7月も半ばを迎えた、営業週末のアニラオ。水温30度。中国に近い南シナ海に熱帯低気圧ができたせいで、少し西風が強いですが、ボートがつけられないほどではないです。
関西出身ダイバーさんからのリクエストにお答えして、朝食はサワラの西京焼き。タコさんウィンナーが郷愁を誘います。
いつもダイニング奥に置かれていて、いまいち皆さんの目に止まらなかった、食事メニュー、もう少し目立つ場所に引っ越ししました。
先週サイドマウントの御一行がいらしたのに触発されて、久しぶりにサイドマウント装備で挑むも、右のタンクを固定するバンジーゴムのカラビナが一つ欠落していて、右タンクがつけられない事態がエントリー後発覚。
コンデジをBCDにぶら下げるためのフック(元々がサイドマウントでバンジーが切れて困ったとき用に購入していたのが、困ることがないのでカメラ用に転用していたもの)を使いました。
やっぱり使っていないと器材はだめだなーと思って、修理のことも考えながら潜っていると、別のサイドマウントダイバーが落としたらしきカラビナが落ちていて、ラッキー。以前に比べると、明らかにサイドマウントダイバーが増えているように感じる最近のアニラオです。
拾ったカラビナで無事元通り。
水温高くなっていますが、まだまだ元気なクサイロモウミウシ。愛がなかったので、粘りのない写真になりました。何でもよく撮れるTG6ですが、いい写真にするにはある程度の固執が必要です。
ひまわり畑のブチウミウシさん。
キイロイボウミウシさんとか。
バブルスに久しぶりに行きまして、先日プチ噴火したタアル火山に連動した変化はあるかと思いましたが、特に目立った違いはなく。密着して熱いのは、これまで通り。
泡の吹き出しも、いつもどおりのように見られました。
ツインロックスのオオシャコガイ。初めての人に説明するときには、「ヴィーナスが生まれるやつです」というとわかっていただけます。
しかし、ボッティチェッリの描いたシャコガイ、かなりの大きさですね。ヴィーナスが人間サイズだと仮定すると、幅1.6メートルはありそうで、久しぶりに見て大きくなったという感想を持ったツインロックスのこのシャコガイでも、まだまだ及ばないサイズです。人間がそれほど海を搾取していなかった800年前は、こんなサイズの貝がごくごく普通に見られたのかもしれませんね。
よく見ると白い斑紋が出ていて、水温が高いせいで共生してもらっている褐虫藻が抜けているのかもしれませんね。温かい季節の海はダイバーにとっては潜りやすい環境なのですが、褐虫藻と共生しながら光合成をしているサンゴやシャコガイなどにとっては、栄養失調になりやすい、厳しい季節であります。無事生き延びてほしいですね。
ランチはカニ飯。今回もご好評をいただきました。茶碗蒸しも美味しかった模様。
タイプミスでわさび餅となってしまった、わらび餅。クリームに包まれた黒蜜がまた美味し。昔は夏になるとリアカーで「わーらびーもちー」と売りに来ていたという話を聞きましたが、私のいたエリアでは、人口が少なかったせいか、経験がないです。
水中にカメラを持って入るダイバーさんも増えてきて、本日の禅問答的お名前は、GProブラックのホワイト。客観的にみて白い体に、黒のフォースが渦巻いているのかもしれません。
明日も良い一日でありますように。
次回営業日は、7月24日25日の土日です。みなさんのご予約、お待ちしております。
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