マニラデー。買い物は昨日のうちに片づけてあります。おまけに台風14号の影響で、マニラも朝から晩まで雨。というわけで、結局まる一日、家にこもって作業していました。
Kindleの本を、自分の第二の脳に流し込む
やっていたのは、Kindleの電子書籍をデジタルデータ化する仕組み作りです。どこかの動画で紹介されていたのを見て、Claude Codeにやらせてみようと思い立ちました。
ところが、これをそのままClaudeに頼んでも通りません。「Kindleの制約上できません」と、非常に賢い答えが返ってきます。ここで引き下がるのではなく、頼み方のほうを変えるのは既にグレー領域。暗黒面まであと少し?
動画でも言っていました、自分のまとめのためにはかろうじて可だろうけれど、再配布等はもってのほか!とのこと。Claudeに作業を頼めないので(Codexならできるのかな?)、自動でページを送っていって、その画面をスクリーンショットで撮り、OCRの画像認識ソフトで文字に起こす。この一連の流れをPythonのプログラムとして組む。プログラムを書くのもテストをして不具合を直すのも、もちろん私ではなくて、Claude Codeさんです。
最初はChromeのWebブラウザ上のKindleビューワーで動かしていました。その後、Kindleのデスクトップアプリ版でもちゃんと動くとわかったので、そちらのバージョンを作り直しています。運用はアプリ版でいくつもりです。
セカンドブレインは、まだ持て余している
テキスト化した本は、最終的にObsidianに作ってあるセカンドブレインへ流していきます。
この流れが広まったきっかけは、OpenAIの創設メンバーとして知られるカーパシーさん(Andrej Karpathy)が2026年4月に公開した「LLM Wiki」というメモ術です。生の材料を放り込むと、LLMがwikiのページに整えてくれて、ページ同士が勝手に繋がっていく。ここ数か月でAI取り組み界隈で一気に広まった印象があります。
一応組んではみたものの、自分がそんなにたくさん有効活用しているかというと、あやしいですね。。それでも世の中の流行りがどんな感じなのかを知る意味では悪くないので、実は今も毎日せっせと音声入力で主に情報を追加していっています。人前でブツブツ言っているのは、バカっぽいので、なるべく人のいない場所でやるのがミソです。
面白いのは、普段自分が貯めてきた経験やメモとリンクしてくれるところです。あなたにとってこの本のどこがおすすめか、といった話が出てきますし、なんだか、自分独自の視点で本をまとめたかのような錯覚にも陥って、書評っぽいのの下書きにも使えるかも?なんて思ったりもしています。不思議な山彦を返す妖怪が身近にできたみたいで、この挙動が楽しいので、セカンドブレインの運用はしばらくは続けようと思っています。
5時間ごとにリセットされる、Claudeの使用期限。今日は2度引っかかりました。続きは寝ている間にやってもらいます。

今日のアニラオの生き物:イトヒキアジの幼魚
作業の合間に、アニラオで撮った動画のアップもしていました。今日紹介するのはウマヅラアジ(学名 Scyris indica)の子どもです。最初イトヒキアジ(学名 Alectis ciliaris)と間違えてしまいました(*ノω・*)テヘ
アニラオでもそんなにたくさん見られる魚ではありません。幼魚は浮遊系のダイビングをやっていると出ることがありますが、感覚としては、もう少しサイズの大きいタイプ(こちらの大きくて、銀色なのがイトヒキアジだったみたい)に当たる機会のほうが多い気がします。
今回のは黄色くて、かなり小さい。しかもヒレが長いだけではなく、付け根の部分が少し広がっているタイプです。これはなかなか出るものではないので、出たら気分が上がるお子ちゃんでした。
クラゲに化ける、という生き残り方
どうやらこれ、クラゲに擬態しているらしい。
クラゲには刺胞毒があるので、他の魚は積極的に寄ってきません。もちろんクラゲを食べる生き物もいるので絶対安全というわけではありませんが、それでもクラゲの姿でいたほうが生存確率は上がる。そういう進化を経た結果が、あの長いヒレなんじゃないかということです。
あ、ちなみに触っても刺さりませんが、ヒレはちぎれやすいので、そういうおいたはぜひしないで、優しく見守ってあげてくださいね。
イトヒキアジとウマヅラアジの違い
アニラオにもよく潜りに来られる、浮遊系大好きのタッキーさんにご指摘いただき、イトヒキアジとウマヅラアジという似た別のものがいることがわかり、調べるきっかけとなりました。ありがとうございます。
成魚については、イトヒキもウマヅラもほとんどアニラオでは見ないのですが、両者を見分ける違いは、頭部の輪郭に注目を、ウマヅラアジは眼の上が突出しやや角張った顔つきをしているのに対し、イトヒキアジはより丸みを帯びた輪郭をしてるところ。
幼魚では鰭の伸び方が決め手です。イトヒキアジの幼魚は背鰭と臀鰭だけが糸状に伸びますが、ウマヅラアジの幼魚はそれに加えて腹鰭までもが長く伸びるのが最大の特徴。その観点でこれまでの写真を見てみたところ、大きくなって銀色になっている、イトヒキアジだ!とこれまで思っていたものも、どれもウマヅラアジだった疑惑が。。


イトヒキアジ属でもなくなっていた
どうせ糸みたいにヒレが伸びているアジつながりなので、イトヒキアジの仲間でいいじゃない。とも思っていたのですが、最近はどうやらそう言っていられなくなっていそうなことが発覚。
以前は、イトヒキアジ属はイトヒキアジ Alectis ciliaris、ウマヅラアジ Alectis indica、日本近海にはいない、アレクサンドリア・ポンパノ Alectis alexandrinaの3種でした。「イトヒキアジの仲間」で良かった時代。
ただ、2022年以降、分子系統・形態学的な包括的再検討(Ichthyological Research 誌)により、この体制が大きく変わりました。科学によって引き裂かれる仲良し3人組。。。
現状はイトヒキアジ族にはイトヒキアジだけが残って、他の2種はScyris属(ウマヅラアジ属)として、ウマヅラアジ Scyris indica とアレクサンドリア・ポンパノ Scyris alexandrina。多数決だったらこちらの勝ちですね。
でも、細かいことは抜きにして、イトヒキアジの仲間ちゃんでも構わないと思います。だって、分子構造なんて目で見えないですし。
浮遊系ダイビングは、秋以降にまた
その浮遊系のダイビングですが、今は西風が強いシーズン。しばらくはお預けです。
秋以降、西風が収まってくればまたできるようになります。イトヒキアジの幼魚のような、ふだんの潜りでは会えない相手に当たるのがこの浮遊系ダイブの醍醐味です。チャンスがあったら、ぜひリクエストしてみてくださいね。
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