カーサ・エスコンディーダという、割と大きなダイビングサービスの2号機でした。助けに入ろうとしたのですが、要救助者に一番近かったマエミリゾート横のプライベートの別荘の桟橋のほうから、二人は上がることができました。

マグダレナの方にも漂着物が流れてきたので回収しておき、後でコーストガードの見聞などを経て、彼らが取りに来ました。

いきなり転覆するような波ではなかったと思うのですが、聞くとアウトリガーを支える支柱が折れてバランスを崩し、沈んだそうです。エスコンディーダはうちより南にあるので、おそらくお泊まりのゲストの荷物やタンクを船に積み込み、人が乗り降りできるシークレットビーチへ向かう途中だったのでしょう。乗っていたのはボートマンと3組みの器材だけで、ガイドやお客さんは半島の東側で合流する予定だったと思います。誰も怪我がなくて何よりでした。

翌日、潮が引いた頃にはすっかり打ち上がっていました。バラバラですね。。

マグダレナでは今回の海況を見て、ボートをこちらに呼ばず、必要なタンクをトラックに積んでシークレットビーチへ移動し、人も荷物も向こうで合流・積載する形をとりました。海況を見極めている間、ボートをこちらに来させないよう指示していた番頭マービンの、ナイスな判断だったと思います。

あれだけ荒れていたのが、昼には収まる不思議

面白いもので、あれだけあった波がお昼ごろには収まってしまいました。午後のレスキューダイバートレーニングは、午前中の海からは想像もつかないような凪のなか、マグダレナのハウスリーフで実施。無事に認定終了です。先週今週とレスキューダイバートレーニングが続きましたが、どちらも認定できてよかったです。

今日のマグダレナ食。朝食はアサリご飯などの和食。ランチは、スパゲッティーナポリタンでした。ヤミー。キッチンを守ってくれているジェラルディン、ありがとう。

ジュンジュン兄弟

本日はお泊まりのゲストはいらっしゃらず、午後にはいつものスタッフミーティング。反省会の中では、買い出しで仕入れてきたドラゴンフルーツが赤ではなく白かった、なんて反省話もありました。こういう間違いも明るい雰囲気で指摘して、次に繰り返さないようにできればと思っています。

今晩はノーゲスト。私は明日朝4時マニラに出発でアニラオ泊なので、珍しくお酒の好きなジュンジュンと話す時間がとれました。今回のレスキュートレーニングで要救助者役を務めたのが、ジュンジュンの一番下の弟ロメル。二人が初めて潜ったころの写真も出てきました。お父さんでインストラクターだったロミーはもう亡くなっていますが、兄弟はすっかり成人し、それぞれ仕事をしています。

ローカルなバーベキュー。懐かしい味がしました。

ロメルは今はダイビングの仕事はせず、工事現場で働いています。小さいころからお父さんに連れられて潜っていた子で、ダイビングの素質は実は三兄弟の中でもっともあるかも。

ダイビングをせずに現職の建設系でも、その方向で伸ばすなら配管や左官といったスキルを磨く必要があるし、一族が残したダイビングというレガシーを継ぐのも一つの生き方だと思います。定職でない弟を、兄のジュンジュンも心配していました。

そこへマービンも加わりました。彼はもともとパン屋で13年前ダイビング業界に身を投じたときは、掃き掃除しかできなかったのが、今ではコンプレッサーを回し、機材のメンテをこなし、ボートの手配や、車の運転もできる。この13年で本当に幅が広がりました。その話をしながら、後輩を力づけていました。

私がジュンジュンやロメルに出会ったのは、またジュンジュンが小学生、ロメルが幼稚園生くらいの時でした。今や二人はすっかり大きくなったものです(胴回りも)。

それぞれがそれぞれの人生を歩むなかでの交差点としてのマグダレナですが、関わる人たちにとって、なにか得るもののある場所であれば良いなと思った夜でした。

コメント

タイトルとURLをコピーしました